栄養豊富なスギナを食べる!実食した際の味や安全な食べ方を紹介
スギナって食べられるの?こんな疑問をお持ちの方も多いでしょう。スギナは春の野草です。お茶にして飲むのは一般的ですが、食べられる野草であることはあまり知られていません。
この記事では栄養豊富なスギナを安全に食べる方法を解説します。実際に食べてみた際の調理方法や、味も紹介するので参考にしてみてください。スギナを食べれば栄養を余すことなく摂取できるので、身体の内側からきれいになりますよ。
栄養豊富なスギナは飲むより食べる!
スギナは飲むだけでなく、食べるのもおすすめです。豊富な栄養素を逃さずに摂取できます。ここでは以下の観点からスギナを食べるのがおすすめな理由を解説します。
- スギナはお茶にして飲むのが一般的
- 近年スギナの高い栄養に注目が集中
- スギナを食べれば栄養を逃さず摂取
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スギナはお茶にして飲むのが一般的
スギナは古くから薬草として利用されており、お茶にして飲むのが一般的です。日本だけでなく中国やヨーロッパでも、スギナを煮だしたものが健康のために飲まれてきました。
スギナ茶は利尿作用があり、体内の老廃物を排出する効果があります。さまざまな効能がありながらカフェインを含んでいないため、健康志向の高い人々の間で人気があります。
しかし、お茶として飲む際には、その栄養素の一部が失われることもあります。
スギナ茶の効能や淹れ方は以下の記事を参考にしてみてください。
近年スギナの高い栄養に注目が集中
近年、スギナの豊富な栄養素に注目が集まっています。ビタミンCやビタミンE、カルシウム、カリウム、マグネシウムなど、健康維持に欠かせない成分が多く含まれているからです。
また、抗酸化作用や抗炎症作用を持つ成分も含まれており、美容や健康に良い影響があるとされています。
更年期の女性にうれしいスギナの健康効果は以下の記事で解説しています。
スギナを食べれば栄養を逃さず摂取
スギナを食べれば、豊富な栄養素を逃さずに摂取できます。お茶にするだけでは抽出できない栄養素を、丸ごと摂取できるからです。
スギナを食事に取り入れれば、身体にうれしい栄養素を効率的に摂取でき、健康維持に役立ちます。特に、ビタミンやミネラルをしっかりと摂りたい方には、スギナを食べることがおすすめです。
スギナを生で食べるのはNG!安全な食べ方
高い健康効果が期待できるスギナですが、食べ方には注意が必要です。スギナには身体に害のある成分が微量に入っているため、安全に食べるためにはいくつかの注意点があります。
特に火を通さずに生で食べるのは控えてください。スギナを安全に食べるための具体的な食べ方は以下の通りです。
- しっかりと茹でてアク抜きをする
- 大量に食べ過ぎないようにする
- 身体の弱い人は食べないようにする
それぞれ解説します。
必ずしっかりとアク抜きをする
スギナはアクの強い野草で、微量の有害成分が含まれています。そのため生で食べることは避けるべきです。食べる前には必ずアク抜きをしましょう。
おすすめのアクの抜き方は、スギナを水に浸してから茹でる方法です。有害成分を除去することができます。茹でた後は冷水にさらしてしっかりと水切りを行いましょう。しっかりとアク抜きをすれば、安全にスギナを食べられます。
大量に食べ過ぎないようにする
スギナを大量に食べるのは控えてください。アク抜きをしても有害な成分が微量に残ります。少量を食べるのであれば問題ありません。しかし大量に長期間食べ続けると、健康に悪影響が出る可能性があります。
スギナは栄養豊富な野草なので、少量で十分に栄養を摂取できます。健康に良いからと食べ過ぎると、逆効果なので注意してください。
身体の弱い人は食べないようにする
身体の弱い人はスギナを食べるのは控えたほうがよいでしょう。微量に含まれる有害な成分が、過剰に影響する人もいるからです。特に以下の人がスギナを食べるのはおすすめできません。
- 妊娠している人
- 成人前の子ども
- 腎臓が悪い人
- 肝臓が悪い人
- つくしアレルギーのある人
スギナを食べるのに不安を感じる人は、食べる前に医師に相談してみるのがおすすめです。
スギナの危険性や安全に楽しむ方法を詳しく知りたい方は、以下の記事を参考にしてみてください。
実際にスギナを食べてみた!気になる味を報告
ここではスギナを実際に食べてみた調理法と、気になる味を報告します。
- スギナを炒め物にしてみる
- スギナをおひたしにしてみる
- スギナを天ぷらにしてみる
- スギナを卵とじにしてみる
- スギナをふりかけにしてみる
それぞれ見ていきましょう。
スギナを炒め物にしてみる
スギナを醤油とみりんで炒めてみました。
材料
- アク抜きしたスギナ:ひと掴み
- 醤油:大さじ1
- みりん:大さじ1
- かつお節:ひと摘み
- サラダ油:大さじ1
作り方と感想
フライパンに油を敷いて、スギナを炒めます。
火が通ったら調味料をすべて投入。
味が全体に回ったタイミングでお皿によそい、かつお節をひと摘み振りかけたら完成です。
スギナにはしっかりとした歯ごたえがあり、醤油の塩辛さとみりんの柔らかい甘味が良い感じでした。
スギナをおひたしにしてみる
スギナをサッパリとおひたしにしてみました。
材料
- アク抜きしたスギナ:ひと掴み
- めんつゆ:大さじ1
- しょうゆ:少々
- かつお節:ひと摘み
- 水:スギナが浸かるくらい
作り方と感想
スギナをサッとゆでて、流水で粗熱を取ります。
全体にめんつゆを振り、一口大にして余分な水気を落としたら完成です。
食べる直前に醤油で香りづけをしていただきます。
食べた印象はやや硬めの食感です。スギナの味は主張が少ないので、調味料ベースの味がします。
めんつゆで味のベースを作って、醤油で調整するのがコツです。
スギナを天ぷらにしてみる
スギナの硬めの食感が気になる場合は天ぷらがおすすめです。
材料
- アク抜きしたスギナ:適量
- サラダ油:小さなフライパンに3cm程度
- 小麦粉:1カップ(100~110g)
- 溶き卵:1/2個分
- 衣用の水:1カップ(200ml)
作り方と感想
まずはサラダ油をフライパンに3cm程度入れて熱します。
油を熱している間に小麦粉、溶き卵、水を混ぜ合わせて、衣を作ります。
ダマがある程度なくなるまで混ぜるのがポイントです。
油と衣が準備できたら、スギナに衣をつけて揚げていきます。
油の熱し加減は衣を数滴たらして、フライパンの底まで沈んだ瞬間に、すぐ上がってくる状態です。
温度が低すぎると衣がべちゃっとしますし、高すぎるとコゲるので注意しましょう。
衣がきつね色になり、音が乾いた音に変わったら完成です。
油をしっかり切ってお皿に盛り付けます。
お好みで塩やめんつゆで召し上がりください。
サクサクとした食感で、美味しくいただけますよ。
スギナを卵とじにしてみる
スギナを食卓のメインのおかずにしたいなら、卵とじがおすすめです。
材料
- アク抜きしたスギナ:適量
- 溶き卵:2個分
- サラダ油:大さじ1
- 塩コショウ:少々
作り方と感想
フライパンにサラダ油を敷いて、スギナを強火でサッと炒めます。
塩コショウを振った溶き卵を入れ、混ぜ合わせてください。
スギナと卵がからんで、お好みの硬さになったら完成です。
卵が主体なので、ごはんのお供にバッチリです。
食べる直前にお好みで醤油やケチャップ、ソースなどを加えると、ごはんが進みますよ。
スギナをふりかけにしてみる
毎日スギナを食べる習慣をつけるなら、ふりかけにすると良いでしょう。
材料
- アク抜きしたスギナ:ひと掴み
- 炒りごま:適量
- 塩:適量
- 顆粒だし:ひと摘み
作り方と感想
アク抜きしたスギナを2日から3日程度、天日干しして乾燥させます。
乾燥したスギナをフライパンでカラカラになるまで炒ってください。
色が変わってきたら、水分が抜けた合図です。
炒ったスギナをミキサーに入れ細かく粉砕します。
塩やごま、顆粒だしをお好みで混ぜたら完成です。
素朴な風味で、飽きの来ない味です。
スギナ茶の香りが気になる人でも、ふりかけなら美味しく食べられますよ。
スギナは国産の乾燥スギナがおすすめ
スギナを食べるのであれば、国産の乾燥スギナがおすすめです。野生のスギナは土壌の重金属や車の排気ガス、付近の田畑の農薬の影響を受けている可能性があります。ですが品質感を徹底した国産の乾燥スギナであれば、安心して召し上がれます。
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