同じように使っていました、しかしお米を育てる思いが違いました。
前の年はお米が採れていくら儲かるなど、お金の事ばかり考えて育てていました。
次の年は意識して消費者の幸せを願いお米を育てることにしました。
そして収穫を迎え味見・・・甘いのです。
『生産者の想念はお米に影響を与える』、大きな発見でした。
何も話さない稲ですが明らかに意思が有る証拠です。
生産者の思いがお米の味まで変える、おそらく食べる方の健康にまで影響を与えるのではないか、そのように思います。
もう一つの発見は、炎天下での作業はとてもつらい仕事です。倒れそうになる時もあります。そんな時、お客さんの笑顔が脳裏に浮かぶと不思議なことが起こります。
どんなに辛い事も瞬間的に消え楽になるのです。
驚きの発見でした。
『思いが身体に影響する』、大きな発見でした。
わたしたちは物質中心の考え方をしていますが、目に見えない心の営みが物質以上に体に影響をあたえる、そのように思います。
精神論を振りかざすのは可笑しいかもしれませんが、そのような事を自然農法は教えてくれました。
この二つの発見は私の農業の中心に成っています。
そんな日々を過ごしているある日、一人の研究者と出会いました。
酸性雨が降っているでしょう。当然ながら農地は酸化土壌になります。
農作物も酸化の情報を吸収しながら成長します。
近年、冷蔵庫の中で溶けるように腐敗する野菜を見かけますが、それも酸化土壌が原因の一つではないか、そのように思います。
その酸化土壌を還元土壌に変える方法を教わりました。
酸化と還元、理解できない事が多かったのですが、試行錯誤しながら土壌改良に努め、還元土壌化に取り組んできました。
還元土壌で育ったお米を『還元米』と名付けて販売するようになりました。
平成30年、ある方から還元米の注文がありお届けしました。
一か月後、その方から再注文がありました、還元米って普通のお米の何倍も高いんですが、「高いお米をどうしてお求めになるのですか?」とお尋ねましたら、「私は心臓発作で20年以程、寝たきりでした」とおっしゃいました。「それが一ヶ月もしないうちに買い物に出かけられるようになった」、「毎日起こる激しい心臓発作がほぼなくなった」とお聞きし、還元土壌のパワーを教えて戴きました。
その他に潰瘍性大腸炎に向き合っている方、毎日起こる原因不明の頭痛と吐き気に悩んでおられる方、生まれつき爪が二枚爪三枚爪の方、すべて結果良いとお聞きし、私の研究が裏付けられました。
還元米は生産量が少なく超限定品です、代わるお米が有りません。
お米は年間を通じ安定的に食べる必要があります。
健康に悩んでおられる方は年間契約をされ、一年分のお米の確保をされたほうが良いかと思います。
お米、もち麦、大豆を中心に栽培してます。
お米も重要ですが大豆も重要な食べ物なんです。
今から50年ほど前、こんなことを学びました。
お肉には肉毒が含まれ、癌になりやすい。
当時、日本人には癌は少なかった時代です。
50年後の今日、二人に一人が癌になる時代になりました。
原因は国民が豊かになり肉の消費量が大幅に増え、食生活の変化と言われています。
腐れるという字の中に肉という文字が入っているのも不思議です。
それとストレスが相まって癌などの重病が増えている、と言われています。
私の知人の体験談をお話しします。
彼は企業の戦士として働いている優秀な営業マンでしたが大腸癌になり、数年後直腸がんになる、その数年後今度はリンパ癌になり余命1年半と宣告されました。
死を予感した彼は医学に頼らず食を変えようと決意し、昼は外食ですが夜は大豆製品だけを食べていたそうです。加えてストレスをなくす努力をした。
すると「癌が消えた」というのです。10年以上過ぎて再発もない、と話してくれました。
食の重要性を裏付ける出来事です。
「畑のお肉と言われる大豆」煮豆としてサラダ感覚でお召し上がることをお奨め致します
又、もち麦は食物繊維が牛蒡の3倍と多く含まれている食品で、20年程以前から栽培を続けております。
もち麦は大麦の仲間でもち性があります。
元々大麦は日本では味噌の原料となり、外国ではビールやウイスキーの原料となり、古代から広く世界中で発酵食品として使われている食品です。
ある日、こんな事が有りました。
収穫後に乾燥しますが、もち麦が乾燥機の隅に未乾燥の状態で残っていました。
半年が過ぎて機械を開けると、もち麦に白いカビが生えていました。
発酵していたのです、食品類には青カビが生えるのが普通ですが、もち麦の発酵機能を裏付ける出来事でした。
お米の炭水化物、大豆の蛋白質、もち麦の発酵機能、
この3つの食品を食べることにより効果的に自然治癒力を高めることが出ます。
また大麦類は硬い種子で丸いままでは消化が困難です。
押麦は圧平してありますがそれは表面に傷をつけ消化を助けるための工夫です。
当農園の押麦は半押と言いまして半分ほど圧平しています。
炊飯すると水分を含み雑穀のように丸くなります。
NHKのあさイチで放送され、刑務所での食事は麦飯で、入所者には生活習慣病が無いそうです、入所時に生活習慣病の方でも治って退所される、と放送されました。
もち麦の重要性の裏付ける出来事です。