美肌を目指せるどくだみ茶の効能|肌荒れの根本原因にアプローチ
肌の赤みやニキビ、カサつき、ヒリヒリ感など肌荒れに悩む人は少なくありません。成分たっぷりの化粧水やパックで一時的にはケアできても、同じ悩みを繰り返すケースが多くみられます。
肌の悩みが繰り返される場合、表面的なケアだけでなく内側から根本原因にアプローチすることが大切です。この記事では、その1つの手段としてどくだみ茶をご紹介します。肌荒れの場所別の原因、どくだみ茶が良い理由を詳しく解説するので、ぜひ参考にしてください。
肌荒れの共通原因はターンオーバーの乱れ
肌のターンオーバーの日数は20代では平均28日ですが、30~40代では45日程度です。また、加齢以外でも次のような原因で周期に乱れが生じます。
- 睡眠不足
- ストレス
- 栄養不足(過度なダイエット)
- 便秘による有害物質の発生
- 紫外線によるダメージ
- 花粉やPM2.5などの外部刺激
紫外線や花粉などの外的要因もありますが、体の内側で起きている問題がターンオーバーの乱れを引き起こし、肌荒れとなって現れることが少なくありません。
ニキビ・肌荒れの場所別に原因を知る
肌荒れの原因には乾燥やシャンプー・化粧品の洗い残しなどもありますが、体の内側の不調が原因の場合は、栄養摂取や生活習慣の見直しで対処することが重要です。対策を考えるために、ニキビや肌荒れの場所別で根本原因を確認しましょう。
おでこ・鼻はホルモンバランスの乱れ
おでこや鼻はホルモンバランスの影響を受けやすい場所です。思春期におでこにニキビができやすいのも、ホルモンバランスが変化することが理由といえます。
ホルモンバランスは過剰なダイエット、不眠、ストレスなどで変化します。体が危機的な状況にあると判断した脳が、生命維持を優先するためにホルモンバランスを乱すからです。これが肌荒れや生理周期の乱れにつながります。
眉間・頬は胃腸・肝臓の疲れや便秘
胃腸や肝臓の疲れや不調、便秘のときは、眉間や頬にニキビや肌荒れが起きやすくなります。体内の有害物質が上手に分解、排出されにくくなることが理由です。
有害物質は血液で全身に運ばれ、汗や皮脂とともに排出されます。その残留物が肌の刺激になったりターンオーバーを乱したりすることで、肌荒れになるというメカニズムです。
口周りは胃腸の疲れ・ホルモンバランスの乱れ・便秘
疲労やストレスで胃腸・ホルモンバランスの調子が悪くなると、口周りに肌荒れやニキビが生じやすくなります。また、冷え性によってホルモンバランスが崩れたときに荒れやすいのも口周りです。
また、便秘によって腸内で発生した有害物質が口周りに悪影響をもたらすこともあります。
どくだみ茶が肌の悩みにアプローチできる理由
どくだみ茶には次のような成分が含まれています。
成分 | 肌に関連する効能 |
マグネシウム | 細胞格の形態維持に関与。排便を促す。 |
鉄分 | 酸素・二酸化炭素を運搬するヘモグロビンの構成成分。筋肉・細胞の構成要素としても重要。 |
亜鉛 | 皮膚・粘膜・肝臓の再生に関与。 |
マンガン | 皮膚代謝などの酵素反応に関与。 |
ビタミンB2 | ほとんどの栄養素の代謝に関わる。発育促進に重要で、皮膚・髪・爪の再生にも関与。 |
ナイアシン | 酸化還元酵素の補酵素の構成成分として重要。糖質・脂質・たんぱく質の代謝に関与。 不足すると皮膚炎。 |
パントテン酸 | ホルモン・抗体の産出に関与。不足すると皮膚炎。 |
クエルシトリン | 強心作用・利尿作用・抗菌作用・抗ウイルス作用。 |
コリン | ビタミンを助けるはたらき。 |
ルチン | 毛細血管強化作用。 |
ケルセチン | 肝臓の酸化ストレスを軽減。 |
ターンオーバーの正常化をサポート
どくだみ茶に含まれる亜鉛、マンガン、ビタミンB2が肌の再生・代謝をサポートします。また、ルチンによる毛細血管強化作用、ヘモグロビンの構成成分の鉄分が血のめぐりをサポートするため、肌のターンオーバーが正常化しやすくなるのもメリットです。
さらに、不足すると皮膚炎が生じやすくなるナイアシンやホルモンの産出に関与するパントテン酸もどくだみ茶で摂取できます。
便通改善・利尿作用でデトックス
どくだみ茶に含まれるマグネシウムには腸を刺激して排便を促す効果があります。多すぎると下痢になるリスクもありますが、どくだみ茶1杯程度であれば穏やかな刺激なので、便通改善を期待できるでしょう。
また、ポリフェノールの一種であるクエルシトリンには利尿作用があるためデトックス向きです。体のなかの有害物質・毒素を排出することは、美肌を目指す人にとって重要なポイントといえます。
肝臓の負担を軽減
肝臓は体内の有害物質の解毒や栄養成分を吸収するための分解・合成をおこなっています。美肌にも重要なはたらきを担っているので、肝臓をサポートする亜鉛・マグネシウム・ビタミンB2・ケルセチンが含まれるどくだみ茶はおすすめです。
その他の成分、副作用も含めて詳しく知りたい方はこちらの記事をご覧ください。
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どくだみ茶がNGな人・タイミング
どくだみ茶には美肌に有用な成分が多く含まれていますが、状況によっては摂取NGのケースもあるため注意が必要です。次に解説する条件やタイミングと合致する人は摂取を避けましょう。
腎機能が低下している人
どくだみ茶にはカリウムが含まれています。腎機能が低下している場合は不要なカリウムの排泄がうまくできなくなるため、高カリウム血症のリスクに注意が必要です。
また、脱水症状があるときも排泄しづらくなります。どくだみ茶には利尿作用もあることから、水分補給には不向きです。
日光を浴びる日
稀にどくだみ茶で肌荒れが悪化するケースがあります。これは、どくだみに含まれるフェオフォルバイドaという成分が、光過敏症の要因となり得るからです。
どくだみ茶を飲んでから日光を浴びると、光化学反応によって皮膚炎になる可能性があるため、飲むタイミングには注意しましょう。なお、フェオフォルバイドaは、どくだみだけでなくクロレラやアワビ、巻貝にも含まれています。これらを摂取した後で肌荒れになった経験がある人は医師に相談しましょう。
妊娠初期の人
どくだみ茶はノンカフェインですが子宮収縮作用があるため、妊娠初期にはおすすめできません。妊娠中の肌荒れ・便秘が気になるときは、麦茶・ルイボスティー・ごぼう茶などをおすすめします。
血栓を防ぐ薬を飲んでいる人
どくだみ茶に含まれるビタミンKは、ワルファリンなど血栓を防ぐ薬との併用がNGです。ビタミンKには血液凝固促進作用があり、ケガをしたときの止血には重要ですが、血栓を防ぐ薬とは相性が良くありません。
ビタミンKを多く含む食品の代表例は納豆です。医師・薬剤師から納豆などの摂取を控えるよう注意されている場合は、どくだみ茶の摂取を控えましょう。
どくだみ化粧水との効果の違い
どくだみは化粧水の原料としても用いられる薬草です。体内から摂取するのと皮膚への塗布で期待できる効果には違いがあります。
最も大きな違いは、強い抗菌活性のあるデカノイルアセトアルデヒドの作用です。黄色ブドウ球菌をはじめとしたニキビの要因となる菌の繁殖を抑えたいときは、どくだみを化粧水として取り入れることをおすすめします。
どくだみ化粧水についての詳細や作り方を知りたい方は、次の記事をご覧ください。
どくだみ茶と美肌に関するQ&A
- どくだみ茶はどれくらいの量を飲んだら良いですか?
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薬ではないため用法容量はありません。ただし、利尿作用や便通を促す効果があるため、頻尿や下痢を防ぐことを配慮すると、1日あたり湯呑で1~3杯をおすすめします。少ない量からはじめて体との相性を観察してみましょう。
- どくだみ茶を飲んではいけない人はいますか?
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腎機能が低下している方は高カリウム血症のリスクがあるため摂取を避けましょう。血栓を防ぐ薬を服用している方、妊娠初期の方もNGです。
- どくだみ茶を飲むタイミングはいつが良いですか?
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基本的にはいつでも構いません。ただし、日光を浴びると悪影響が出る恐れがあるため、屋外で活動することが多い方は日常的に摂取するのを控えるのが無難です。
- どくだみ茶の味・臭いが苦手なのですが、飲みやすくする方法はありますか?
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ほうじ茶や玄米茶など香りのよいお茶とブレンドすると飲みやすくなります。
- 効果を感じるまでにかかる期間はありますか?
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医薬品ではないため明確な基準はありませんが、一般的に飲食料の成分による実感を得るには3カ月程度の継続が必要といわれています。これは、細胞の多くが3カ月で代謝されるためです。
繰り返す肌の悩みには内側から対策を
どくだみ茶には肌の再生・代謝、肝臓をサポートする成分やデトックスに有用な成分が含まれています。美肌を目指すなら1日1~3杯を目安に、3カ月程度継続してみましょう。
ただし、腎機能に不安がある方、妊娠の可能性がある方は医師に相談の上、摂取を検討してください。また、日光を浴びる前に飲むのも避けるのが無難です。
問題なく飲める場合は、どくだみ茶で美肌を目指してみましょう。肌悩みの場所を問わず体の内側からアプローチできます。