平成20年12月、宮崎県三股町で元サラリーマンたちが結成した「霧島会」が発足。三股の自然を生かした国産ごまの生産が始まりました。
当初は22名の会員で、農業経験者はわずかに2名でしたが、一生懸命に努力し地域のためにごまの生産に取り組んできた結果、現在は35名まで生産農家が増え、ますます盛り上がりを見せています。
(生産規模は、平成21年1.3ha、平成22年2.7ha、平成23年17haと年々拡大しています。)
ごまは生産コストを低く抑えることができ、鳥獣被害も比較的少ないことが特徴です。
「霧島会」は耕作放棄地を利用して、栽培期間中農薬、化学肥料を使用しない栽培を徹底し、間引き・植付・収穫作業も手作業中心で行っています。
平均年齢65歳の「若者たち」は、新たな農業の道を三股町で切り開き、子供たちへ引継ごうとしています。
茎・葉を利用した商品の開発
ごまの種子が非常に栄養価の高いものであれば、その種子に栄養を届ける茎や葉にも同じ成分が含まれる可能性があると考えています。
現在、地元の大学と連携を取りながら成長過程の若葉や茎を使った成分分析調査を行っています。
農業・工業・商業・観光の連携
ごまの産地として、栽培・収穫から始まり、ごまの普及のための加工品の製造、ごまを使った料理などの開発などを行います。
公共施設、教育施設、地元企業の協力を得ることで、見る、汁、楽しむといった取り組みを実施してゆき、生活の中で身近にごまを感じられる環境を作ってゆきます。
日本一のごまの生産地を目指します。
平成22年11月に中小企業庁より宮崎県の地域資源の認定を受けてから本格的に始まったごまのまちづくり。
県内外への普及のために、付加価値をつける要素を作り出すことが必要であり、その可能性を秘めたごまで生産量日本一を目指してゆきます。