【土鍋を巡る冒険.1】土鍋とは
土鍋とは
![土鍋とは](/contents/wp-content/uploads/images/donabeadventure1_img_01.jpg)
日本の伝統工芸とも呼べる土鍋(どなべ)。
一般的には陶土をこねて焼いた素焼きの鍋が土鍋と呼ばれています。
伝統的な素焼きの土鍋だけではなく、近年では釉薬(うわぐすり)をかけてデザインされたものや
IHに対応した土鍋など、環境や感性に合わせて変化した土鍋も登場しています。
ホームセンターや東急ハンズなどに行くとズラッと土鍋が並んだコーナーが設けられていますが
いったいどれを選んだらいいんだ・・・、何てことがあるかと思います。
土鍋生活を始めてみたい!うちの土鍋と何が違うの?
といった皆様のお悩み・疑問を解決するべく
「土鍋を巡る冒険」と題しまして特集記事をお送りさせていただきます。
土鍋のメリット
土鍋を使うメリットと言えば、まず何より
調理が簡単で美味しい料理ができる!ということが思い浮かびます。
普段から自炊することの多い私ですが
どうしても仕事で疲れて帰ってきたり、料理をする気分じゃないというテンションの日があります。
メニューを考えるのすら面倒・・・、といった時の救世主がそう土鍋料理なんです。
好みの具や野菜を選んで煮込むだけで手軽においしく栄養も摂れので
一石二鳥、いや一石三鳥くらいの活躍をしてくれます。
後片付けも鍋をサッと洗って乾かしておくだけなので楽々です。
調理が楽で栄養も摂れ後片付けも楽にできる、土鍋は完璧な調理器具なんです。
なんで美味しくできるの?
土鍋には実は遠赤外線を放射する成分が含まれていて、
土鍋で煮炊きした食材は芯からふっくらとおいしく炊き上げることができるんです。
また保温効果も高く、調理したものが冷めずに温かいので
少し時間が経っても味が損なわれないという特徴があります。
また、なんといっても土鍋に入った料理は美味しそうに見えますよね。
視覚から脳に訴えかけらる美味しそう!といったイメージは
前述した科学的根拠を飛び越えて、土鍋で作った料理は美味しいと思わせてくれます。
より土鍋料理を美味しく楽しむ為に、自分好みのデザインを選ぶことも土鍋選びにはとても大切なんです。
土鍋でできる料理
簡単にできるものから、少し手間暇かけたものまで
土鍋でできる料理をご紹介します。
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・水炊き 手軽で簡単!出汁を取って具を入れるだけでできるので鍋料理の定番中の定番です! シンプルで旬の素材のうま味を引き出す水炊きは、季節を問わず美味しくいただけますね。 |
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・キムチ鍋 ピリ辛鍋から激辛鍋まで、辛党の方は必ず押さえておきたいのがこのキムチ鍋。 冬の寒い時期はもちろん、夏のスタミナ料理としても活躍するご飯との相性もバツグンの鍋料理です。 |
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・煮込みうどん 具をたっぷり入れ土鍋でぐつぐつ煮込んで味を染み込ませたうどんは絶品です! 名古屋名物の味噌煮込みうどんは、お店でも土鍋でそのまま出てくることも多いですね。 最後に卵を落として月見うどんにするのがおすすめです! |
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・雑炊 風邪を引いて食欲がない・・・そんな時に重宝するのが土鍋雑炊! アツアツで栄養満点な雑炊で食欲増進すること間違いなしです! |
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・おでん セブンイレブンのおでんは何故あんなに安くて美味しいのでしょうか。 そんな美味しいセブンイレブンのおでんに負けないくらい美味しいおでんを土鍋で作ってみてはいかがですか。 見た目の雰囲気もバッチリ、出汁も具にしっかりと染み込んでくれますよ。 家族や仲間たちとワイワイ盛り上がりながら楽しめる土鍋料理です。 |
土鍋の種類
土鍋には使われている土や焼き方によって種類が分かれています。
土鍋の種類によって取り扱い方や、お手入れ方法が異なり様々な特徴があります。
今回はかわしま屋で取り扱っている土鍋を例に、どんな土鍋があるか、ご紹介いたします。
●伊賀焼とは
![土鍋とは](/contents/wp-content/uploads/images/donabeadventure1_img_07.jpg)
伊賀焼は三重県伊賀市で焼かれている、国の伝統工芸品にも指定されている焼き物です。
全体的にどっしりとした雰囲気で、無骨で無口な職人が作った様な、存在感のあるデザインが多いですね。
粗めの土を使った質感で渋めの色使いは、土鍋の中でもより土鍋らしいたたずまいをしています。
テーブルに置く土鍋としては最も魅力的だと思います!
少し水に弱く、手入れも他の焼き物に比べて必要な事が多いのですが
そういった手間も楽しんで大切に育て上げるというのも、伊賀焼の魅力なのではないでしょうか。
●萬古焼とは
![土鍋とは](/contents/wp-content/uploads/images/donabeadventure1_img_08.jpg)
国内でも多くのシェアを持つ萬古焼は、三重県四日市市で主に生産されていて「ばんこやき」と読みます。
間違った読み方をしていました、根性焼きの類か何かかとも思えますね。
萬古焼も伊賀焼と並んで国の伝統工芸品として指定されている有名な焼き物です。
細かい土を使用しているので、表面がツルツルでシンプルでデザインが多いですね。
また、ペタライトと呼ばれる鉱石を土に加えて練りこんでいるので、火に強く丈夫なのが特徴です。
水にも強く臭いの強い鍋料理でも、萬古焼であれば臭い移りの心配もありません。
鍋への匂い移りが心配な方や、シンプルで綺麗な鍋をお探しの方におすすめです。
※ペタライトはガラスのような光沢が特徴の天然鉱物です。
土鍋作り以外にも茶碗やお皿に使われています。
天然の鉱物なので加熱しても人体に影響のある成分などは排出されませんのでご安心ください。
●セラミックの土鍋とは
![土鍋とは](/contents/wp-content/uploads/images/donabeadventure1_img_09.jpg)
伊賀焼、萬古焼に比べ、鮮やかなデザインが多いセラミック製の土鍋。
細かい土を使っているため、水の侵入や香りの強い食材を煮込んでも匂い移りし辛いという特徴があります。
また、目止めの必要もなく洗い方も簡単で手入れが楽々というのも魅力的ですね。
IH対応の土鍋も多いので、最新式のキッチンをお使い方も安心してお使いいただけます。
電子レンジは使える?
ガス台が埋まっていて、土鍋料理をレンジでサッと温めたい場合などありますよね。
一概には言えませんが、基本的には電子レンジOKの土鍋は多いです!
ただし、ヒビが入っていないもの、土鍋の取扱い説明書でレンジNGになっていないものに限ります。
NGになっているにも関わらずレンジにかけてしまうと釉薬がもろくなってしまうこともあるとか・・・。
土鍋はデリケートなので、しっかりと説明書を読んで大切に使ってあげましょう。
IHに対応できるタイプとは
近年ご家庭のキッチンで増えてきたIH調理機ですが
基本的には土鍋には反応しない様になっています!
IHというのは電磁誘導加熱方式といって、IHによって発生した磁界が反応する鍋やフライパンが加熱される仕組みになっています。
一応とあるメーカーからIHでも土鍋を使えるようにできるステンレス板が販売されていますが
思わぬ事態が土鍋に起こる可能性もあるので私はおススメしていません!
IH対応の土鍋も「土鍋を巡る冒険」でご紹介していますので
下記リンクからお選びください。
さていかがでしたでしょうか「土鍋を巡る冒険」第一弾-土鍋の選び方-は?
土鍋選びのコツはご自宅のキッチンに合わせて(ガスなのかIHなのか)土鍋を選び
そしてお好みのデザインの土鍋を選ぶことが大切です。
お選びいただいた土鍋の種類によってはお手入れ方法が異なるので
「土鍋を巡る冒険」ではそちらも合わせてこれからご紹介していきます!
少しでもこれから始める土鍋生活の参考になれば幸いです!