小豆の煮方|鍋で作る煮小豆のレシピ



記事の監修
管理栄養士
安藤ゆりえ
老人保健施設の管理栄養士を経て、健康を維持するためには若いうちからの食生活の大切さを実感。2016年フリーランスとして活動を開始。レシピ開発や栄養指導、料理教室、食に関するコラムの執筆などを行っている。

管理栄養士:安藤ゆりえ
小豆の煮方

家庭でも簡単にできる小豆の煮方。ポイントは、しっかりと渋抜きをしてじっくり煮ることです。

小豆の煮方(鍋編)

小豆を下茹でし、鍋でゆっくりと煮る方法です。
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調理時間 1 hr 30 mins
材料(人分) 1

材料
  

  • 小豆 200 g
  • 砂糖 120~200 g
  • 1~2 g
  • 500 ml

作り方
 

  • 小豆をたっぷりのお水でやさしく洗います。
  • 小豆にたっぷりの水を加えて中火で煮ます。小豆は水を吸うと2.4倍ほどに膨れるので大きめの鍋を使用しましょう。
    小豆は浸水は必要なくそのまま炊き始められます。
  • 沸騰したら火を止め、蓋をして20分ほど放置して蒸らします。
  • 蒸らし終えたら煮汁を捨てます。ここまでの工程を渋切りと呼びます。
  • 渋切りをした小豆と水を入れて煮ます。ここでの水の量は豆の4~5倍ほどです。
  • 鍋を中火にかけ、沸いたらアクをすくい取ります。煮ている最中、小豆が湯から出ないように時々さし水をします。
  • 40~50分煮て一度豆の煮具合を確かめます。
    指で豆をつぶし、軽い力でつぶれる状態が良い煮具合です。小豆の品種などによって1時間以上かかることもあり、大きさによって煮えムラも出てくるので、いくつかの豆をみて煮えている状態になったら火から外します。
  • 蓋をしたまま30分蒸らします(この蒸らしで煮えムラをなくします)。
  • 蒸らし終わったら小豆と水分量のバランスを確認をします。小豆に対して水が少ない場合は追加し、多すぎるなら煮汁を減らします。
  • 中火にかけ砂糖を1/3ずつ加えて溶かしていきます。沸いてきたら弱火にして5~6分ほどコトコトと煮て砂糖と小豆をなじませます。
  • 最後に塩を加え、やさしく混ぜて溶かしたら完成です。
このレシピのキーワード 小豆

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煮小豆の保存方法

保存方法

完成した煮小豆は、容器に移して冷蔵庫で保存します。
冷蔵保存の場合は1週間で食べきるようにしてください。
使いきれない分は、保存袋などに入れて冷凍保存もできます。
冷凍保存の場合は2か月が保存期間の目安です。

小豆の栄養と美容・健康効果

小豆には良質なタンパク質や豊富な食物繊維・ポリフェノールなど、さまざまな栄養分がたっぷり含まれています。
美容・健康効果だけではなく、ダイエット効果も期待できる食材です。
詳しくはこちらの記事も読んでみてくださいね。

小豆の煮方についてのQ&A

小豆のえぐみをしっかり取る方法は?

小豆のえぐみが気になる場合は、三回ほど渋切り(アク抜き)することをおすすめします。 さらに渋切りの際に、沸騰したら差し水を加えると、豆のしわが伸び、豆の芯まで煮えることで渋さもなくなるともいわれています。

小豆を圧力鍋で煮る方法は?

圧力鍋で小豆を煮る場合、渋切りをしたら、小豆:水=1:3の割合で小豆と水を入れ圧力鍋の蓋をして火にかけ、圧力がかかったら弱火にし約5~10分煮ます。圧が下がったら蓋を開けて塩を入れ砂糖を数回に分けて入れながら、好みの硬さまで(目安約15分)煮ればでき上がりです。

小豆の煮方には一晩水に浸けてその水を使って煮る方法と、すぐに火にかけ煮こぼしてから煮る方法があるようですが、どちらがいいのでしょうか?一晩浸けてから煮る方法は小豆の渋みは取れるのでしょうか?

どちらの方法でも大丈夫です。時間がない時には、浸水させなくても大丈夫ですが、その場合は一度小豆とひたひたの水を鍋に入れ強火にかけて沸騰したら一度ざるにあげるようにしましょう(渋抜きもしくはアク抜きのため)。

煮小豆の保存方法は?

煮小豆は容器に入れて冷蔵庫で保存してください。すぐに食べない場合は冷凍保存もできます。

煮小豆の保存期間は?

煮小豆は冷蔵保存の場合は1週間で食べきってください。冷凍保存の場合は2か月ぐらいが目安です。

煮小豆はダイエット中のおやつに食べても大丈夫ですか?

煮小豆には砂糖がたっぷり入っているのでダイエット中に頻繁に食べるには向いていません。糖分が気になる方は砂糖の量を減らして調整してください。

管理栄養士からのコメント

体に嬉しい栄養素を多く含む小豆。
自分で煮ると甘さ加減も調整できていいですね。
お豆を煮るのはとっても豊かな時間ですよね。

管理栄養士:安藤ゆりえ

管理栄養士プロフィール

安藤 ゆりえ

公式サイト

老人保健施設の管理栄養士を経て、健康を維持するためには若いうちからの食生活の大切さを実感。
2016年フリーランスとして活動を開始。レシピ開発や栄養指導、料理教室、食に関するコラムの執筆などを行っている。
また「食を見直すならまずは毎日使う調味料から」をコンセプトに地元愛知県三河のみりんや味噌などの伝統的な調味料の素晴らしさを伝えるセミナーなども開催。

食や栄養に関すること全般ですが特に
・調味料について(みりん、味噌や醤油などの製法やどんなものを選ぶと良いかなど)
・体に優しいスイーツの選び方、作り方
・ダイエットレシピの考案
・時短レシピの考案を得意としています。

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この記事を書いた人

コンテンツ、写真撮影担当。暇があったらキッチンで発酵食品や保存食品を作ったり、写真を撮ったりしています。趣味は一人で映画に行くこと。