グァバの葉茶の淹れ方|グァバ葉ポリフェノールの力で血糖値上昇を抑える!

グァバの葉

グァバは熱帯アメリカ原産。熱帯地域の果物として知られますが、
日本でも沖縄県や鹿児島県など暑い地域で栽培されています。

ビタミンCがたっぷりでジュースやスイーツに使われ親しまれていますが、
その葉っぱの部分も栄養素が高く、特定健康食品(トクホ)にも指定されているほど。
グァバ葉ポリフェノールといえばテレビなどで聞いたことある方も多いかもしれません。

グァバの葉とは?

グァバの歴史は古く、古代インカでは「聖なる木」として珍重され、
沖縄をはじめ中国や台湾などでも昔から高級なお茶として常用されてきました。

特に有用な成分はポリフェノール化合物であるタンニンです。
糖尿病の治療に使われるインスリンの作用と似た働きをする物質が含まれており、
食後の血糖値の上昇を抑える作用が報告されています。

グァバの葉には「グァバ葉ポリフェノール」というグァバの葉特有のポリフェノールが
含まれていて、腸内での糖の吸収を緩やかにする効果があります。
また、血糖値の上昇を抑える効果もありますので、
血糖値の気になる方も飲んでみてはいかがでしょうか。

健康的な毎日にぜひとりいれたいグァバ葉。
その効果を詳しくご紹介していきます。

グァバの葉茶の淹れ方

グァバの葉茶の淹れ方には
鍋ややかんで淹れる方法と急須で淹れる方法の2種類があります。

鍋またはやかんで淹れる場合

1.乾燥のグァバの葉5~10gと、約1Lの水を鍋に入れ、火にかけて沸騰させます。

2.お湯が沸騰したら弱火で1~2分ほど煮込みます。

3.火を止めて、茶こしで葉をこします。

4.グァバの葉茶のできあがりです。

鍋で淹れる場合

お好みの濃さになるように、沸騰時間を調整してください。

※やかんで淹れる場合は、乾燥の葉をお茶パックに入れて使うと
後片づけが楽になります。

やかんで淹れる場合

急須で淹れる場合

1.乾燥のグァバの葉15g程度を急須に入れ、熱湯を注ぎます。

2.3~4分程度置いて、お好みの濃さになったらお召し上がりください。

急須で淹れる場合

お好みの濃さになるように、時間を調整してください。

グァバの葉茶を注ぐ

カフェインを含まないので、就寝前でも安心してお飲みいただけます。

ぜひグァバの葉茶を楽しんでみてください。

 

効果的な飲み方

基本的にはとても軽いというイメージで香りもきつくありません。
口当たりもさっぱりとしていて独特の癖といったものがあまりないお茶といえます。
飲みやすいので長く続けることも苦にならないようなお茶です。

グァバ茶は食前から飲まれる事をおすすめいたします。
食前に一杯を飲み干すというよりは、食事の前に飲み始めていただき、
食事中も時間をかけてお飲みいただく事をおすすめしております。

特にごはんやパンには糖分が多く含まれております。
毎日の食卓に、食前~食事中のグァバ茶を添えてみてください。

グァバの葉の優れた効能・効果

グァバの葉の主な効能

グァバの葉の効能

グァバ茶には主に下記の4つの効能があるとされています。

●血糖値の上昇を抑える
…グァバ葉ポリフェノールは腸の中で消化酵素と結合して、
ブドウ糖分解に向けられる消化酵素の数を減らすことができるため、
血液中に入るブドウ糖の量が減って
血糖値の上昇を抑制することができます。

炭水化物を食べる際にグァバ葉ポリフェノールを一緒に摂ると、
吸収される糖質が少なくなり血糖値の上昇を抑えるため、
脂肪が燃えやすい、太りにくい身体をつくれることが期待できます。

●ダイエット効果
…糖分は摂取しすぎると脂肪へと変換され、
体に蓄積されてしまいます。
グァバの葉は、先述したとおり糖の吸収を抑える作用があるので、
脂肪をたまりにくくする効果があります。

また、血液中のコレステロールを抑える作用により
血液の流れが良くなって代謝を上げることもできますので、
ダイエット効果が高いとされています。

●アンチエイジング
…グァバの葉に豊富に含まれているポリフェノールには
高い抗酸化作用があり、
老化の原因となる活性酸素を強力に撃退します。

また、グァバの葉にはビタミンCも豊富に含まれているため、
美肌効果も高く、アンチエイジング効果が高いとされています。

●アレルギー対策
…グァバの葉に含まれる「セスキテルペン」という物質に
アレルギー反応を抑える作用があるため、
花粉症やアトピー等のアレルギーに効果があるとして注目されています。

また、葉を乾燥させた粉末から抽出したエキスにはかゆみ、
くしゃみの原因となる物質を抑制し、
気管支喘息症状を引き起こすと言われる物質を
抑制する働きがあるといわれています。

お茶アップ

グァバの葉に含まれる成分・栄養素

グァバの葉の成分

●ポリフェノール(グァバ葉ポリフェノール)
グァバの葉の有効成分として有名なのが「グァバ葉ポリフェノール」という
グァバ葉特有の高分子ポリフェノールです。

でんぷんや砂糖等の糖質を分解する消化酵素の働きを弱めますので、
ブドウ糖の量を少なくすることができます。
従って、糖質を含む食事を食べる際にグァバ茶を飲用すると消化管での
糖の吸収が穏やかになり、食後血糖値の上昇が抑えられます。

グァバ葉ポリフェノールは、糖質の吸収を抑え、血糖値をコントロールする
働きがあるため、血糖値の急激な上昇や下降を防いでくれます。
糖尿病の対策やダイエットにも注目されている成分です。
ただし作用はおだやかなので、インスリンのような即効性はありません。
糖尿病の予防という意味を込めて毎日飲用されることをおすすめします。

●ビタミンC、E、U
グァバの葉にはミカンの6倍~10倍の量のビタミンCが含まれています。
さらにビタミンEという成分も含まれているため、
肌内部の血管を拡張して代謝を上げ、
ハリのある肌をよみがえらせてくれると言われています。
ビタミンC、E共に美肌効果が高いとされているので、
美容が気になる方におすすめです。
また、少し聞き慣れないのですがビタミンUという成分も含まれています。
ビタミンUは胃酸の分泌を抑え胃粘膜の新陳代謝を促進させることから、
胃の調子を改善させる効果が期待されています。

グァバの葉

グァバの葉の副作用や、注意点は?

基本的に副作用はなしとされていますが、血糖値を下げる効果があるため、
糖尿病の治療を受けて血糖値を下げる薬を飲んでいる方は
念のため医師にご相談ください。

ノンカフェインですので妊婦さんにもお飲みいただけますが、
摂りすぎるとお腹が張ったり、お腹を壊すこともありますので、気をつけましょう。

グァバの葉の活用法

グァバの葉エキス

グァバの葉を焼酎やホワイトリカーに漬け込むと、
栄養分がたっぷり抽出されたグァバの葉エキスが出来上がります。

薄めて化粧水にしたり、できものやかぶれ、虫刺されの解消、
皮膚炎や乾燥肌の改善に役立ちます。
もちろん内服もできます。

グァバの葉の葉焼酎漬けの詳しい作り方はこちら

グァバの葉茶Q&A

妊娠中や授乳期でもグァバの葉茶を飲んでも大丈夫ですか?
カフェインが含まれていませんのでお飲みいただけますが、
飲みすぎるとお腹が張ったりお腹を壊すこともありますので、
飲み過ぎにはご注意ください。
おすすめのグァバの葉茶はありますか。
グァバの葉を乾燥させたものを煮出して飲むのが一般的ですが
葉をそのまま粉末にしてお湯を注ぐだけで飲めるグァバの葉粉末や
ティーバッグになっている商品もありますので、
気軽に続けたい方にはおすすめです。
他の野草等がブレンドされ飲みやすくなった商品もあります。
味が心配な方はブレンド茶から始めてみるのも良いでしょう。

グァバの葉茶粉末 おすすめの使い方

グァバの葉茶の粉末はサラサラの粉状になっていますので、
水やお湯に溶いて気軽な「グァバの葉茶」としてお飲みいただけますが、
それ以外にも高い香りを活かして、お好みのかたちで料理に応用ができます。

●グァバの葉ミルク

グァバの葉粉末をミルクに混ぜるだけ。抹茶ミルクのようなイメージです。
お好みでシロップなど甘みを入れても。

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この記事を書いた人

商品ページ・コンテンツ・イラスト担当。昨年から習い始めたクラシックバレエにはまっています。アートと音楽と飲み歩きが大好き。