浦部農園

全3商品中 / 1-3商品
浦部農園とは
浦部農園は、群馬県藤岡市の農園です。主に雑穀・豆・古代米を生産しています。
浦部農園は、有機農業にこだわり、消費者が求めているモノを作り続けていく事を目標にしています。

浦部農園のこだわり
有機農業の基本は、土づくりです。
化学肥料や農薬をいっさい使わない田圃には
有機物を分解する高等微生物が生きる。
田圃から持ち出すのはお米だけ。稲藁も籾殻も全部田圃に戻す。
戻した有機物は微生物が分解して豊穣の土となす。
稲が水中、土中から豊かな恵みを吸収するのも微生物の働き。

有機物を豊かに取り込んではじめてバランスのとれた栄養豊かな米が実る。
米はいのちのカプセル。
そのいのちを養うのは土の力、微生物の力。
そして微生物を豊かにはぐくむのが役割を終えて田圃の土になる稲藁籾殻。
こんなところにもいのちの連鎖がある。

化学肥料や農薬で固めた土には無機養分の取り込みをもっぱらにする古在菌ばかりが増える。
古在菌ばかりの田圃の土は有機物の分解ができない。
稲藁や籾殻は分解されないままに成る。
稲藁や籾殻を鋤込むと、分解できずにガスがわくといって燃やしてしまう農家が多いのは
残念なことだが、それはそれだけ土が死んでいるということだ。

死んだ土から無機質だけを取り込んで育つ稲は、タンパク質の中でもアンモニアやアミドという
質の悪いものしか作れない。
アンモニアは毒性があるし、アミドは苦み成分だ。
このアミドをドロオイムシ、ウンカ、かめむしなどの有害虫が好んで食べる。
苦い作物には虫が付く。だから除草剤で防除する。
農薬や化学肥料を使う農業とはそういうものだ。実った作物の栄養価さえ損なってしまうのだ。

いっぽう、ミネラルやタンパク質を分解する高等微生物の多い有機農業の田圃からは
アミノ酸をたくさん含んだ米がとれる。
アミノ酸はアミドに比べ分子構造が大きいのでかめ虫やウンカにとっては効率がわるいらしい。
かれらは有機農作物には近寄らない。
アミノ酸を好むのは人間だ。有機の米や野菜が甘いのはアミノ酸のうまみのおかげだ。

子供たちに本物の味を教えたかったら有機栽培のものを食べさせよう。
無農薬ではなく有機栽培。JASで無農薬というとき、化学肥料の使用は認められているからだ。
農薬も化学肥料も使わない、という決意があってはじめて土は甦るし、生き返った土だけが
いのちの基を生み出すからだ。

浦部農園代表・浦部真弓さんからのメッセージ
私の農園がここまでこれたのは、なんと多くの方のご縁があってのことだったかと思います。
それなのにそのことに触れぬまま、農園が消えることがあってはならないという、
差し迫った思いでがんばって来ました。
思えば今より辛かったことは、たくさんあったではないか、
その一つ一つを乗り越えてきたではないか、売るアテなどなかった創業期も、
詐欺にあって打ちのめされた時も、草に負けて売るものがなかったときも、
それでもお客さまに支えられて、新しいご縁をいただきながら、今日まできたのではなかったか。
そういうことを思いおこしますと、奇跡的にもうちはクールスポットに守られて来ました。
大豆を含めすべての品目、品種で、1ベクレルまで絞っての検査でも汚染は検出されませんでした。
この事実をお手紙をお知らせできるお客さまの名簿もあれば、
こうしてWEBでお話しする機会もある。
いのちがけで丹精し、安全性が確認された米も麦も大豆も手の中にあるのですから、
これは決して最悪の事態ではないと思います。
今後とも、皆様のご理解とご協力をお願い申し上げます。
