玄米
玄米とは?玄米食が良い理由
玄米とは、籾殻から取り出しただけの状態のお米のことです。玄米から糠(ぬか)や胚芽を取り除いたものが白米。
玄米は、白米では摂取することができない栄養素が摂取できること。そして玄米は白米よりも硬いため、よく噛んで食べるので、食べ過ぎ予防になるといった嬉しいポイントがあります。
玄米の栄養素は?
玄米は白米に比べて、カリウムやマグネシウムなどのミネラルや、ビタミンB群などが多く摂取できます。
また、食物繊維も多く含まれているので、毎日のスッキリをサポートしてくれそうです。
玄米(水稲穀粒)の栄養(100gあたり) | |
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エネルギー | 346kcal |
タンパク質 | 6.8g |
脂質 | 2.7g |
炭水化物 | 74.3g |
カリウム | 230mg |
マグネシウム | 110mg |
ビタミンB1 | 0.41mg |
玄米の美味しい炊き方
あなたは玄米を炊くとき、何を使って炊いていますか?
炊き方ひとつで食感が全然違ってしまうのが玄米。「玄米がパサパサして硬い」「玄米は美味しくない」なんてお悩みの方は必見です。
どの炊き方にも共通する美味しい玄米を炊くためのポイントは3つ。
1.吸水時間を長くとる。(約半日)
2.玄米をしっかり擦り洗いすること。
3.炊く前に塩をひとつまみ加える
それではこの2つのポイントを踏まえ、炊飯器、土鍋、圧力鍋での玄米の炊き方を見ていきましょう。
玄米を炊飯器で炊く方法
近頃の炊飯器には「玄米モード」なる機能が付いています。玄米を炊くときは、少し時間が多くかかってしまっても「玄米モード」で炊きましょう。
玄米を土鍋で炊く方法
最初は中火(厚手鍋の場合は強火)で、グツグツと沸騰してきたら弱火にします。
そのまま20〜30分ほど加熱します。
蒸気が弱くなったら最後に30秒ほど火を強めてから火を止め、
蓋をしたまま、10分蒸らします。
玄米を炊飯器で炊く方法
高圧に設定し、最初は強火で、圧力がかかったら極弱火にします。(圧力が抜けない程度に)
そのまま20分ほど加熱したら火を止め、自然に圧が抜けるのを待ちます。
玄米の選び方
玄米は、品種によって特徴が異なります。人によって「もっちり系」がいい「あっさりとした味がいい」などといった好みがあることでしょう。
このような品種による違いを理解して「あなた好みの品種をゲット」することが大事です。
栽培方法も要チェック。
残留農薬の7〜8割は、胚芽やぬか部分に残ってしまと言われています。安心してお召し上がりいただくためにも、農薬を使用していない玄米をおすすめします。
玄米の品種と特徴
くまもと朝日 | ささにしき | ひとめぼれ | |
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特徴 | 適度な粘りと弾力。ほんのり甘い味 |
粘りが弱い。あっさりとした味。酢飯に◎ | 粘りが強い。あっさりとした味 |
ヒノヒカリ | ミルキークイーン | |
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特徴 | 粘りが強くモチモチ。お米の味が深い | モチモチ食感。お米の甘味が強い |
玄米についてのQ&A
玄米と白米 どっちがいい?
玄米と白米どちらがいいかは、お召し上がりいただく方の健康状態や好みによって違ってきます。
玄米は、白米にはない栄養素が摂取できますが、消化力の弱った時には白米の方が良いかもしれません。
玄米おにぎりを上手に作るポイント?
玄米おにぎりを上手に握るポイントは、2つ。
炊き立てで握ることと、「ミルキークイーン」など、もっちり粘り気のある品種を選ぶと握りやすいです。
酵素玄米(寝かせ玄米)とは?
酵素玄米とは、玄米に小豆やお塩などを入れて炊き上げ、数日間適度な温度で保温することで熟成された玄米ごはんのことです。