5.コーヒー生豆の保存|間違えないで!焙煎前後で違う、生豆の保存方法と期間【自家焙煎のススメ.5】

自家焙煎を知ろう

間違えないで!焙煎前後で違う、生豆の保存方法と期間

美味しいコーヒーを焙煎するには生豆選びが大切です。
今回はその生豆の保存方法を徹底解説!

目次

1.生豆は長期保存可能!大量ストックにぴったり
2.通気の良い麻袋で!コーヒー生豆の保存方法
3.生豆をなるべく良い状態で保存するポイント
4.コーヒー豆も熟成させると美味しい?オールドクロップとは

▼こちらのまとめ記事もおすすめ!
コーヒー焙煎の方法、生豆の選び方、保存方法などを解説
コーヒー焙煎 自分好みのコーヒーを極める!自家焙煎のススメ】


生豆は長期保存可能!大量ストックにぴったり


お店で焙煎された美味しいコーヒー豆を頻繁に買うのはお金がかかるし、
買った焙煎豆を美味しく淹れられる期間に飲みきろうとして
せっかくのコーヒー豆を無理に使おうとするのもストレスになってしまいます。

焙煎後のコーヒー豆は、なるべく早めに使いきった方が良いのですが、
生豆の状態では長期保存ができます。
しっかりと環境を整えて管理していれば、なんと数年~10年ほどもつと言われています。

もちろん新鮮なうちに焙煎するのも良いですし、
人によっては3年以上も寝かせたものを敢えて選ぶ方もいます。
保存期間はその人の好みによってまちまちです。

コーヒーをよく飲まれる方は、気に入った豆が見つかったら大量に購入して
自宅にストックしておき、好きなタイミングで焙煎すればコストダウンになります。

焙煎方法をいろいろ試して研究したり、上手く焙煎出来るように練習する場合は、
常に同じ豆を一定量で使用した方が違いが分かりやすいので、
一つの種類の生豆を多めに購入しておきましょう。
長期保存がきくので、使い切れない!と焦ることなく、ストレスなく練習できますね。

焙煎に慣れていない場合、練習では多めの生豆を使った方が煎りやすくなります。
その分を考慮して多めに買っておくのもポイントです。

生豆は呼吸をしていますので、
生きているものだと考えると分かりやすいかもしれません。
いくつかのポイントはありますが、焙煎豆に比べると、保管方法に関してそれほど
神経質にならなくても大丈夫です。


通気の良い麻袋で!コーヒー生豆の保存方法


【容器】
焙煎後の豆は密封容器に入れますが、現地で収穫された生豆はたいてい
麻袋に入れて輸送されてきます。
生豆の状態では豆が呼吸していますので、通気性の良い麻袋が適しているのです。
生豆を購入したときの麻袋がベストですが、紙や布の袋でも構いません。
ネットでも安価で販売しているようです。

【場所】
家や倉庫の常温の場所でかまいませんが、
高温多湿・直射日光のあたる場所や、温度変化の激しい所は避けましょう。
夏や梅雨など湿度が高くジメジメする時期には、冷暗室に移動させましょう。

真空パックにしたり密閉容器に入れ冷蔵庫や冷凍庫に入れるのも良いですが、
常温に出した時の温度差によって水滴がつき湿ってしまわないように注意してください。

【保存期間】
もちろん早く使用した方が新鮮にいただけますが、
しっかりと環境を整えて管理していれば数年~10年ほどもつと言われています。


生豆をなるべく良い状態で保存するポイント


ポイントとしては、通気性を保つこと。
高温・紫外線を避けること。
乾燥させるつもりで風通しの良い場所で保存することがポイントです。

空気を通すためときどき混ぜるのも効果的です。
長期保存する場合は、収穫時期の違うものは分けたほうが良いです。


コーヒー豆新鮮派?熟成派?ニュークロップ・オールドクロップとは


コーヒー豆は生鮮食品ともいわれます。
生豆も長期保存は出来ますが、その中でゆっくりと変化していきます。

収穫からの時間の経過によって、呼び方も分けられています。

(ちなみに、国際協定によって10月1日がコーヒー収穫の新年度の初日と
設定されています。)

ニュークロップ
その年に採れた新鮮な豆は「ニュークロップ」と呼ばれます。
水分を多く含むため重くてツヤがあります。
焙煎の初心者には難易度が上がりますが、味も香りも一番良いとされます。

パーストクロップ
前年度に収穫された豆を「パーストクロップ」と呼びます。
収穫されてから1年以上が経過しているので、ニュークロップに比べると
水分が減るので軽く、色味も薄くなっていますが、多少焙煎はしやすくなります。

オールドクロップ
収穫から2年以上寝かせた豆は「オールドクロップ」と呼ばれます。
水分が減って乾燥しているので火の通りが良くなっており、
慣れない方にも焙煎しやすいと言えるでしょう。
ニュークロップに比べて香りやうまみも減ってしまいますが
エグみや臭さは取れるので、熟成させた豆としてこれを好んで使う方もいます。
以前はこのオールドクロップが流行った時期もありましたが、
最近では新鮮な豆が好まれる傾向にあるようです。

時間が経過するにつれて、豆自体の水分量が減って乾燥していきます。
それと同時に色ツヤ、香り、うまみは減少していく傾向にありますが、
乾燥していくため、時間経過とともに焙煎はしやすい豆になっていきます。

お好みの生豆を選んだら、
保存期間も自分の好みのタイミングを見つけたいですね。

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この記事を書いた人

商品ページ・コンテンツ・イラスト担当。昨年から習い始めたクラシックバレエにはまっています。アートと音楽と飲み歩きが大好き。