おしるこの作り方|こしあんから作る関西風の汁粉レシピ



小豆の煮方

おしるこに似たものにぜんざいがありますが、これらに大きな違いはないようです。
一般的には小豆を甘く煮た「ぜんざい」に汁を加えたものを「おしること」定義されているようですが、 関西では小豆を漉した「こしあん」に汁を加えたものを「おしるこ」と呼びます。
ここでは、こしあんの作り方からご解説した関西風のおしるこの作り方をご紹介します。

おしるこの美味しい作り方

おしるこ(汁粉)

こしあんから作る関西風のおしるこです。
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調理時間 1 hr
材料(人分) 1

材料
  

  • 小豆 200 g
  • 砂糖 120~200 g
  • 1~2 g

作り方
 

  • 小豆をたっぷりのお水でやさしく洗います。
  • 小豆にたっぷりの水を加えて中火で煮ます。小豆は水を吸うと2.4倍ほどに膨れるので大きめの鍋を使用しましょう。
    小豆は浸水は必要なくそのまま炊き始められます。
  • 沸騰したら火を止め、蓋をして20分ほど放置して蒸らします。
  • 蒸らし終えたら煮汁を捨てます。ここまでの工程を渋切りと呼びます。
  • 渋切りをした小豆と水を入れて煮ます。ここでの水の量は豆の4~5倍ほどです。
  • 鍋を中火にかけ、沸いたらアクをすくい取ります。煮ている最中、小豆が湯から出ないように時々さし水をします。
  • 40~50分煮て一度豆の煮具合を確かめます。
    指で豆をつぶし、軽い力でつぶれる状態が良い煮具合です。小豆の品種などによって1時間以上かかることもあり、大きさによって煮えムラも出てくるので、いくつかの豆をみて煮えている状態になったら火から外します。
  • 蓋をしたまま30分蒸らします(この蒸らしで煮えムラをなくします)。
  • ボウルにザルをのせて小豆をあげます。
  • お玉の裏やへらなどで小豆をつぶすように漉します。
  • 水を加えて皮と中身を分けます。このあと豆の皮は使いません。
  • 別のボウルに目の細かい漉し器をのせ、1回目で漉した液を流し入れて薄皮などを取り除きます。
  • 途中で水を加えながらゴムベラで漉します。残った薄皮などは捨てます。
  • 水を加えて混ぜたら15分ほど置き、あんが沈んだら上ずみを捨てます。合計2回行います
  • 布きんをザルの内側に広げてあんを入れます。
  • 汁気を搾り、中身をボウルに開けます。
  • 生あんの出来上がりです。
  • 鍋に砂糖と水100ccを入れ中火にかけ砂糖を溶かします。
  • 火を止め生あんを入れて混ぜていきます。
  • 水を適量加え、ひと煮たちしたら完成です。
このレシピのキーワード 小豆

ぜんざいとおしるこ(汁粉)の違い

ぜんざいとおしるこ

おしることぜんざいは似たような食べ物ですが、明確な違いはありません。

一般的に、ぜんざいは甘く煮た小豆と一緒に餅を食べるスイーツ。
そしておしるこは、甘く似た小豆を汁状にし、餅や白玉を入れたものだと定義されています。

しかし実際は地域によっても呼び方が異なっているようです。
関西ではこしあんに汁を加えたものをおしること呼びますが、関東では甘く似た小豆を汁状にしたものをおしること言います。

小豆の栄養と美容・健康効果

小豆には良質なタンパク質や豊富な食物繊維・ポリフェノールなど、さまざまな栄養分がたっぷり含まれています。

美容・健康効果だけではなく、ダイエット効果も期待できる食材です。

小豆に含まれる栄養素は具体的にどんな効能をもたらすのかについては「高い栄養価をもつ小豆の美容・健康・ダイエット効果と小豆レシピ」で解説しています。

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おしるこについてのQ&A

ぜんざいとおしるこって何が違うのですか?
明確な違いはありませんが、汁気のないものがぜんざい・汁気の多いものがおしること定義されています。
しかし地域によっても違いがあり、関西ではこしあんを汁状にしたものをおしるこ、関東では汁気の多いぜんざいをおしること呼びます。
ダイエット中のおやつにおしるこはありですか?
砂糖をたっぷりと使うぜんざいを頻繁に食べるのはおすすめできません。
一週間に一度だけなど、適量を食べるようにしてください。
小豆は一晩水につけなくても大丈夫ですか?
浸水させなくても大丈夫ですが、渋抜きのために、煮る前に小豆とひたひたの水を鍋に入れ強火にかけて沸騰したら一度ざるにあげます。
おしるこのお餅はいつ入れればいいですか?
餅は別で焼いて食べる直前に一緒にすればいいですよ。
小豆の甘い煮汁で柔らかくなるまで炊いたトロトロのぜんざいを作りたいときは、5分ほど煮込めばできあがります。
おしるこの保存期間はどれぐらいですか?
すぐに食べきらない場合は冷蔵庫で保存して、1週間を目安に食べきってください。

おすすめ商品

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この記事を書いた人

コンテンツ、写真撮影担当。暇があったらキッチンで発酵食品や保存食品を作ったり、写真を撮ったりしています。趣味は一人で映画に行くこと。