オリーブオイルで揚げ物はダメ?揚げ物に適したオリーブオイルの種類を紹介
健康的な油といえば、オリーブオイルを思い出すという方も多いことでしょう。
しかし、オリーブオイルで揚げ物はダメと聞いたことがありませんか?
その答えは、「オリーブオイルの種類によって、適している場合と適さない場合がある」です。
この記事では、揚げ物に適したオリーブオイルの選び方、注意点などについて詳しく解説し、オリーブオイルを使って作る天ぷらや唐揚げの美味しい作り方もご紹介いたします。
オリーブオイルでの揚げ物がダメと言われる理由
オリーブオイルでの揚げ物を避ける理由は、一部のオリーブオイルは発煙点が低く、高温で煙が出やすいという特性にあります。
煙には有害物質が含まれていますので、煙が出ることのない温度で揚げ物をすることが大事なのです。
発煙点は油の種類によって異なります。オリーブオイルの中では、一般的にエクストラバージンオイルの発煙点は精製オリーブオイルや精製オリーブオイルにエクストラバージンオリーブオイルを混ぜた、「ピュアオリーブオイル」よりも低いと言われています。
揚げ物をするときの油の目安の温度は180℃と言われています。エクストラバージンオリーブオイルの中には、発煙点が160℃くらいのものあります。発煙点が160℃では、揚げ物には使用できません。
参考:料理科学の森「油脂の発煙点」
揚げ物もできるエクストラバージンオリーブオイル
有機エクストラバージンオリーブオイル450ml(430g)| 無ろ過・低温圧搾(コールドプレス)製法、イタリア産-かわしま屋-_t1
オリーブオイルの国際基準をクリアした「本物」のエクストラバージンオリーブオイルです。 イタリアの老舗メーカーが有機農法で育てたオリーブを手摘みで収穫し、低温圧搾製法で搾油しています。 さらっとして飲みやすく、無ろ過なのでオリーブオイルに含まれているポリフェノールなどの栄養を丸ごと摂取できます。
2204 円(税抜)
揚げ物に適したオリーブオイルの選び方
高温調理に適したオリーブオイルは、純度の高い精製オリーブオイルや精製オリーブオイルにエクストラバージンオイルを混ぜた「ピュアオリーブオイル」です。
これらのオリーブオイルは発煙点が高く、から揚げや天ぷらなどの揚げ物に適しています。オリーブオイル特有の風味も一部薄まり、食材の味を引き立てるヘルシーな揚げ物ができちゃいます。
オリーブオイルを使って揚げる天ぷらとから揚げの作り方
オリーブオイルで揚げる天ぷら|卵なしでサクッとヘルシー
材料
- お好みの具材 適量
- オリーブオイル 適量
- 薄力粉 大さじ 5
- 片栗粉 大さじ 1
- 冷水 大さじ 5
作り方
- お好みの具材の下処理をする。野菜は洗って、お好みの大きさにカットし、晒しの布などで水気を拭き取ります。
- オリーブオイルを170℃に熱しておく。
- 薄力粉と片栗粉をボウルに入れ、箸などで混ぜてダマをとる。
- 粉に冷水を加え、さっと混ぜる。
- お好みの具材に衣をつけて、きつね色になるまで揚げる。
オリーブオイルで揚げる絶品から揚げ
材料
- 鶏肉 300 g
- ニンニク 1 かけ
- 生姜 ニンニクと同量
- 調理酒 大さじ 2
- 醤油 大さじ 1と1/2
- 卵 1/2 個
- 薄力粉 大さじ 1
- 片栗粉 大さじ 2
- オリーブオイル 適量
作り方
- ニンニクと生姜をすりおろす。
- 鶏肉を食べやすい大きさに切る。
- ボウルに鶏肉、調味料、すりおろしたニンニクと生姜を加え、鶏肉によく揉み込み、30分以上冷蔵庫で寝かせる。
- 溶き卵を加えてさらに揉み込み、15分程度冷蔵庫で寝かせる。
- 薄力粉と片栗粉を混ぜたものに、味付けした鶏肉をまぶす。汁気は軽く切ってから粉にまぶすのがポイント。
- 160℃に熱したオリーブオイルで、2〜3分揚げ、3分ほど置いておく。
- 再び、180℃に熱したオリーブオイルで3〜4分程度揚げたら完成です。
コツ・ポイント
揚げ物に使ったオリーブオイルは使い回し、再利用できるの?
オリーブオイルも他の油と同様、使い回しは推奨されません。
使い回しによって油の品質が低下し、発煙点も下がります。新鮮な油を使って、揚げ物をした方が安心して揚げ物を召し上がっていただくことができます。
とはいえ、絶対に使い回しができないというわけではありません。
揚げ物に使ったオリーブオイルの廃棄のタイミングは、一回の揚げ物で揚げた量や、次にご使用になるまでのオリーブオイルの保存方法や環境によっても異なります。
揚げ物に使ったオリーブオイルがサラサラしておらず、どろっとした感じだったり、変な匂いがした場合はご使用を避けた方が良いでしょう。
有機エクストラバージンオリーブオイル450ml(430g)| 無ろ過・低温圧搾(コールドプレス)製法、イタリア産-かわしま屋-_t1
オリーブオイルの国際基準をクリアした「本物」のエクストラバージンオリーブオイルです。 イタリアの老舗メーカーが有機農法で育てたオリーブを手摘みで収穫し、低温圧搾製法で搾油しています。 さらっとして飲みやすく、無ろ過なのでオリーブオイルに含まれているポリフェノールなどの栄養を丸ごと摂取できます。
2204 円(税抜)
オリーブオイルでの揚げ物についてのQ&A
- : オリーブオイルでの揚げ物はなぜ避けられがちなのですか?
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一部のオリーブオイルは発煙点が低く、高温で煙が出やすいため、特にエクストラバージンオリーブオイルは高温調理には不向きとされています。
- オリーブオイルで揚げ物をしても大丈夫?
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はい、オリーブオイルで揚げ物をしても大丈夫です。揚げ物をする際は、発煙点の高いオリーブオイルを選ぶことがポイントです。精製オリーブオイルとエクストラバージンオリーブオイルを混ぜて作られた「ピュアオリーブオイル」は、エクストラバージンオリーブオイルに比べて発煙点が高いので、揚げ油としておすすめです。
- オリーブオイルとサラダ油の違いは?
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オリーブオイルとサラダ油の違いは、まず原料に違いがあります。サラダ油は、菜種や大豆、とうもろこしなどの種子からできており、オリーブオイルは、オリーブの実から作られます。サラダ油は、一般的に発煙点が高く、味や香りが少ないのが特徴です。
- エクストラバージンオリーブオイルで揚げることは可能ですか?
-
発煙点が比較的高いエクストラバージンオリーブオイルを選べば、天ぷらや唐揚げなどの揚げ物に使用することができます。特に低温での調理に適しています。
- 揚げ物に使ったオリーブオイルを使い回しすることはできますか?
-
オリーブオイルの使い回しは品質低下や発煙点の低下を招くため、新鮮な油を使うことが推奨されます。ただし、一度の使用後、適切な保存方法によっては再利用が可能です。
- オリーブオイルを使った揚げ物のレシピのポイントは何ですか?
-
揚げ物用のオリーブオイルを170℃に熱し、冷水で作った衣を具材につけて揚げることがポイントです。エクストラバージンオイルで作る場合、発煙点を考慮して低温でゆっくりと揚げることがカギです。