C8(カプリル酸)とは?その健康効果とおすすめの摂り方
「C8」が健康にいいと聞いたけど、それって何なの?とピンときていない人もいるでしょう。
C8(カプリル酸)とは、中鎖脂肪酸の一種で、体内で素早くエネルギーに変わる成分です。この記事では、C8の健康効果や摂り方についてご紹介します。
C8って何?
C8は、脂肪酸の中で特に健康に良いとされる、カプリル酸の略称です。ココナッツオイルやパーム油、バターに含まれています。C8はほかの脂肪酸よりも消化吸収がはやく、エネルギー代謝に要する時間が短いとされています。
C8の効果とメリット
C8には、健康に役立つさまざまな効果が期待できます。C8を摂ることでどのようなメリットがあるのか見てみましょう。
持続的なエネルギー供給
C8は肝臓で速やかに処理され、エネルギーとして効率的に利用されます。これにより、日中の持続的なエネルギーが得られ、忙しい日常において活動的なライフスタイルをサポートします。
脂肪燃焼の促進
C8は体内の糖の不足時にケトン体の産生を促進し、脂肪をエネルギーに変えるプロセスを助けます。この作用により、体脂肪の減少をサポートし、理想的な体重維持を手助けします。
脳機能の向上
C8はケトン体の生成を通じて、脳のエネルギー供給を改善します。これにより、認知機能の向上や集中力の向上に寄与し、メンタルサポートの役割を担うとされています。
美容効果
C8の抗酸化作用は肌の健康を促進するほか、髪を健康にする作用もあると言われています。
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C8のデメリットや副作用の可能性
C8には健康への多くのメリットがありますが、一部の人には以下のようなデメリットが存在することもあります。
消化不良や胃腸の不快感
C8はほかの脂肪よりもはやく消化される特性がありますが、それによって一部の人に消化不良や胃腸の不快感が生じる場合があります。特に初めてC8を摂取する際は、体に適応するまで注意が必要です。
アレルギー反応
C8は特定のアレルギーのある人にとって、アレルギー反応を引き起こす可能性があります。特にココナッツやMCTオイルにアレルギーのある人は注意が必要です。
下痢や脂肪の吸収抑制
高用量のC8を摂取すると、脂肪の吸収を抑制する可能性があります。これにより、脂肪を排出する形で下痢を起こすことがあるため、適切な摂取量を守ることが大切です。
糖尿病ケトアシドーシスのリスク
高用量でのC8の摂取は、ケトン体の過剰産生を引き起こし、糖尿病ケトアシドーシスと呼ばれる状態を招く可能性があります。これは、糖尿病急性合併症である「糖尿病昏睡」の症状のひとつで、糖尿病患者にとって特に懸念されます。糖尿病の方がC8を摂る際は医師とよく相談してください。
C8の摂取方法
C8を摂取する方法はいくつかありますが、MCTオイルという食用油で摂るのがおすすめです。MCTオイルは、中鎖脂肪酸を主成分とした油で、無味無臭のため、コーヒーや紅茶、スムージーなどに混ぜて飲むことができます。C8のみのMCTオイル、もしくはC8の割合が高いものを選ぶといいでしょう。
C8の摂取量の目安
C8の摂取量は個人差がありますが、最初は1日に小さじ1杯から始めて、徐々に増やしていくと良いです。大さじ1〜3杯が1日の摂取量の目安で、過剰摂取すると下痢や胃痛などの副作用が起こる可能性があるので注意してください。
C8が摂れるレシピ
C8は前述のとおり、MCTオイルで摂るのがおすすめです。こちらでは、MCTオイルを使ったレシピをご紹介します。MCTオイルはほぼ無味無臭のため、さまざまな料理に使えるのでアレンジしてみてはいかがでしょうか。
MCTオイル和風ドレッシング
材料
- MCTオイル 大さじ 2(30ml)
- 醤油 大さじ 1(15ml)
- ゆず又はレモン果汁 大さじ 2(30ml)
作り方
- 材料をすべて容器に入れ、ブレンダーでよくかき混ぜます。
- しっかりと混ざったらでき上がりです。
MCTオイルで仕上げるサラダチキン
材料
- 鶏胸肉 2 枚
- 塩 大さじ 1
- 砂糖 大さじ 1
- 水 200 cc
- MCTオイル 大さじ 1
- ブラックペッパー 適量
作り方
- 鶏胸肉の皮を剥いて、ポリ袋に胸肉、塩、砂糖、水を入れ、空気が入らないようにジップロックに入れて閉める。
- 冷凍庫で1日寝かす。
- ジップロックから出して、軽く洗い、新しいジップロックに1枚ずつ、なるべく空気が入らないように入れる。
- お鍋にジップロックごと入れて、多めの水をはり、強火にかける。沸騰直前で蓋をして、火を止める。
- お湯が水になるまで置いておく。
- ジップロックから鶏胸肉を取り出し、MCTオイルをかけて真空状態にして冷蔵庫で保存する。
MCTオイルがけヨーグルト
材料
- プレーンヨーグルト 大さじ 5
- MCTオイル 小さじ 1/2
- はちみつ 小さじ 1/2
- お好みのフルーツ(バナナやブルーベリーなど) 適量
作り方
- ヨーグルトにMCTオイル、はちみつをかけて、お好みのフルーツをのせて完成です。
バターコーヒー
材料
- コーヒー 2 杯
- グラスフェッドバター(お好みで) 大さじ 1~2(15~30g)
- MCTオイル(お好みで) 大さじ 1~2(15~30ml)
作り方
- 淹れたコーヒーにバターとオイルを加えます。
- (1)をブレンダーやミキサーで攪拌し、クリーミーな状態に乳化させてでき上がりです。
動画
コツ・ポイント
ブレンダーを用意できない場合は、油にコーヒーを細く注ぎながら泡立て器でかき混ぜると乳化できます。
レシピに使ったC8 MCTオイル
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C8についてのQ&A
- C8とは何ですか?
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C8とは、カプリル酸という中鎖脂肪酸のことです。中鎖脂肪酸は、体内で素早くエネルギーに変わる特徴があります。C8は、中鎖脂肪酸の中でも特に燃えやすく、ケトン体の産生もはやいため、エネルギー代謝が良いとされています。
- C8は1日にどれくらい摂取するのがいいですか?
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C8の摂取量の目安は個人差がありますが、大さじ1〜3杯となっています。最初は1日に小さじ1杯から始めて、徐々に増やしていくといいでしょう。過剰に摂取すると下痢や胃痛などの副作用が起こる可能性があるので注意してください。
- C8 MCTオイルとMCTオイルの違いは何ですか?
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C8 MCTオイルとMCTオイルの違いは、中鎖脂肪酸の種類と純度です。MCTオイルは、中鎖脂肪酸を主成分とした油で、いろいろな成分(C8=カプリル酸、C10=カプリン酸、そのほかC6やC12など)が混ざっています。一方で、C8が98%など、ほとんどを占めているのがC8 MCTオイルです。C8 MCTオイルは、一般的なMCTオイルに比べ、エネルギーに変わりやすく、且つ、お腹を壊しにくいという特徴があります。