自由研究 第2弾『豆腐づくり』
自由研究 第2弾『豆腐づくり』に挑戦
こんにちは。スタッフの川口です。
東京は8月に入ってから梅雨のような天気がつづき、夏空が恋しい毎日です。
夏休みもいよいよ後半戦!
小学生の姪っ子は、早々に宿題をすべて終わらせ、休みを満喫しています。
みなさんは子供の頃、宿題は計画的に進めてましたか?
私の母は、宿題については一切無関心で「宿題やりなさい」と言われた記憶がありません。毎回ギリギリまでのんびりして、最後に崖っぷちに立たされていました。
そんな母のおかげで、『自業自得』を学べたので良しとします。
今回は、夏休み自由研究 第2弾、豆腐づくりキットのご紹介です。
おいしいできたて濃厚なお豆腐が2日で完成。
付属のレシピには、にがりが豆腐を固める仕組みや、豆腐が固まっていく過程をわかりやすくていねいに解説しています。
日本の伝統食でありながら、実は知らないことだらけだったり。
夏の思い出に、お子さまと楽しく豆腐づくりを楽しんでみませんか。
2日でできる豆腐づくり
材料
大豆:約280グラム
にがり:20mL(水50mLで混ぜる)
道具
なべ
ミキサー
こし布・さらし布 各1枚
ボウル
ザル
温度計
しゃもじ
作り方
①大豆を洗って水につける
大豆を洗い、12時間以上水につけます。
豆腐づくりの前夜に行っておくと良いです。
②大豆をミキサーにかける
大豆をザルにあげて、水を切ります。
大豆と、大豆の約1.5倍の水をミキサーに入れて、2回に分けて各2分くらいミキサーにかけます。
*水は、ミネラルウォーターや水道水を半日程度汲み置きした物を使用すると 豆腐の味がまろやかになります。 ミキサーの強度にもよりますが、おおよそ1-3分程度でなめらかに。
ミキサーですりつぶしてできた汁を『生呉(なまご)』と呼びます。
③ ②の汁を煮込む
ミキサーで滑らかになった大豆の汁(生呉)を鍋に移します。
焦げ付かない様に柄の長いしゃもじで静かにかき混ぜ、沸騰したら一度火を消します。
少し泡がおさまったら、改めて弱火にして約10分煮ます。
④ ③をこし袋に移す
ボウルにこし袋をセットし、③の煮汁をおたまを使ってすくい入れます。
⑤ 大豆の汁をしぼる
生呉の入ったこし布をヘラなどを使い絞ります。 この時のしぼり汁が豆乳です。 冷めるとしぼりづらくなるので、温かいうちにやけどに気をつけながら 絞りましょう。
冷めてきて、手でも触れる状態になったら、両手でしぼっても良いです。
豆乳(絞り汁)とおから(こし布に残った大豆の搾りかす)に分離されました。
⑥ ⑤の豆乳をあたためる
豆乳を鍋に入れます。
豆乳を温めます。 75-80度になるまでゆっくり温めていきます。 この時の温度が大変重要になります。
温度が低いと固まりません。高すぎると早く固まってしまいます。
温度計などを使用して温度を計りながら作業をしましょう。
豆乳を温めている間ににがりをぬるま湯で溶いておきます。
豆腐づくりキット内のにがりを使用する場合、20mlのにがりに50度程度のお湯50mlをいれて混ぜておきます。
⑦にがりを加える
あたためた豆乳に、溶いたにがりをゆっくりと入れます。
この際、しゃもじなどににがりをかけながらゆっくりと流し入れましょう。
にがりを入れ終えたら、ゆっくり2~3回静かにかき混ぜましょう。
混ぜすぎるとかたい豆腐になります。
その後10-15分程度、鍋に蓋をして蒸しておきます。
豆乳が固まっている間、豆腐箱にさらし布を敷いておきます。
⑧豆腐箱に流し込む
固まってきた豆腐を豆腐箱に流し込みます。
*豆腐箱にいれる前の状態を寄せ豆腐(汲み豆腐)と呼びます。
寄せ豆腐も味わってみましょう。
⑨おもりを乗せる
布で包んだ豆腐の上におもりを乗せ、水を切ります。
おもりは、水を入れたコップなどを使いましょう。
15分くらいそのままに。たまった水は捨てます。
おいしい豆腐のできあがり
豆腐が固まったら、すのこをそっと持ち上げ、さらし布を取ります。
おいしい豆腐のできあがりです。
自分で作った、できたてのお豆腐は格別のおいしさ!
『なにもつけなくてもおいしい』というお客さまのお声をよくいただきます。
すぐに食べない場合は、容器に水を入れ、冷蔵庫で保存しましょう。
自由研究のまとめ方
がんばって取り組んだ自由研究。
自分で作った料理を食べたりするのはとても楽しいですね。
その楽しさが、ほかの人にも伝わるように、わかりやすくまとめてみましょう。
まとめ方4つのポイント
①タイトル
大きく目立つように書く。
何を調べたのか、パッとひとことでわかるようなタイトルにする。
学年や名前の記入も忘れなく。
②動機
なぜ、その研究に興味を持ったのかを書く。
また、そのことについて、最初にどんな予測を立てたかなども書くと良い。
③研究方法の紹介
どんなふうに研究を進めたのか、できるだけ詳しく書く。
メモや写真などもたくさんつける。
④感想と結論
実際に料理をつくった感想や、研究で発見したことを書く。
失敗しても、その結果や、そこからわかったことなどを書く。
自由研究キットには、研究内容をメモしたり写真を貼ったりと、学校にそのまま提出できる、便利なノートがついています。(現在ノートの配布は終了しております:2022/08/19現在)
とある教育サイトの自由研究について書かれた記事では、子どもたちは先生からの注目やコメントで、十分「やって良かった!」という達成感を味わっているようです。
また、友達に「すごいね!」「どうやったの? 教えて!」など言われることは大きな自信と満足に。
こうした経験が、「もっと色んなことが知りたい!」という意欲につながっていくのですね。