7.手回し式焙煎機を使ったコーヒー自家焙煎に挑戦!【自家焙煎のススメ.7】
手回し式焙煎機でコーヒーの自家焙煎に挑戦
「自家焙煎のススメ」、今回は「手回し式焙煎機」を使ったコーヒー焙煎のしかたをご紹介したいと思います。
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手回し式焙煎機とは…
コーヒーを自家焙煎する際に、手網の次に手軽なのがこの手回し式です。
筒状のケースにコーヒー生豆を入れて、
コンロの火にかざしながら手回しで筒を動かして満遍なく焙煎します。
値段は4万円~くらいしますが、手網よりも格段に焙煎しやすくなります。
今回使用したのは、かわしま屋でも販売している手回し式焙煎機「ユニオン サンプルロースター」です。
では実際に手回し式焙煎機を使って焙煎してみましょう!
【用意するもの】
1.焙煎を始める
ドラムに生豆を450g入れます。コンロの火は常に中火にし、一定に保ちます。回転速度は1分間に30~40回転が理想です。
2.水分を抜く。全体が黄色くなったら水抜きOK。
5~6分かけて水分を抜いていきます。生豆が全体的に黄色くなったら水抜きができたとみて良いでしょう。
3.水抜き後、全体的に焼き始める
約7~8分で全体的に薄い茶色になり、だんだん色が濃くなっていきます。
4.10~12分で1ハゼが理想。
1ハゼは、10~12分頃に始まるのが理想的です。1ハゼが始まったら、シワを伸ばす感じで多少ゆっくりと回します。
5. 2ハゼが始まるまでじっくり焙煎する。
このあたりから時間の経過と共に、酸味が消え、苦みが増えていきます。14~15分頃、ピチピチと小さな音が聞こえてきたら2ハゼの始まりです。お好みのロースト度合で焙煎を終了しましょう。
6.速やかに冷却用のアミに移す。
ラムを持ち上げ、投入口から豆を冷却アミに移します。焙煎後のドラムはかなり熱くなりますので、火傷に十分、ご注意して下さい。
7.手早く冷却する。
焙煎した豆はすぐザル等に移し、ドライヤーの冷風等を使って冷やしていきます。残ったチャフも一緒に飛ばしましょう。焙煎後、熱いままで放置するとどんどん焙煎が進み、苦みが増していくので注意しましょう。
【手回し式焙煎機を使っての焙煎 注意点】
冷暖房機による温度変化や、周囲からの風による火力のブレに気を付けましょう。
万が一着火した場合備えて、すぐに水をかけられるように近くに水を用意しておきましょう。
フレンチロースト以上の焙煎では、豆自体が200℃以上の高温になっていますので発火する恐れがあります。
焙煎したてのコーヒー豆はガスを含んでいるため、あっさりした味わいに抽出されることもあります。
(ガスを抜くため、2日間ほどはフタを開けてコーヒー豆を保存しましょう。)
焙煎したてよりも、2日くらい置いてからの方がより味わい深いコーヒーに仕上がります。
手回し式焙煎機の感想
手回し式焙煎機は、手網焙煎機での焙煎よりはるかに楽でした!
コンロに設置して豆を入れて、ハンドルをくるくる回すだけでコーヒー豆ができあがるなんて…!
今回はハゼの音や豆の煎り具合も余裕を持って観察できました。
失敗する確率も手網焙煎機よりぐっと低く、さらに手軽に本格的な焙煎ができました!
少しお値段は張りますが、労力をかけずに焙煎にチャレンジしたいという方におススメです。
・少々コストはかかるけれども、楽に焙煎できる
・ハゼの音や煎り具合がわかりやすい
・ハンドルを回すだけなので簡単かつ安全
・チャフもドラム内に溜まるのでお掃除が楽
ややお値段は張りますが、手軽に本格的な焙煎にチャレンジできる手回し式焙煎機。
自家焙煎を始めてみたいという方、まずは手回し式焙煎機からチャレンジしてみてはいかがでしょうか?
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