有機大豆「大袖の舞」とは
大変希少な北海道産有機大豆です。
農薬を使わず、化学肥料も与えずに栽培した自然栽培農法の大豆です。
大ぶりの実が特徴的で製菓や煮豆の調理などに向いていて、
大豆本来の持つ香りと甘みが高く豆腐作りや納豆作り・味噌作りにも使われます。
全国の老舗の味噌蔵や有名豆腐でも愛用されています。
折笠農園とは
北海道随一の農業地帯、十勝の幕別(まくべつ)町で
緑肥を使用した独自の無肥料無農薬の自然栽培農法に力を入れる農園です。
機械化が進み化学肥料、化学農薬を駆使し生産性を高め始めた時代に
先代の「北海道開拓時代の豊かな土地を取り戻したい」という思いから、
化学肥料を使わない緑肥を農園に導入し、じゃがいもを生産する農場へと転向させました。
「安心・安全・自立した農業」を目指し自然栽培を始めてから10年、
折笠健さんにその思いは受け継がれ、無農薬でてきる自然野菜の生産を実現することができました。
緑肥を使った畑作り
緑肥とは畑で育て栽培した植物を収穫せず、そのまま田畑にすきこみ土と一緒に耕すことで
自然な肥料とし活用することです。
緑肥を使用するメリットとして
・土の構造がよくなることで、水はけ、保水力などが高まる。
・有機物が増加することで、土壌中の微生物の繁殖が促進される。
・土壌中の微生物間のバランスがよくなり、病害虫の発生を防ぐ。
などが挙げられ畑を健康に保てます。
折笠健さんの「豊かな土地を取り戻したい」という思いに合致した肥料です。
有機大豆「大袖の舞」生産者 折笠健さんのこだわり
折笠農園で育てられた大豆は無農薬・無化学肥料にこだわって自然栽培で大事に育てられています。
自然栽培はまだまだ新しい分野で、無肥料無農薬での栽培も大変難しく、
折笠さんも帯広畜産大学土壌学・微生物学・北海道農業研究の専門家にアドバイスを受け、
常に研究を重ねながら畑作りを行っています。
農作物の自然栽培という難しい分野に挑戦するだけでなく、作物の味にももちろんこだわっています。
自然栽培というだけで味は美味しくないと消費者が感じてしまえば本当の意味での普及はありえません。
そう考えた折笠さんは、毎年実験的にじゃがいもだけで30〜35品種の作物を植え、
その中から自然栽培に最も適した味と品質のものはどれかを研究しています。
「おいしさの理由を自身がしっかりと持つこと」が大切だと考える折笠さん、
研究をさらに重ねることでその理由がはっきりと見えてくると確信しています。
木村秋則さんとの出会い
絶対に不可能と言われていた無農薬・自然栽培のリンゴの生産に成功し
「奇跡のリンゴ」として大きな話題を集めた青森のリンゴ農家・木村秋則さんと出会ったのは8年前。
「自然のサイクルを理解できなければ自然栽培はできない」という言葉に心を打たれ
化学肥料を使わない自然栽培への挑戦が始まりました。
木村さんの土作りを一から教わり、自然栽培の先駆者達との出会いを重ね
現在では全面積75haのうち28ha、全体の約30%が自然栽培の畑となりました。
将来的にはさらに大規模で継続できる自然栽培を目指しており、
木村さんの願いでもある北海道の農業の発展に貢献できるように日々邁進しています。
大豆の持つ栄養素
畑のお肉と呼ばれるほど豊富な栄養素を含んでいる大豆。
世界でも指折りの長寿国となった日本ですが
その要因の一つとして大豆が海外でも注目されています。
バランスの良い日本食で古くから、米、魚、大豆などを食べ続けており、
大豆をうまく食生活に取り入れて栄養を摂取してきたことが、現在の長寿につながっていると考えられます。
「大袖の舞」の美味しい食べ方
五目豆の作り方
?@ 大豆の戻し方
大豆は一晩たっぷりの水にひたして戻します(夏場は冷蔵庫に入れておきます)。
まんまるだった小粒の大豆が、ふっくらとした楕円形の豆の形になってから炊き始めます。
※冷蔵庫の温度が低いと一晩つけ置いても、ふっくら戻っていないことがあります。その場合は室温に戻して、ふっくら戻るまで待ってから炊くようにしてください。
?A 五目豆の煮方
五目豆の大豆以外の材料は用意できるものでOKです。
基本は大豆、にんじん、ごぼう、干し椎茸、こんにゃくで作ります。
それぞれ大豆と同じくらいの大きさ(1?pほどの角切り)にしておきます。
こんにゃくだけは切ったあとに塩小さじ1/2ほど(分量外)をもみ込んで、10分ほど置いてから水洗いしておきます。
また、干し椎茸の戻し汁は後でだしと合わせて使うので、干し椎茸を取り出した後に茶こしなど細かい目のざるで濾しておくとよいです。
?B 五目豆の味付け
鍋に切った材料を入れ、だしと椎茸の戻し汁を合わせて600mlほど加えます(だしは『かつお節と昆布のだし』を使って作ります)。
その鍋にすべての調味料(濃口醤油、みりん、砂糖)を入れてから火にかけます。
?C 五目豆の炊き方
鍋を中火にかけ、沸いてきたらアクがたくさん出てくるのでお玉を使って丁寧にすくい取ります。
火加減を弱火に落として、アクがおさまったら蓋をしてコトコトと炊いていきます。
中の煮汁の状態は、蓋を開けると細かい泡がしっかり豆の間から出ているくらいの火加減(弱火)です。
その状態で蓋をして45分ほど炊くのですが、30分炊いた頃に、豆の硬さと煮汁の分量を一度見てみるとよいです。
煮汁が明らかに少なければ足し水をします。豆の硬さもあと少し柔らかくなれば、というくらいになっているはずです。
さらに15〜20分ほど弱火で炊いて、煮汁につけたまま冷まして、粗熱がしっかり取れたら冷蔵庫で保管します。
※炊きあがってすぐに食べても美味しいのですが、一晩おいて味が落ち着いてから食べるとより美味しくなります。日持ちは冷蔵で4〜5日ほど。
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大豆の保管方法について
保管をされる際には15度以下の風通しの良い冷暗冷所にて虫などが発生しないよう封をして保管していただくと出来る限り品質が落ちることなく保管して頂けます。
しかし、開封後日数が立って参りますと味の品質が少しずつ落ちてしまうことが考えられますためお客様のお召し上がりのペースに合わせてご購入の量をご検討いただけますと幸いです。
有機大豆「大袖の舞」
・商品名:有機大豆大袖の舞
・原産地:北海道十勝幕別町
・内容量:300g
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また、大豆を食べる時の注意点や家庭料理への取り入れ方も掲載しています。
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