昔ながらの柏餅の作り方|子どもの日に手作り
柏の葉っぱがほんのり香る、美味しい柏餅を作ってみませんか?
3種類のあんこの作り方や、こどもの日(端午の節句)に柏餅を食べる理由も解説いたします。
柏餅の作り方|昔ながらの基本のレシピ
材料
- 上新粉 200 g
- 砂糖 大さじ 1
- 熱湯 200ml
- あんこ 200 g
- 柏の葉 5 枚
作り方
- ボウルに上新粉と砂糖を入れて混ぜ合わせる、
- 熱湯を入れて、菜箸などでよくかき混ぜる。※熱湯は一気に入れず、生地の硬さを見ながら追加していくと良いです。
- 水分が馴染んできたら、生地がまとまるまで手でこねる。
- 湯気のたった蒸し器に、まんべんなく蒸し上がるように生地をちぎって並べ、5〜10分中火で蒸す。
- あんこを5等分にして丸めておく。
- 蒸し器から生地を取り出し、熱いうちにこねます。熱いので、最初は水で濡らしたすりこぎを使ったり、ゴム手袋をしてこねると良いでしょう。
- 生地の表面が滑らかな状態になったら、生地を5等分し、あんこを包みます。
- 最後に柏の葉に包み、蒸し器に並べて2〜3分蒸します。最後の工程は必須ではありませんが、こうすることで、柏の葉の香りが引き立ちます。
コツ・ポイント
レシピで使った小豆
きたろまん小豆 500g|北海道 渡部農場 渡部信一さんの無農薬・無化学肥料の小豆-2024年秋収穫分
渡部農場の「きたろまん」は北海道十勝平野の豊かな土壌と澄んだ水を使って自然農法で作られています。小豆本来の風味を存分に堪能できるとても豊かな味わいが魅力です。
917 円(税抜)
柏餅をあんこから手作りしたいなら
こどもの日(端午の節句)に柏餅やちまきを食べる理由は?
柏餅を食べる理由
こどもの日に柏餅を食べる理由は、柏の葉に関係しています。柏の葉は、春の新芽が出るまで古い葉が落ちません。
このことから、柏の葉には「家を継ぐ子孫が生まれるまで親は死なない・家系が絶えない」という子孫繁栄の願いが込められています。また、柏の葉は神にささげるお供えものの器として神事に使用されるなど、縁起の良いものとされています。こういった縁起担ぎの意味合いから、柏餅はこどもの日に食べる縁起の良い食べ物とされるようになりました。
柏餅をこどもの日に食べるようになったのは、江戸時代のことです。
武家では子孫繁栄の縁起を担いで、端午の節句に柏餅を振る舞うことが多かったようです。柏餅は、餡を入れた餅を柏の葉で包んだものですが、柏の葉には防腐・抗菌効果や精神安定効果もあるとされています。柏餅には、こしあん、つぶあん、味噌あんなどの種類がありますが、地域によって中身や形が異なります。
ちまきを食べる理由
ちまきは、柏餅よりもこどもの日(端午の節句)に食されていた歴史が長く、中国の文化が影響していると言われています。
ちまきには、子どもの健康や成長を祈るとともに、病気や災厄を避け、忠誠心の強い子に育ってほしいという意味が込められているそうです。
ちまきをこどもの日に食べるようになったのは、奈良時代のことです。中国文化の影響で5月5日にはちまきを食べることが定着していました。ちまきは、もともとは茅という葉で包んでいましたが、各地に広まる中で、笹の葉が使われるようになっていきました。ちまきの中身もさまざまです。もち米を包んだものはもちろん、あんこ入りの餅や、葛餅を包んでいるちまきもあります。
「柏餅」についてのQ&A
- 柏餅は何の粉で作られますか?
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柏餅は上新粉を使って作られることが多いですが、白玉粉などを混ぜることもあります。
- 柏の葉はどこで買えますか?
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柏の葉は、5月5日が近づくと、塩漬けになったものが製菓材料店や、業務用スーパーなどで購入できます。生の葉が欲しい場合は、フリマアプリなどで購入可能です。
- こどもの日(端午の節句)に食べる物はなんですか?
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こどもの日(端午の節句)に食べるものは、柏餅、ちまき、タケノコ、カツオなどの出世魚です。