MCTオイルコーヒーでダイエット!バターなしでも美味しく飲める
「自分を変える最強の食事」で紹介され、瞬く間にダイエッターの中で話題になったバターコーヒー。人気ぶりにあやかり、アレンジされたレシピなども多く登場しました。
この記事では、アレンジレシピのひとつ「MCTオイルコーヒー」について紹介します。作り方やおすすめの飲み方、管理栄養士おすすめの飲むタイミングなどを解説していますよ。
「バターコーヒーが気になっていたけど、乳製品アレルギーで飲めない……」
「ダイエットの効果を短期間で感じられるコーヒーの飲み方を知りたい!」
という方は、ぜひ最後まで読んでみてください。
MCTオイルコーヒーとは
MCTオイルコーヒーとは、MCTオイルを加えたコーヒーのことです。効率よくエネルギーに変換されるため、食事や間食の置き換えとして飲み、空腹をしのぐ方もいます。
MCTオイルは中鎖脂肪酸が豊富な油です。中鎖脂肪酸はエネルギーとして利用しやすく、糖質がない状態でも脳や筋肉の働きをサポートします。
そのうえ血糖値を上げないため、インスリンによる脂肪の合成も予防。MCTオイルコーヒーと糖質制限を合わせることで、スムーズな減量につながりやすいです。
MCTオイルの効果効能についてはコチラの記事をご覧ください。
MCTオイルコーヒーとバターコーヒーの違い
MCTオイルコーヒーに似たもので「バターコーヒー」というものがあります。MCTオイルコーヒーとバターコーヒーの違いは何でしょうか?
答えは「バターがあるかないか」です。MCTオイルは、バターコーヒーからバターだけを除いたものになります。
それぞれの材料を確認してみましょう。
バターコーヒーの材料は次の3つ。
・グラスフェッドバターまたは無塩バター
・ブレインオクタンオイルまたはMCTオイル
・良質なコーヒー
一方、MCTオイルコーヒーの材料は次の2つです。
・MCTオイル
・お好きなコーヒー
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MCTオイルコーヒーの作り方
MCTオイルコーヒーの作り方を紹介します。クリーマーや小さなホイッパーがあるとMCTオイルをしっかりと混ぜることができるので、おすすめです。
・MCTオイル・・・大さじ1前後
・お好きなホットコーヒー1杯
1.コーヒーを淹れます。
2.コーヒーにMCTオイルをいれます。
3.2をクリーマーでしっかり混ぜたら完成
※きちんと混ぜるとMCTオイルが乳化し、胃腸への刺激が軽減されます。
MCTオイルコーヒーを飲むタイミングは?
では、MCTオイルコーヒーはいつのタイミングで飲むのが適しているのでしょうか?おすすめのタイミングを理由とあわせて紹介します。
本家シリコンバレー式では朝食の代わりに
バターコーヒーを提唱した起業家デイヴ・アスプリー氏の著書「シリコンバレー式自分を変える最強の食事」では、朝食に摂るように記載されています。MCTオイルもバターコーヒーに近しい作用があり、適度な脂質が摂れるので朝食の代わりに飲めば空腹も和らぎます。
一定期間の絶食を設けるため、朝食を抜いている方も試していただきたいタイミングです。MCTオイルコーヒーであれば、体が必要なエネルギーを補給できますよ。
管理栄養士のおすすめは間食
管理栄養士がおすすめするMCTオイルコーヒーを飲むタイミングは「間食」です。小腹が空いてくると、ついついつまんでしまうお菓子類。ひとつひとつは低カロリーだとしても、気付けばたくさん食べて高カロリーになってしまう……なんてこともありますよね。
小腹が減ってきたら、MCTオイルコーヒーでしのぎましょう。エネルギーと抗酸化作用をもつポリフェノールが摂れるので、ダイエットに励んでいるときに好適です。
昼食・夕食もOK
仕事や用事で時間が取れないなど、昼食や夕食が食べられない場合にMCTオイルコーヒーに置き換えてもいいですね。欠食をしてしまうとエネルギーが不足しますが、MCTオイルを飲めばしっかり補えます。
ただし、意図的に毎食MCTオイルコーヒーに置き換えるなど、過剰な方法はとらないようにしてください。MCTオイルで摂れる栄養はエネルギーと脂質です。多くの栄養素は不足していますので、食事のバランスを整えることは忘れないようにしましょう。
MCTオイルコーヒーを美味しく飲む方法
バターコーヒーに比べ、ミルキー感が少ないMCTオイルコーヒー。「少し飲みにくいな」と感じる方へ、美味しく飲める方法をいくつか提案します。
ココナッツミルクを入れる
中鎖脂肪酸を含むココナッツミルクをプラスしてみましょう。ココナッツの風味とコクが合わさって、飲みにくさも改善されやすいです。「ココナッツが苦手だな」という方は、次に紹介する牛乳でもいいですよ。
牛乳を入れる
牛乳も短鎖脂肪酸や中鎖脂肪酸を含んでいます。MCTオイルほどのではありませんが、エネルギー補給したいときに適した飲み物です。
牛乳を足すことでカフェオレのような状態になり、飲みやすくはなります。ただ、牛乳は糖質を含むので、控えたい方は注意しましょう。
甘味料で甘味をプラス
ラカントやエリスリトールなど天然の甘味料をプラスすれば、甘くて低糖質なMCTオイルコーヒーがつくれます。MCTオイルコーヒーを飲もうか考えている方は、おそらく糖質を避けたいのであろうと推測したうえで、ラカントやエリスリトールを提案しています。そこまで厳密に糖質カットしなくてもいいのであれば、はちみつを入れても美味しいですよ。
MCTオイルコーヒーと食事は時間をずらして
MCTオイルコーヒーを飲むとき、食事と同じタイミングはあまりおすすめできません。コーヒーのタンニンはミネラルの吸収を阻害する働きがあります。せっかくミネラルたっぷりの食事を摂っても、スムーズに利用できない可能性も。
よって、MCTオイルコーヒーは食事を食べる時間とは切り離した方がいいです。食事の代わりにMCTオイルを飲む、もしくは普段の間食をMCTオイルコーヒーに置き換えるようにしましょう。
MCTオイルコーヒーのQ&A
- MCTオイルコーヒーはバターコーヒーとどう違うのですか?
- MCTオイルコーヒーとバターコーヒーは、材料にバターがあるかどうかで違います。MCTオイルコーヒーはバターを使わないので、バターコーヒーよりも栄養価が少し下がります。
- MCTオイルコーヒーは飲むだけで痩せますか?
- MCTオイルコーヒーは飲むだけでは痩せません。食事のバランスを整えて摂取エネルギーを適正に保つことをベースに、MCTオイルコーヒーを取り入れるようにしましょう。MCTオイルコーヒーをいつもの間食と置き換えて飲むのがおすすめです。
- MCTオイルコーヒーはいつ飲んでもいいのですか?
- ご自身の目的に合っていればいつ飲んでも大丈夫ですが、眠りたい時間直前は避けましょう。カフェインは覚醒作用があるので、眠りにつきにくくなります。
記事の監修
管理栄養士
川野 恵
MCTオイルコーヒーは、手軽にエネルギーを補いたいときにおすすめのドリンク。バターコーヒーよりも材料が少なく、エネルギー量も低くなります。バターコーヒーのようなミルキー感を出したいときは、牛乳やココナッツオイルを上手に利用しましょう。また、MCTオイルコーヒーはエネルギー源として優秀ですが、不足している栄養素が多いです。よって、3食すべてを置き換えることはしないでください。1日に飲む量としては、食事の代わりに飲むときは2杯ほど、間食の置き換えにする際は1杯ほどがちょうど良いです。MCTオイルはあくまで油なので、飲み過ぎれば太ることを忘れないようにしましょうね。