マイ・カフェポットとは
滋賀・信楽焼の紫香陶房が一つひとつ丁寧に手作りした、
粗挽きのコーヒーを簡単に美味しく淹れてくれるコーヒーポットです。
ペーパーフィルターを使うドリップ式では、
コーヒーオイルや不純物などが綺麗に取り除かれますが、
その分コーヒー豆の風味やコクなども損なわれてしまいがち。
このポットでは、外蓋と中蓋に手作業で細かい穴を開け、二段漉しにすることで、
コーヒー粉を残すことなくしっかり濾し切ります。
それでいて、豆本来がもつ旨みや香りがフィルターに吸収されることなく、
そのままダイレクトに抽出されるのです。
本格的なコーヒーを自宅でも味わいたい、という方に
ぜひおすすめのコーヒーポットです。
※ こちらの商品はMサイズ(容量350ml)となります。
*受注後生産商品です。ご注文を多くいただいている場合、発送まで期間を要することがございます。
その場合は発送の目安をお教えいたします。何卒よろしくお願いいたします。*
コーヒーの淹れ方いろいろ
コーヒーの淹れ方は多種多様で、淹れ方によって味わいも異なるもの。
一般的には、ペーパードリップ式やサイフォン式などが普及していますが、
コーヒープレス式、トルココーヒー式などの
より本格的な淹れ方もあります。
ペーパードリップ式
コーヒー粉に湯を接触させることにより、その中の成分を抽出し、
ペーパーフィルターなどで濾過するものです。
不純物や雑味などをしっかり漉しとってくれますが、
その分コーヒーオイルやコーヒーの風味、コク、またコーヒーの芳醇な香りまで
ペーパーに吸収されてしまいがち。
また、逆にペーパーの匂いがコーヒーに移ることも。
そのため、美味しく淹れるには技術が必要といわれており、
良質なコーヒー豆を使っていても、技術がなければコーヒーの風味を損なうこともあります。
また、ペーパーフィルターをセットする必要があり、淹れる作業が煩雑で
ペーパーフィルター代などもかかります。
コーヒープレス式
コーヒーの粉をポットに入れ、その上澄み液をカップに移す方法です。
これらの上澄み液を用いるものは、コーヒー豆の風味やコクがそのままダイレクトに抽出されます。
ペーパードリップ式とは味わいがまるで違うという方も。
しかし、コーヒー滓(かす)を混入しないようにカップに淹れるのが難しいのが難点で、
コーヒーの中の粉が口に触り、ざらざら感が出てしまうこともあります。
ペーパーフィルター不要! 二段漉しのひみつ
様々な淹れ方があるコーヒーですが、コーヒープレス方式に近い淹れ方で、
豆のもつ本来の味をダイレクトに味わうことができつつ、
コーヒー滓を残さずしっかり濾過してくれるのが
マイ・カフェポットです。
二段漉しで滓を残さず綺麗に淹れる
マイカフェポットは、本体と外蓋、中蓋(ストレーナー)の3つから成ります。
外蓋の注ぎ口側とストレーナー一面には、手作業により丁寧に開けられた細かい穴がいっぱい。
この穴が、豆から挽いたコーヒーの細かい粉でもしっかりせき止めます。
コーヒーはまず、ストレーナーの穴で最初に粉から漉された後、
外蓋の半面についた漉し穴が、ストレーナーでは漉せなかった細かい粉をも防ぎ、
しっかり漉し切った状態で、カップに注がれるという仕組み。
二度に渡ってしっかりと漉し切ることで、ペーパーフィルターを使わずとも
粉の滓(かす)を残さず、コーヒーを淹れることができます。
コーヒーの風味や香りまで取り切らない
ペーパーフィルターでは目が細く、不要にコーヒーの香りや旨みの成分まで漉し取ってしまいます。
しかし、このマイ・カフェポットなら、その心配がありません。
ペーパーより目の粗い穴を二度に渡って通すことによって、滓を残さず、
一方、コーヒーオイルや風味、香りなどはそのまま抽出されます。
そのため、コーヒー豆本来の旨みやコク、香りをより強くダイレクトに感じることができます。
良質なコーヒー豆をお使いの方は、ペーパードリップ方式との違いを
よりお感じいただけるかもしれません。
マイ・カフェポット ご使用方法
ホットコーヒーの淹れ方
① 外蓋、ストレーナーを外し、マイ・カフェポットにコーヒーの粉を入れます。(1人分/約7〜10g)
コーヒーの量はお好みで調節してください。粉は粗挽きがおすすめです。
② 90〜98℃のお湯をコーヒーの粉全体に浸み込む程度に少量入れ、20〜30秒蒸らします。
コーヒーの粉を蒸らしたら、次にお湯を適量(一人分/約170cc)注ぎます。
③ 適量のお湯を注ぎ終えたら、すぐにスプーンなどで全体を混ぜてください。
④ ストレーナーと外蓋をかぶせ、20〜30秒コーヒーの粉が落ち着くのを待ちます。
⑤ ポットの蓋を押さえて、ゆっくりとカップに注いでください。
※ 時間はお好みで調節してください。待ち時間が増えると、コーヒーも濃くなります。
※ 90〜98℃のお湯について ……沸騰したお湯に少量の水を加えて調節してください。
水出しコーヒーの淹れ方
① 外蓋、ストレーナーを外し、マイ・カフェポットにコーヒーの粉を入れます。(1人分の目安/14g)
コーヒーの量はお好みで調節してください。
② 水を注ぎます。水量はお好みで調整してください。
③ スプーンなどでコーヒーの粉が水になじむようにかき混ぜてください。
④ 冷蔵庫でそのまま約5時間〜8時間保冷してください。時間はお好みで調整してください。
⑤ ポットの蓋を押さえて、ゆっくりとポットを傾けてそのまま(蓋をしたまま)注いでください。
丁寧な職人仕事で手作りされた信楽焼
「マイ・カフェポット」をはじめとした、紫香陶房の信楽焼は、
伝統エ芸士によって徹頭徹尾、丁寧な手仕事で一つひとつつくられています。
ここでは、その手作業の工程をご紹介します。
紫香陶房の信楽焼「マイ・カフェポット」ができるまで
工房では、ろくろを使い、形を整えながら本体とフタを成型。
その後、削り作業を行います。
ストレーナーを本体に合わせて調節し、フタも削って大きさを本体に合わせます。
取っ手を本体につけた後、穴開け作業を行います。
細かい穴を手作業で丁寧に開けていきます。
穴開けを終えて、成型作業は完了です。
成型したものを窯に入れ、750℃で素焼きを行います。
その後、いろいろな色の釉薬を塗り、再度釜入れ。
1230℃の高温で焼いて完成です。
紫香陶房 伝統エ芸士のご紹介
紫香陶房は滋賀県信楽町にある、信楽焼の工房です。
紫香陶房の陶器は、技能の高い伝統工芸士によって、一つずつ丹念に手作業でつくられます。
伝統エ芸士(信楽焼小物ロクロ伝統工芸士) ─ 小西啓吾/当主
1951年、滋賀県信楽町生まれ。
日本六古窯の地、信楽は焼物のほとんどは大物(壷・変・火鉢・植木鉢)づくりの度地であるが、
江戸の昔より代々小物の器物を手作りする家柄に生まれ、
幼少より家業を習い、茶器作りの薫陶を受ける。
1969年故・片山辰之助氏に師事、1994年「紫香陶房」を受け継ぎ当主となる。
1999年小物ロクロ伝統工芸士に認定される。
選べるカラーは全8色
マイ・カフェポットは、豊富な全8色からお選びいただけます。
カップなどと合わせて、お好きなカラーをお選びください。
サイズも豊富なSML
容量が異なるS/M/Lの3サイズでご提供しております。
お使いになる人数等でお選びください。
(この商品はMサイズです)
・Sサイズをご希望の方はこちら >
マイ・カフェポット Sサイズ
・Lサイズをご希望の方はこちら >
マイ・カフェポット Lサイズ
マイ・カフェポット(Mサイズ)の商品仕様
<詳細>
■サイズ:幅約140mm×直径約90mm×高さ約140mm
■容量:約350ml
■重さ:約540g
■材質:陶器・釉薬・ガラスコート
■生産国:日本製
※サイズは作品により多少異なります。
<注意事項>
・一品ごとに手作りのため、微妙な趣の違いがあります。
・直火、オーブンなどでの加熱はお避けください。
・お湯を入れるとポット本体が大変熱くなりますので、ご注意ください。
・コーヒーカップ2杯に分ける場合、一旦ポットの流れを止めるため、
再度注ぐときに多少出にくくなることがあります。
・使用後は、なるべく早めに外蓋、中蓋(ストレーナー)を洗い流してください。
コーヒー滓(かす)が硬くなり、穴詰まりの原因となってコーヒーが出にくくなります。