冬至にやってはいけないこと5選|理由と正しい過ごし方を徹底解説


「冬至って何を避ければいい? 何をすればいい?」と迷っていませんか。

2025年12月22日は、柚子湯に入る風習で知られる「冬至」です。一年で最も夜が長く、節目の日である冬至には、避けた方が良い行動がいくつかあります。

この記事では、冬至にやってはいけないことを理由とともにわかりやすく解説いたします。さらに、冬至の正しい過ごし方についても具体的に紹介します。

無理なく取り入れて、冬至を心地よく過ごし、より良い新年へとつなげていきましょう。

もくじ

冬至にやってはいけないこと5選

冬至は一年冬至を心地よく過ごすために、まずは「やらないこと」を押さえておきましょう。

ここでは、冬至に避けた方が良いとされる5つの行動と、その理由について紹介します。

  • 体を冷やす
  • 夜更かし
  • ネガティブな言動
  • 大掃除
  • 新しいことを始める

それぞれ見ていきましょう。

体を冷やす

冬至にやってはいけないことの1つに、体を冷やすことが挙げられます。

1年で一番昼が短く、寒さが厳しくなる冬至は、体を冷やすと体調を崩しやすくなるからです。

この時期は冷たいものを避けて、温かいものを食べたり飲んだりして、体を温めることを心がけましょう。冬至は、厳しい寒さから身を守り、健康に冬を乗り切るための準備期間です。この時期を乗り切るためにも、意識的に温かくして、体を大切に過ごしましょう。

夜更かし

冬至にやってはいけないことの1つに、夜更かしが挙げられます。

冬至は、一年で最も夜が長い日です。この日は無理に活動せず、早く寝て心身を休めることが大切だとされています。また、しっかりと睡眠をとることで、翌日から運気が上向きに転じやすいと考えられています。

この機会に、いつもより早く寝て、心と体をしっかり休ませてあげましょう。

ネガティブな言動

冬至は、陰口やケンカなどのネガティブな言動を避けるべき日とされています。

冬至は「陰」のエネルギーが強まる時期であり、心が不安定になりやすいと言われています。この日にネガティブな言葉を口にしたり、ケンカをしたりすると、これから上昇するはずの運気を逃してしまうと考えられています。

ぜひ、温かい気持ちで過ごすことを心がけて、運気を呼び込みましょう。

大掃除

大掃除は、年末に行うのが一般的ですが、冬至の日は避けた方が良いという説もあります。

冬至は「一陽来復(いちようらいふく)」といって、運気が上昇に転じる日だと考えられています。この日に大掃除をすると、せっかく舞い込んできた良い運気を掃き出してしまうといわれるからです。

年末の大掃除は、冬至の日は避け、運を味方につけて清々しい気持ちで新年を迎えましょう。

新しいこと始める

冬至に新しいことを始めるのは、避けた方が良いとされています。

この日は、一年で最も昼が短く、「陰」のエネルギーが強まる日です。そのため、新しいことを始めるよりも、静かに1年を振り返り、来年の計画を立てるのに適した日だとされています。

この日に無理に活動するのは避け、心と体を休めて、穏やかに過ごすのがおすすめです。

冬至にやるべきこと6選

冬至には、体を温め、運気を呼び込むための様々な風習があります。これらの風習は、昔から人々の暮らしに根付いており、新しい年を健やかに迎えるための知恵と願いが込められています。

ここでは、冬至にやっておきたい6つのこととその理由について紹介します。

  • 柚子湯に入る
  • 「ん」がつく食べ物を食べる
  • 小豆粥を食べる
  • 新年の計画をたてる
  • お財布を新調する
  • ふくら雀を見る

それぞれ見ていきましょう。

柚子湯に入る

冬至には、お風呂に柚子を入れた「柚子湯」に入る風習があります。

柚子湯に入る理由は以下の3つです。

  • 健康への願い
  • 邪気払い
  • 縁起担ぎ

柚子と一緒にお湯に浸かることで、寒さが厳しい時期に体を温め、健やかに過ごすという人々の願いが込められています。

また、柚子の強い香りには邪気を払う力があると信じられており、身を清めるための大切な儀式でもありました。

さらに、この風習には言葉の縁起担ぎもあります。「冬至(とうじ)」と「湯治(とうじ)」、「柚子(ゆず)」と「融通(ゆうずう)」をかけて、病気にならず、物事が円滑に進むようにと願う意味も込められています。

寒い冬を乗り切るため、この冬至にはゆず湯に入って心と体を温めてみませんか。

「ん」がつく食べ物を食べる

冬至には運を呼び込むとされる「ん」のつく食べ物を食べる習慣があります。

特に「ん」が名前に2つ含まれる食材は「運盛り」と呼ばれ、縁起が良いとされています。その中でも代表的な7つの食材が「冬至の七種(ななくさ)」です。

冬至の七種:

  1. かぼちゃ(なんきん)
  2. にんじん
  3. れんこん
  4. ぎんなん
  5. きんかん
  6. かんてん
  7. うんどん(うどん)

この中でも、特にかぼちゃは「冬至かぼちゃ」としてよく知られています。また、他の食材が不足しがちな冬に、保存がきいて栄養をしっかり摂れるかぼちゃは、昔の人々が寒い冬を乗り切るための貴重な食材でした。

運を呼び込むだけでなく、おいしさも魅力の冬至かぼちゃを、食卓に取り入れてみてはいかがでしょうか。

参考:農林水産省「冬至」
松島町 冬至の七種を知っていますか?

小豆粥を食べる

冬至には小豆が入った「小豆粥」を食べる風習もあります。

古くから、小豆の赤色には魔除けや厄除けの力があると信じられてきました。そのため、冬至に小豆粥を食べることで、一年の邪気を払い、無病息災を願います。これは、新しい年を健やかに迎えるための準備として、昔から大切にされてきた風習です。

また、小豆は体を温めるともいわれています。寒さが厳しくなるこの時期に食べることで、体の中から温まり、元気に冬を乗り越えようという願いも込められています。

新年の計画をたてる

冬至は、翌年の計画や目標を立てるのに最適です。

冬至は、一年で最も昼が短い日ですが、この日を境に再び昼が長くなります。このことから、冬至は「陰」のエネルギーが強くなり、「陽」へと転じる時期だと考えられてきました。

このことから、冬至に一年間を振り返り、来年の目標や計画を立てることは、心と気持ちを整理し、新しい年をより良くするための大切な準備になります。

お財布を新調する

冬至に新しいお財布を使い始めるのも、縁起が良いとされています。

冬至は、一年で最も昼が短く、夜が長い日です。このことから、陰の気が最も強くなる日だと考えられてきました。陰のパワーが強いと、「蓄える」ことができるといわれ、お金がしっかりと貯まるようにという願いが込められています。

また、冬至は「一陽来復(いちようらいふく)」という言葉でも表現されます。これは「悪いことが続いた後に、運が開けて幸運が巡ってくる」という意味です。運気が上昇に転じるこの時期に、お財布を新調することで、金運アップを願う人も多くいます。

この冬至に、新しいお財布を準備して、お金や福を呼び込んでみてはいかがでしょうか。

ふくら雀を見る

冬の寒さを耐え抜くために羽毛をふくらませた雀は「ふくら雀」と呼ばれ、昔から豊かさを象徴する縁起物とされています。

「福良雀」や「福来雀」とも書かれ、家族の幸福や繁栄をもたらすと言われています。

散歩中にふくら雀に出会えたら、運気アップになるかもしれません。

冬至をゆったり過ごして心身を整えよう

冬至は、一年で最も夜が長く、寒さが厳しい日です。無理に活動するのではなく「やらないこと」を意識して心身を休めて英気を養うことが大切です。

柚子湯や冬至かぼちゃなどで体をいたわり、エネルギーを蓄え、心身を整える日にしてみてはいかがでしょうか。

ぜひ、冬至の風習を大切に、気持ちよく新年を迎える準備をしてみてください。

冬至にやってはいけないことに関するQ&A

冬至にしてはいけないことは何ですか?

冬至に避けるべきとされる行動には、体を冷やす、夜更かし、ネガティブな言動、大掃除、新しいこと始める、の5つがあります。冬至は一年で最も夜が長く、「陰」の気が強まる日とされているため、無理な活動を避け、心身を休めることが大切です。

冬至にやると良いことは何ですか?

柚子湯に入る、「ん」のつく食べ物を食べる、小豆粥を食べる、新年の計画を立てる、お財布を新調する、ふくら雀を見る、などが挙げられます。これらの風習には、体を温め、邪気を払い、運気を呼び込むという意味が込められています。

冬至にかぼちゃとあんこを食べるのはなぜですか?

冬至にかぼちゃとあんこを食べるのは、縁起と栄養の両方を考えてのことです。

かぼちゃは、名前に「ん」が2つ入る「運盛り」で、運気アップを願うため。また、冬の貴重な栄養源でもあります。

あんこ(小豆)は、その赤い色に魔除けや厄払いの力があるとされ、邪気を払う意味が込められています。

なぜ冬至に柚子湯に入るのですか?

柚子湯に入る理由は主に3つあります。1つ目は、体を温めるため。2つ目は、柚子の香りに邪気を払う力があると信じられているため。3つ目は、「冬至(とうじ)」と「湯治(とうじ)」、「柚子(ゆず)」と「融通(ゆうずう)」の縁起担ぎのためです。

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この記事を書いた人

農業と栄養について学んだ知識を活かし、食や暮らしに関する記事を執筆中。趣味は家庭菜園とお菓子作り。子どものために作ったおやつを、つい自分が食べすぎてしまうのが最近の悩みです。

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