本物のはちみつの選び方とおすすめ|花の種類による違いも徹底解説

はちみつを買いたいけれどどれが良いのか分からない、偽物のはちみつを買ってしまわないか心配、と悩んでいる方は多いのではないでしょうか。
はちみつは天然の甘味料であると同時に、ビタミンや酵素を含む栄養豊富な食品です。しかし、市場には多種多様なはちみつが並んでおり、加工処理によって栄養価が損なわれているものも少なくありません。
この記事では、信頼できる「本物のはちみつ」を選ぶための4つのポイントを紹介します。花の種類ごとの風味や特徴、用途に合った選び方まで詳しく解説しますので、自分にぴったりのはちみつを見つけたい方は、ぜひ最後までご覧ください。
本物のはちみつの選び方4選
市場には多くのはちみつが出回っていますが、中にははちみつ以外の成分が多く含まれているものや、加工がされているものもあります。健康のためにはちみつを選ぶためには、いくつかの重要なポイントを押さえることが大切です。
ここでは、質の高い本物のはちみつを見分けるための4つの選び方をご紹介します。
- 無添加はちみつを選ぶ
- 非加熱はちみつを選ぶ
- 国産も輸入も検査済みのはちみつを選ぶ
- 好みに合った花の種類を選ぶ
それぞれ詳しく見ていきましょう。
無添加はちみつを選ぶ

はちみつを選ぶ際に大切なのが、無添加の「純粋はちみつ」を選ぶことです。
市場には、コストを抑えるために水あめや砂糖などを加えた「加糖はちみつ」や、風味や色を取り除いた「精製はちみつ」が流通しています。これらは、はちみつ本来の栄養や風味を損なうだけでなく、余分な糖分の摂取にも繋がります。
商品を選ぶ際は、以下の2点を確認しましょう。
- 品名の欄に「純粋はちみつ」「純蜂蜜」と書かれている
- 原材料名の欄に「はちみつ」以外の記載がない
これらを確認すれば、添加物の有無を簡単に見分けられます。
非加熱はちみつを選ぶ

はちみつ本来の栄養素を摂るためには、加熱処理がされていない「非加熱」や「生はちみつ」、「RAW HONEY」と明記された商品を選ぶのがおすすめです。
はちみつにはビタミンやミネラルに加え、100種類以上もの酵素が含まれており、その多くは熱に弱いという特性をもちます。特に酵素は、60℃以上の温度で加熱されるとその働きが失われ始めます。
しかし、はちみつの生産現場では、糖度を調整したり瓶詰め作業を効率化したりする目的で、高温による加熱処理が行われるのが一般的です。そのため、市場に並ぶ多くのはちみつは、本来の栄養価が損なわれている可能性があります。
よって、本物のはちみつを求めるのであれば、非加熱と明記した製品を選ぶのが大切だといえるでしょう。
国産も輸出も検査済みのはちみつを選ぶ

安心して口にするためには、はちみつの安全性が確認されているかを確認しましょう。
はちみつは、ミツバチが集めた蜜からできるため、産地に関わらずさまざまな農薬や抗生物質などの危険因子が含まれる可能性があります。具体的には、次の点を確認するのが大切です。
国産はちみつの場合:
- ミツバチの病気治療に使われる抗生物質の残留がないか
- 周辺農地からの農薬の残留がないか
- 放射性セシウムの検査結果(国内基準は100Bq/kg)を確認し、メーカー独自の基準があるか
海外産はちみつの場合:
- USDAオーガニックやエコサートなどのオーガニック認証マークがあるか
- マヌカハニーでは、MGOやUMFなどの品質指標があるか
これらの確認は、厳しい審査を通過した証拠となり、信頼できる指標となります。過去には輸入はちみつで基準値を超える抗生物質が検出された事例もあります。適切な検査が行われているかどうかは、安心してはちみつを食べる際には非常に重要だといえるでしょう。
よって、商品選びの際には必ずこれらの安全性確認を確認するのをおすすめします。
参照:厚生労働省 中国産ハチミツに対する輸入検査の強化について
厚生労働省 輸入食品に対する検査命令の実施について(中国産はちみつ)
好みに合った花の種類を選ぶ

上のチャートを参考に、ご自身の好みや使いたい用途に合わせて、蜜源となる「花の種類」を選ぶのもおすすめです。ミツバチがどの花から蜜を集めてきたかによって、色・味・香りはもちろん、含まれる栄養素までが全く異なってくるからです。
ここでは、味の特長別にはちみつの種類とそれぞれの特徴をご紹介します。
食べやすい定番のはちみつ:クセが少なく、毎日の食事に取り入れやすい味わいです。
- アカシア:すっきりとした上品な甘さで、結晶化しにくく扱いやすい
- レンゲ:まろやかでクセのない甘さ、日本人に親しまれている味
- クローバー:ほのかな花の香りとやさしい甘みで使いやすい
- みかん:柑橘系の爽やかな香りとさっぱりした甘さが特徴
- 菩提樹(リンデン):清涼感のある香りとしっかりとした甘みが特徴
- 百花蜜(ひゃっかみつ):複数の花の蜜が混ざり、味に奥行きとまろやかさがある
コクが深く濃厚なはちみつ:味に個性があり、健康目的や料理のアクセントにもおすすめです。
- 栗:濃厚で少し渋みのある甘さ、香りも力強い
- そば:黒糖のような深いコクと香ばしさ、鉄分が豊富
- マヌカ:スパイシーで薬草のような香り、抗菌作用で注目される
- ラベンダー:華やかな香りと濃厚な甘さ、リラックス効果も期待
- ニーム:ハーブのような苦味とコクがあり、栄養価が非常に高い
ぜひ様々な種類のはちみつを試して、あなただけのお気に入りを見つけてみてください。

かわしま屋の「花々の蜂蜜」は、はちみつ本来の栄養がそのまま摂れる、貴重な生はちみつです。
愛媛・佐田岬半島の豊かな自然の中で育ったミツバチが集めた、加熱や加工を一切していない天然の蜂蜜。採れる時期によって風味や色合いが異なるのも、自然の恵みならではの魅力です。
ぜひ一度、このやさしい甘さと豊かな味わいを体験してみてください。
参考:はちみつのミネラル類の含有量について 箱山年子(1993)
ハチミツの科学 越後多嘉志(1993)
かわしま屋厳選のおすすめはちみつ
はちみつを選ぶ際のポイントを知ったものの、実際にどのような商品を選べば良いのか迷う方も多いでしょう。
ここでは、品質と安全性にこだわって厳選した、かわしま屋のおすすめのはちみつを3つをご紹介します。
- 非加熱・国産の純はちみつ
- 高純度の生マヌカハニー
- 希少で栄養価の高いニームはちみつ
どれも本物のはちみつの条件を満たした、自信を持っておすすめできる商品です。それぞれの特徴を詳しく見ていきましょう。
非加熱・国産の純はちみつ

「まずは安心できる定番のはちみつから試したい」という方におすすめしたいのが、国産百花はちみつです。岐阜県の豊かな自然で採れた安心のはちみつで、以下の特長があります。
- 非加熱で無加工
- 無添加の純粋はちみつ
- 抗生物質などの検査を徹底
- 百花蜜でクセがない
水あめなどを一切加えない100%純粋な品質で、熱に弱い酵素やビタミンを壊さないよう45℃以下の低温でていねいに瓶詰めした「生はちみつ」です。抗生物質不使用で放射能検査もクリアしており品質管理も徹底しています。
様々な花の蜜が混ざり合った「百花蜜」ならではの、クセが少なくコクのあるまろやかな味わいは、トーストやヨーグルトなど何にでも合わせやすい万能選手です。
日本人が作った高純度の生マヌカハニー

「日々の健康維持をサポートしたい」という方におすすめなのが、高純度のマヌカハニーです。日本人が作ったこだわりのマヌカハニーには以下の特長があります。
- 非加熱で無加工
- 無添加の純粋はちみつ
- MGO含有量や残留農薬の検査を徹底
- 高純度でマヌカ本来の味と栄養を楽しめる
ニュージーランドに自生する「マヌカ」の花から採れる希少なはちみつです。日本人養蜂家が品質を徹底管理しており、MGO含有量や残留農薬の検査もクリアした信頼性の高い製品です。100%はちみつのみの純正な品質で、マヌカ特有の有用成分MGOを損なわないよう一切加熱しない「生はちみつ」にこだわりました。ハーブのような独特の香りと濃厚でスパイシーな味わい、そしてクリーミーな食感が魅力です。
毎日の健康習慣として、スプーン一杯をそのままお召し上がりください。
希少で栄養価の高いニームはちみつ

「他では味わえない栄養価の高いはちみつを探している」という健康志向の方におすすめなはちみつです。
- 非加熱で無加工
- 無添加の純粋はちみつ
- 「USDAオーガニック認証」を取得
- 希少なニームで独特のうまみを楽しめる
インドで「奇跡の木」と呼ばれるハーブ「ニーム」の花から採れる非常に希少なはちみつです。農薬や化学肥料を使わないなど、厳しい基準をクリアした「USDAオーガニック認証」を取得しています。添加物も不使用で、ニームならではの豊富な栄養をそのままにするため、非加熱の「生はちみつ」にもこだわりました。
深いコクとハーブのような香り、後味にほのかな苦みが感じられるスパイシーで個性的な味わいがクセになります。