玄米甘酒を飲み比べて明らかになった最も優れた玄米甘酒とは

かわしま屋の玄米甘酒を飲み比べてみました

かわしま屋の玄米甘酒を飲み比べてみました

2019年も始まり、寒い季節になるとテレビ番組や雑誌などで紹介されることが多くなる「米麹甘酒」。

普通の米麹甘酒は白米由来のものがほとんどですが、近年では玄米由来の「玄米甘酒」が多く登場しています。

白米の甘酒に比べて、香ばしい香りと米粒感が強いことが特徴で、少しトウモロコシを焼いた様な味がすることが多いです。

また、健康や美容に良いだけでなく、インフルエンザなどのウイルス性の病気にも耐性が付くと言われています。

健康面でも注目されているこの玄米甘酒ですが、味が不味かったり値段が高すぎたりすると、いくら体に良くても続かないですよね?

今回の記事は玄米甘酒の健康効果は一旦置いておいて、味・温冷・コスト・カロリーなど、玄米甘酒をあらゆる面から検証し どの玄米甘酒が一番優れていたかを、個人的な感想と実際の数値を交えて飲み比べてみました。

※甘酒の飲み方や効果などは下記リンクよりご覧ください

甘酒の正しい飲み方とは

甘酒の正しい飲み方とは?|かわしま屋コンテンツ
お米の優しい甘みが美味しい「甘酒」。
起源はなんと古墳時代に遡り、米麹を混ぜて60℃ぐらいの温度で保温し、一晩程度おくだけで出来るため、古くは一夜(ひとよ)酒とも呼ばれています。
栄養豊富な甘酒は体力回復に効果的ないわば「夏の栄養ドリンク」として、江戸時代から夏の風物詩とされていました。

甘酒の正しい飲み方とは?の記事を見る

今回検証する玄米甘酒のご紹介

今回飲み比べた玄米甘酒は6種類!

2~3倍に希釈するタイプと、そのままストレートで飲めるタイプの甘酒があります。

玄米甘酒を冷えた状態・温めた状態で飲み比べました

玄米甘酒は何となく寒い冬に飲むイメージが強いですが、意外と冷やして飲んでも美味しいことが分かりました。
※江戸時代は夏の栄養補給として冷やし甘酒が売られていたらしいですよ!

夏場は冷やし玄米甘酒を飲んで熱中症対策に使うのもいいかもしれませんね。

また今回の飲み比べのポイントとして、「甘さ」「香り」「米粒感」「濃厚さ」「スッキリ感」「満足度」を挙げました。

「満足度」は単純に私が飲んだ時に、あぁおいしかった!と思った度合いです。

非常に主観的な評価点になるので、参考までにしていただければと思います。

レビュー

甘さ

香り

米粒感

濃厚さ

スッキリ感

満足度

オーサワ:有機玄米甘酒・なめらか

タイプ:2倍希釈タイプ
内容量:200g

冷やして飲んだ感想

米粒感もほとんどなく、サラッとした喉越しです。
後味もスッキリ目で程よい甘さでした。

温めて飲んだ感想

温めても変わらずなめらかでポタージュスープの様な舌触りです。
温めたことで香ばしい香りがただよってきました。
でもちょっとあっさりし過ぎて少し物足りない感はありました。

くどくない味なので量は飲めますが、玄米甘酒感を楽しみたい方はもう少し味が濃い方が良いかも。

レビュー

甘さ

香り

米粒感

濃厚さ

スッキリ感

満足度

オーサワ:有機玄米甘酒・粒

タイプ:2倍希釈タイプ
内容量:200g

冷やして飲んだ感想

先ほど飲んだ「なめらか」タイプの粒バージョンです。
粒が残っていると全然違う飲み物のように感じますね。

コクと濃厚さが増し、「なめらか」タイプよりも玄米甘酒感が強かったです。
甘さも控えめで飲みやすかったです。

温めて飲んだ感想

温めることでコクと濃厚さがさらに増した感じがしました。

スタンダードで飲みやすい玄米甘酒だと思います。

玄米甘酒特有の焼きトウモロコシの風味を多めに感じたので、子供の頃に行った夏祭りの屋台を思い出してしまいました。

ここまでは自然食品を多く取り扱っている「オーサワ」の玄米甘酒を紹介いたしました。
後味も良く、スッキリしたタイプだなという印象です。
普段飲む玄米甘酒は濃厚なタイプが多いので、少し物足りなく感じました。
好みの別れるポイントかもしれませんね。

 

レビュー

甘さ

香り

米粒感

濃厚さ

スッキリ感

満足度

ヤマト醤油味噌:有機玄米甘酒・とろとろ玄米

タイプ:ストレートタイプ
内容量:300ml

冷やして飲んだ感想

とろみが多く、かなり味が濃いのかなと思いましたが、思ったよりも控えめで後味もしつこくなかったです。

ゴマをすり潰したような香ばしさも感じました

スープの様な舌触りでゴクゴク飲めてしまいました。

玄米の米粒等も全て濾してあるのか、口の中に玄米が残る感触もわずかでした。美味しい!

温めて飲んだ感想

温めると少し甘みが強くなりました。

飲んだ瞬間はやや甘過ぎるかなと感じましたが、後に残らない自然な甘さでしつこくなかったです。
少しとろみが強いのでたくさんは飲めないかなという印象です。

レビュー

甘さ

香り

米粒感

濃厚さ

スッキリ感

満足度

星六:玄米あま酒

タイプ:3倍~4倍希釈タイプ
内容量:450g

冷やして飲んだ感想

これぞ玄米甘酒の代表!という感じの玄米の米粒感たっぷり濃厚な味の玄米甘酒です。

香りも濃厚で、味噌の様なお酒のような香りがしました。
※星六さんは味噌も作られてるので関係しているのかも!?

甘みは意外と控えめでした。
冷やして飲んでも美味しかったですが、夏場に飲むには濃厚過ぎてなかなか喉は通りづらいのではないでしょうか?

温めて飲んだ感想

温めるとさらに濃厚さが増し、寒い冬にはぴったりの玄米甘酒です。
玄米の香ばしさとコクがさらにアップしてくれて旨みも増しています。

ただしとにかく米粒感が強いです。
玄米甘酒特有のつぶつぶ感が苦手な方は避けた方が良いでしょう。

醤油蔵・味噌蔵を持つメーカーの玄米甘酒を紹介いたしました。
先ほど紹介したオーサワの玄米甘酒に比べてしっかりとした味わいがあり、これぞ玄米甘酒!というような濃厚さが感じられました。
味が濃い目なのでたくさんは飲めないかなという印象ですが、もともと玄米甘酒は少量を少しずつ飲んでいくスタイルなので特に問題は無いと思います。

 

レビュー

甘さ

香り

米粒感

濃厚さ

スッキリ感

満足度

マルクラ:玄米甘酒ストレート

タイプ:ストレートタイプ
内容量:100g

冷やして飲んだ感想

今回飲み比べた中で一番甘さを感じた玄米甘酒でした。
一瞬ですが、あれ?加糖してる?と思うくらいに甘さを感じましたが、原材料を見ても加糖はしていませんでした。
甘いのでお子様にはおススメ。
凍らせてシャーべットとして食べるとちょうど良い甘さかも。
米粒感もほとんど無く、のど越しは良かったです。

温めて飲んだ感想

温めると思ったより甘さがちょうどよく感じられました。
舌触りも良く、サラッとした飲み心地です。
香りとコクはやや控えめ。
昔ながらの玄米甘酒というよりは、現代人向けに飲みやすい様に考えて作られているなぁと感じました。

レビュー

甘さ

香り

米粒感

濃厚さ

スッキリ感

満足度

マルクラ:玄米こうじあま酒

タイプ:2倍希釈タイプ
内容量:250g

冷やして飲んだ感想

ものすごくバランスのとれた玄米甘酒だなと感じたのが第一印象でした。
しっかりとした甘さがありますが、しつこくなく後味も良かったです。米粒感も程よくて後に残らず、スッキリとしたのど越しでした。
クセも無いので、初めて玄米甘酒を飲む方にお勧めできます。

温めて飲んだ感想

温めてもバランスが崩れる事はなく、とても飲みやすい玄米甘酒でした。
欲を言うと安定感がありすぎて、ちょっと個性が無いかなとも思いました。
もちろん美味しくて飲みやすいので言う事ナシなんですが・・。

甘酒・味噌の原料となる麹を生産しているマルクラ食品の玄米甘酒を飲み比べました。
マルクラ食品の甘酒はどれも本当に飲みやすくて美味しかったです。
たくさんある玄米甘酒の中からどれがいいか迷っている方は、マルクラの玄米甘酒を飲めば間違いはないと思いますよ!

        

ヤマト醤油味噌:有機玄米甘酒

冷やしと温めて飲み比べた中で一番美味しくk感じたのがこちらの「ヤマト醤油味噌:有機玄米甘酒」でした。

濃厚なのに後味も良くて、甘みがしっかりとあり、他にはない個性的な味を楽しめました。

大人はもちろん、お子さまも気軽にお飲みいただけると思います。

玄米甘酒をコストパフォーマンスで比べてみました

そもそもコストパフォーマンスとは何かといいますと「費用と効果を対比させた度合い」だそうです。

今回の記事に当てはめると、「安くて」「美味しい」玄米甘酒ということになりますね。

コストパフォーマンスの算出方法は、「費用÷効果」で導き出されるそうです。

甘酒の満足度を「効果」と定義しました

先ほど行った飲み比べの「満足度の星の数」を「効果」と定義して計算してみましょう。

また、費用は30日間毎日100ml飲んだ場合を計算します。(1ml=1gとして計算します。)

オーサワ:有機玄米甘酒・なめらか
(タイプ)2倍希釈
(内容量)200g
(価格)272円

【1ヶ月あたりの費用】
272円÷(200g×2倍希釈)=0.68円(1ml当たり)
0.68円×100ml=68円(1日あたり)
68円×30(日)=2040円

【コストパフォーマンス】
2040円÷2満足度=1020pt

つまり有機玄米甘酒・なめらかのコストパフォーマンスは1020ptと算出されました。
満足度が多ければ多いほど割る数が増えるので、ptが低いほどコストパフォーマンスが良いということになります!

なんとなくそれらしくなってきましたね。

ではさっそく全ての甘酒を計算してみました。

1ヶ月あたりの費用 コストパフォーマンス
オーサワ:有機玄米甘酒・なめらか
272円/200g

2倍希釈


満足度:2
2040円

(1日あたり68円)
1020pt
オーサワ:有機玄米甘酒・粒
255円/250g

2倍希釈


満足度:2
1530円 765pt
ヤマト醤油味噌:有機玄米甘酒・とろとろ玄米
567円/300g

ストレート


満足度:5
5670円 1134pt
星六:玄米あま酒
758円/450g

3倍希釈


満足度:3
1680円 560pt
マルクラ:玄米甘酒ストレート
250円/100g

ストレート


満足度:3
7500円 2500pt
マルクラ:玄米こうじあま酒
252円/250g

2倍希釈


満足度:4
1512円 378pt

        

マルクラ玄米甘酒

今回の検証の結果、コストパフォーマンスの優れた玄米甘酒は「マルクラ:玄米こうじあま酒」となりました!

ストレートタイプは希釈せずそのまま飲むタイプなので、一ケ月飲み続けるとなるとどうしてもコストがかさんでしまいますね。

ただし、今回の検証の参考とした「満足度」は完全に筆者の個人的意見に基づいています。

美味しく感じる度合いは人によって全く異なるので、今回の結果は参考までにしていただければと思います。

玄米甘酒をカロリーで比べてみました

毎日飲むと良いと言われている甘酒ですが、大変気になるのがそのカロリー数です。

玄米甘酒の種類によっては甘みの強いものもあるので、カロリーがかなり高いのでは?と思われる方も多くいらっしゃるでしょう。

ここではそれぞれの玄米甘酒のカロリーを比べて検証したいと思います。

 

カロリーを比べた結果は・・

1日当たりの必要摂取カロリーが男性で約2000kcal女性で約1500kcalと言われています。

少し多いような気もするのでカロリーはご自身の体重などにあった数値を目安にするとよいでしょう。

また、今回は1日100mlを毎日飲んだ場合、希釈タイプの甘酒は希釈後の100mlあたりのカロリーを計算しています。

1日あたりのカロリー 1ヶ月の総カロリー
オーサワ:有機玄米甘酒・なめらか
2倍希釈
87.5kcal(2倍希釈後) 2625kcal
オーサワ:有機玄米甘酒・粒
2倍希釈
93.5kcal(2倍希釈後) 2805kcal
ヤマト醤油味噌:有機玄米甘酒・とろとろ玄米
ストレート
134kcal 4020kcal
星六:玄米あま酒
3倍濃縮
不明 不明
マルクラ:玄米甘酒ストレート
ストレート
96kcal 2880kcal
マルクラ:玄米こうじあま酒
2倍希釈
104.5kcal 3135kcal

        

オーサワなめらか玄米甘酒

今回の検証の結果、一番ローカロリーだった甘酒は「オーサワ:有機玄米甘酒・なめらか」となりました!

飲んだ感じのスッキリ感、甘さなどからやはりこれかなという印象です。

味が濃く濃厚感の強かった「ヤマト醤油味噌:有機玄米甘酒・とろとろ玄米」が最も高カロリーでしたね。

すごく美味しかったんですがカロリー高めとなると少し悩んでしまいますね。
※星六:玄米あま酒のみカロリー記載が無かったので未検証とします。

最もお勧めな玄米甘酒は・・

ここまで全ての玄米甘酒をあらゆる面から検証いたしました。

温めた場合と冷やした場合での比較、コストパフォーマンスでの比較、カロリー面での比較。

全てを吟味した結果、私が最もお勧めする玄米甘酒は。

        

マルクラ・玄米甘酒

マルクラ:玄米こうじ甘酒です!

全くクセが無くて飲みやすく、カロリーもさほど高くなく、値ごろ感も良い、非常に安定した成績を残してくれたことから選びました。

マルクラさんは麹から自社生産されているので、美味しさの秘訣・ノウハウを多く持っていらっしゃるんでしょうね。

誰でも安心して飲める玄米甘酒に仕上がっていました。

初めて飲む玄米甘酒でどれを飲んだらいいか迷っている方、毎日のルーティーンに玄米甘酒を取り入れたい方に自信を持っておススメできる玄米甘酒です。

かわしま屋では様々な玄米甘酒をご用意しています

かわしま屋では玄米甘酒以外にも、様々な玄米甘酒を取り揃えています。

また、玄米甘酒は簡単に手作りする事もできます。

市販の玄米甘酒だけでは満足できないかたは、手作り甘酒にも挑戦してみてはいかがでしょうか?

手作り玄米甘酒に必要な材料もご紹介いたします。

甘酒の作り方

甘酒の作り方|かわしま屋コンテンツ
はじめてでも失敗しない、美味しい甘酒の作り方をご紹介します。
かわしま屋では、「米麹だけ」で作る甘酒と「お米と米麹」を使う甘酒の2種類をご紹介します。
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玄米甘酒の作り方

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玄米甘酒とは、玄米と麹をあわせ、発酵させて作る甘酒です。
私達が知っている甘酒には酒粕から作られるものと麹やお米で作られるものの2つのタイプがあります。
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この記事を書いた人

商品ページ・コンテンツ担当。趣味は手作りアクセサリー作り。
猫と二人暮らし。庭に来る黒い野良猫をどう追い払おうか思案中。