ギフトマナー 贈り物を、もっと喜んでもらうために

風呂敷の包み方と使い方



風呂敷の基本知識


日本では古くから贈り物を包むための道具として
風呂敷が用いられてきました。
風呂敷は、使用しないときは小さくたたんでしまえるため
嵩張らずとても便利です。
袱紗(ふくさ。贈り物の金品などを包む布の事)の代わりにも使用できます。
なお、風呂敷は慶事と弔事などの用途によって包み方や適切な色・柄が異なります。
贈り先様が気持よく受け取れるように、基本的なマナーを踏まえて
使用しましょう。


風呂敷の色も慶弔で使い分ける



【風呂敷のマナー】
結婚式や記念日などの慶事には、赤や朱色などの明るい色を選びましょう。
お葬式や法事などの弔事には、黒やグレーなどの暗色にします。
紫は格調高い色とされ、慶弔両方に使えて便利です。
基本的には、ふくさの色の使い分けと同じです。ふくさが無い場合など、風呂敷で代用する
ことも可能です。もともとふくさは、貴重品や贈り物の上に掛けられていた風呂敷が由来だからです。






贈り物の渡し方(訪問して渡す)


【基本の知識】
実際に先方様のお宅で贈り物を渡すときには、どうしたら良いのでしょうか。
持参するときは、風呂敷に包むか紙袋に入れます。両方使う二重包装も可能です。
風呂敷から取り出すときは、けして急ぐ必要はありません。目の前で、ひとつひとつ
きれいな所作をこころがけましょう。先様に丁寧な印象を持っていただけば、より一層
気持ちが伝わるでしょう。
【訪問時の注意】
 贈り物を持参するときには、まず先方様の都合を確認しましょう。
基本的に、お昼どきは避けます。食事の手配など、先様に余計なご心配をかけてはいけません。また、日没以降の訪問も好ましくありません。理由があってどうしても夜間になってしまうときには、玄関先だけで失礼しましょう。




贈り物の送り方


【基本の知識】
ご贈答品の本来の意味は、直接お会いして、御礼とともに差し上げるべきものです。
しかしそれではかえって先様に気を遣わせてしまいます。買ったお店から直接、あるいは宅急便などを利用しての宅配もよいでしょう。
最近では店に出向くことなく、インターネットで注文してそのまま宅送する場合も多くなっています。お中元やお歳暮など、大量なときには便利です。

【お店から送るとき】
 豊富な品目の中から自由にお品を選んで、先様に送れるのが魅力です。
送付先の住所・氏名・電話番号などを伝え、TPOに合った掛け紙と表書きを指定します。
のし掛けも、内のしか外のしで意味がちがいますので、選べる場合は留意しましょう。


【送付するまえのお手紙】
お品が届く前に、一筆お手紙をさしあげましょう。
簡単な文面でかまいませんが、いつごろの到着予定で何を送ったのかお知らせします。
万一の荷着トラブルにも安心です。
間に合わない場合には、添え状として同封してもかまいません。



【自宅から発送するとき】
 先様が遠方などの場合には、宅配便を利用しても失礼にはあたりません。
ただし、上記の添え状は必ず書きましょう。お品だけがぽつんと届くことは避けましょう。


【宅配便のサービス】
 ・時間指定
 指定した日に確実にお届けできます。最大二週間程度まで先送りできて、その間の保管もお願いできます。記念日など、あらかじめ手配できる場合は便利です。
先方様の都合がわかるなら、時間指定をかけるのが良いでしょう。
再配達などのお手間をとらせる不安が減りますね。


・クール便
生ものなどを贈る場合は必須です。先様のお住まいの地域との温度差も気を付けましょう。
時間指定と併用するとなお良いでしょう。


・荷着問い合わせ
配送中の万一の事故にそなえ、荷物の追跡サービスがあります。お控えに記載の番号で、いまどこに荷があるか、ほぼリアルタイムでわかります。インターネットや電話で確認できて、便利です。急ぐ場合は、先方様にこの番号をお知らせするのも良いでしょう。

【結婚祝い】
 お祝いのお品を贈るときには、新生活に必要な、実用的な物を贈ると良いでしょう。
あまり自分の好みを優先させず、無難な物が好まれます。先様のセンスに合わない奇抜な物はもちろん、ほかの方の贈り
物とだぶらないよう留意するなど、気遣いが大切です。
はっきりと欲しい物のリクエストがあったら、もちろんそれにします。


【結婚祝いのお返し】
 内祝とも言います。現金でもお品物でも、頂いたものの半額程度をお返しするのが目安です。現金の場合は良いのですが、
お品をくださった方には要注意。頂いた物と同じような物を選んではいけません。そのためには、「どなたから・なにを」
頂いたのか、リストを作って整理しておくと良いでしょう。


【引き出物】
 披露宴に参列してくださった方々に、おみやげとしてお渡しするのが本義です。
そのため、頂いたお祝い金やお品の多寡にかかわらず、すべての方に同じ物を差し上げます。記念品のほか、引き菓子と
言って日持ちのするお菓子がよく選ばれますね。


【内祝】
 披露宴には招待しなかった方から、お祝いが届くこともあります。
お返しに差し上げるのが内祝です。正式には両人で訪問し、婚姻の報告がてら直接手渡しします。
しかし、遠方などの理由ですぐにはお伺いできないときは、郵送でも良いでしょう。種類が豊富なネットショップが便利
ですね。ただし、その場合でも御礼のお言葉は同封しましょう。正式な挨拶状でなくとも、簡単なメッセージカードでも
かまいません。


【こんなときは?】

 ・連名で頂いたときには?
それぞれの方に内祝を差し上げるのが正式です。
しかし、職場一同などの多人数だったり「お返しは結構です」などと書かれていた場合は簡単な引菓子でかまいません。
ただし、のしを付けること、中身が個包装であることは忘れずに。ハンカチなどの実用品を人数分でも良いでしょう。

 ・欠席した方から頂いたら?
お招きしましたが、あいにくと欠席された参列者からお祝いをいただくこともあります。そんな場合は、お式で渡す筈だった
引き出物を送ります。もちろんお礼状を添えます。体調などが欠席の理由だった場合は、それを慮る言葉も忘れずに。


【出産祝い】
 友人・知人や親類などのお宅で出産があったときに贈ります。
新生児が健やかに育ち、産婦が肥立ちよくあるよう、願いをこめます。まずは性別を訊き、紙おむつやベビー服などの必需品
を選びます。母親個人と親しければ、パーソナルギフトでも良いでしょう。
 新生児のためには、出産後に贈るのが一般的です。妊娠を知ったときは、特にお品を送る必要はありません。無事、産まれ
るまで待ちましょう。


【出産の内祝】
 出産のお祝いを頂いたら、生後一ケ月程度を目安に「内祝」をお返しします。このころ、赤ちゃんのお宮参りがあります。
内祝とは、自分たちに起きた慶事を自分たちで祝うことを指します。「当家でこんなめでたい事がありました」と、みなさん
に報告するのが本来の意味です。古式では、出産を知らせた方すべてに内祝を送っていますが、昨今では出産祝いを頂いた方
だけで良いでしょう。
 内祝のお品は、頂いたお祝いの半額ていどが目安ですが、一律なお返しでも構いません。のし紙の書き方は、水引の上半分
に「内祝」とし、下半分には赤ちゃんの名前を入れます。形式的には新生児からの返礼である、という意味です。
 地方によっては、両親の名前を記した短冊をもちいる処もあります。周囲の慣習にしたがいましょう。



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