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管理栄養士
フリーランスの管理栄養士としてレシピ開発や栄養のコラム作成のほか、外食チェーン店でのダイエットを意識した食べ方を紹介。現在はクリニックにて、生活習慣病などに悩む方々へ栄養指導を行なっている。
トロリと甘くお料理やお菓子にも使えるはちみつ。
美味しいだけでなくさまざまな成分が含まれていると言われるため、健康的な効果を期待して食べる方も多いのでは?
今回はそんなはちみつに期待できる効果・効能にスポットを当て、調べてみました。
はちみつとは、名前の通り「蜂の蜜」です。
はちみつはいつから食べられてきたのでしょうか。
そして、どんな蜂が作るのでしょうか。
はちみつはどこの国で生まれたのでしょうか。
それは、エジプトと言われています。
古代エジプト時代の浮き彫りには養蜂が描かれており、はちみつを食べていたとされています。
かなり古くから蜂蜜は根付いていたのです。
そして中世ごろにはヨーロッパやアメリカにも広まったと言われています。
では、日本にはいつから入ってきたのでしょうか。
それは627年まで遡ります。
日本書紀には蝿(ハエ)の群れという言葉で、蜂が表現されていました。
今から1300年以上も前の話です。
はちみつを作れるのはミツバチだけです。
スズメバチ、アシナガバチなど蜂の種類もさまざまですが、ミツバチ以外の蜂ははちみつを作ることはできません。
ミツバチは花にある蜜を吸い取って、体内に溜め込み、巣に持ち帰っています。
つまり、花の種類によっても蜂蜜の味は変わってくるのです。
はちみつはスキンケア用品や医薬品としても使われており、美容や健康に良いイメージがあります。
はちみつの持っている栄養素や、どのような効能があるのかを見ていきます。
はちみつで思いつく栄養素はやはり糖分ですが、実は他にもさまざまな栄養素が含まれています。
ミネラル | ナトリウム、カリウム、カルシウム、マグネシウム、リン、鉄など |
---|---|
ビタミン | ビタミンC、ビタミンB1、ビタミンB2、ナイアシンなど |
アミノ酸 | バリン、アルギニン、ロイシン、イソロイシンなど |
ポリフェノール | カフェ酸、ρ-クマル酸、フェルラ酸、クリシンなど |
有機酸 | グルコン酸 |
健康食品を目にしたときに入っているような栄養素ばかりですね。
身体に良いと言われるのがよくわかります。
はちみつにはどのような効果・効能があるのか、一つずつ見ていきましょう。
身体の組織を作るミネラル
ミネラルは、身体の組織を作るための栄養素です。
血液や骨、歯など身体づくりには必ず必要です。
体内で生成することはできないため、食事などから摂取しなければいけません。
疲労の緩和・風邪予防・皮膚の健康維持に関わるビタミン
はちみつにはビタミンCやビタミンB1、B2が含まれています。
ビタミンCは風邪の予防、ビタミンB1は食欲不振や疲労を防ぎ
ビタミンB2は皮膚や粘膜の健康維持を支えています。
身体が元気でいられるのはビタミンのおかげですね。
ダイエットやスキンケアに効果があるアミノ酸
はちみつに含まれているアミノ酸は体脂肪の燃焼を促すものがあるので、ダイエット効果が期待できます。
また、肌の細胞作りも助けてくれるため、くすみや肌の老化を防止といったスキンケアの効能も期待できます。
老化防止や生活習慣病を予防するポリフェノール
ポリフェノールは抗酸化作用を持つ物質で、肌や体内の細胞を酸化しないよう働いてくれます。
これが肌の老化防止や生活習慣病の予防に繋がります。
腸を整えるグルコン酸
はちみつには、ブドウ糖を発酵させた際にできる物質「グルコン酸」が含まれています。
グルコン酸は腸内の善玉菌(ビフィズス菌)を増やす作用があると分かっていて、便秘改善に役立つ成分のひとつです。
実際にはちみつの定期的な摂取により便の回数が増えたと報告した研究もあり、便通を整える作用は強いと予測できます。
実は、はちみつは砂糖よりもヘルシーです。
砂糖の糖分はショ糖と言われ花の蜜と同じですが、はちみつはブドウ糖と果糖が混ざったもの。
つまり、ミツバチは花の蜜であるショ糖を体内に蓄えて、身体の中でブドウ糖と果糖に変化させているのです。
砂糖の成分であるショ糖は人間の身体に入るとブドウ糖と果糖に分解してから吸収されます。
はちみつはすでに分解された状態のため、身体への負担が少なくて済むのです。
砂糖と比べるとカロリーも低め。
砂糖のカロリーは100gあたり約387kcalに対し、はちみつは294kcalです。
はちみつは、砂糖と比べてカロリーも低いのに身体への負担も少なく、健康に良いのですね。
“はちみつは喉に良い”というイメージはありませんか?
これは研究結果としても立証されている事実です。
子どもの咳を止めるために風邪薬の成分である”デキストロメトルファン”と”そばはちみつ”を比較すると、”そばはちみつ”のほうが効果的であると結果が出ています。
夜間に子どもの咳がひどいとき、ティースプーン1杯程度のはちみつをお湯に溶かして飲むことで収まることがあります。
1日小さじ3杯の「トアランはちみつ」を食べることで、記憶力が上がったという更年期に関する論文があります。
16週間食べ続けた頃にはホルモン補充療法を受けている人と同程度に記憶力が改善したそうです。
トアランはちみつはマレーシアにいるオオミツバチのはちみつで、栄養価が高いそうですよ。
はちみつには抗菌作用があり、口内炎にも効果があると言われています。
果たして本当なのでしょうか。
実ははちみつの抗菌作用については確かな研究結果が出ていません。
そのため、口内炎にも効果があるとは言い切れないのです。
さらに、市販のはちみつには水あめの成分も含まれていることが多いため、口内炎に塗布すると染みてしまい、刺激を与えることになります。
あまり、口内炎にはちみつを塗るのはおすすめができません。
健康効果のあるはちみつですが、傷口にも効くと聞いたことはありませんか?
治癒に至るまでのメカニズムや基礎的な知見についてはまだ不明な点が多く残されているようですが、だんだんと科学的裏づけがされてきているようです。
イタリア・東ピエモンテ大学のエリア・ランツァート博士らの研究によると、完熟したはちみつが傷ついた皮膚の治りを促進して治癒を促すことを明らかにしました。
その中でも特にアカシア蜂蜜とそば蜂蜜はその作用が強く、高い治癒効果を発揮したそうです。
みつばち健康科学研究所より抜粋
日常的な怪我などの傷の治療に役立つことが期待されるなんて、ますますはちみつが重宝されますね。
今後もいまだ実証されていないはちみつの効果解明が楽しみです。
●管理栄養士からのコメント
はちみつは昔から愛されてきた食品のひとつです。
はちみつの甘みのもとになっているブドウ糖とスクロースはともに単糖なので、身体の中に入ると消化酵素を必要とせずに吸収されます。
そのためはちみつはエネルギー源として即利用でき、胃腸への負担が少ないのが特徴。例えば、食事を抜いたり激しい運動の後など糖質が不足してるときにはちみつを食べると、効率良くエネルギーを利用できます。
また、ビタミンやミネラル、アミノ酸や有機酸を含んでいるはちみつは、代表的な甘味である砂糖よりも健康的です。
身体のことを考えて砂糖の使用を躊躇している方は、はちみつへの置き換えを検討してみてもいいかもしれませんね。
給食委託会社や仕出し弁当屋での献立作成を経験後、出産を機にフリーランスとして活動。
フリーランスの管理栄養士としてレシピ開発や栄養のコラム作成のほか、外食チェーン店でのダイエットを意識した食べ方を紹介。現在はクリニックにて、生活習慣病などに悩む方々へ栄養指導を行なっている。
身体は食べ物でできている事を意識し、健康で過ごせるよう多くの方を支えていける管理栄養士になりたいと日々活動しています。
SNSやブログを通して、
・管理栄養士として栄養指導に携わりたい!
・血圧や血糖など血液結果を注意された!
・美味しく食べてきれいに痩せたい!
という悩みを解決するための情報を発信しています。
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編集スタッフ 小辰 パン作りと温泉をこよなく愛する2児の母。老後は伊豆で大きな犬と暮らすのが夢です。豆乳が好き、猫は苦手。
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