2026年の大寒はいつ?意味や食べ物、暮らしの知恵を解説

一年で最も厳しい寒さが訪れる大寒。言葉は耳にしていても、子どもに意味を尋ねられて、うまく説明できなかった経験を持つ方もいるでしょう。
この記事では、日本の伝統的な暦である二十四節気の一つ、大寒について解説します。2026年はいつからいつまでかという日付はもちろん、言葉の由来、この時期ならではの食べ物や暮らしの知恵まで、紹介します。
大寒は、ただ一年で一番寒い時期というだけではありません。厳しい寒さの中で、静かに春への準備を始める大切な期間でもあるのです。
大寒の意味を知れば、日々の過ごし方が変わり、季節の移ろいをより豊かに感じられるようになるでしょう。
大寒とは?一年で最も寒さが厳しい時期

大寒は「だいかん」と読み、一年を24の季節に分けた二十四節気における最後の節目です。その名の通り、一年の中で寒さが最も厳しくなる時期とされています。この厳しい寒さを乗り越えると、暦の上では春の始まりを告げる「立春」が訪れます。
二十四節気の最後を飾る季節
二十四節気は、太陽の動きに基づき一年を24に分けた暦で、季節の目安とされてきました。春分や夏至もその一つです。
二十四節気は「立春」から始まり、最後の24番目にあたるのが「大寒」です。大寒は季節のサイクルの締めくくりであり、この時期が終わると再び立春を迎え、新しい一年のサイクルが始まります。
大寒の由来と意味
大寒という言葉は、漢字が示す通り「大きな寒さ」に由来し、一年で寒さが頂点に達する時期を表します。
大寒は寒さの極みであると同時に、春への希望を内包した季節でもあります。厳しい寒さの中にも、梅の蕾が膨らむなど、春の兆しを見つけられます。
大寒は本当に一年で一番寒い日?
大寒は暦の上で一年で最も寒い日とされますが、実際の気候と必ずしも一致するわけではありません。
気象庁のデータによると、日本の多くの地域で実際の気温が最も低くなるのは1月下旬から2月上旬です。これは大寒の期間とほぼ重なりますが、大寒の日そのものが最低気温を記録するとは限りません。
そのため、大寒は「特定の一日」というより「一年で最も寒さが厳しい時期」と捉える方が実態に近いといえます。
2026年の大寒はいつからいつまで?
2026年の大寒の期間、混同されやすい小寒や冬至との違い、季節の移ろいをより細かく表した七十二候について解説します。
2026年の大寒の具体的な期間

2026年の大寒は、1月20日(火)から立春の前日である2月3日(火)までです。この約15日間が、暦の上で一年で最も寒さが厳しくなるとされる期間です。
去年(2025年)と来年(2027年)の大寒の日付

大寒の日付は毎年固定ではなく、太陽の運行に基づいて決まるため年によって1日前後します。2025年と2027年の大寒は、いずれも1月20日です。
大寒の日付が1月20日からずれるのは、二十四節気が暦ではなく太陽の動きを基準に決められているためです。大寒は、太陽の黄経が300度に達した瞬間を基準とする節気であり、その瞬間が日本時間でどの日付に含まれるかによって日が決まります。
地球が太陽を一周する周期は約365.2422日で、365日ちょうどではありません。この端数を調整するためにうるう年が設けられていますが、太陽の動きと暦のズレを完全に解消することはできません。その結果、二十四節気が示す時刻は長い年月の中で少しずつ前後します。
このように、大寒は多くの年で1月20日になりますが、条件が重なると19日や21日になる年も生じます。
大寒の日付が1月20日からずれる日
2016年は、太陽の黄経が300度に達した時刻が日本時間で1月21日に入ったため、大寒は1月21日になりました。
一方2053年は、暦と天体運行のズレが積み重なり、その瞬間が1月19日に前倒しされるため、大寒は1月19日になります。
小寒・冬至との違い

冬に関連する言葉に「冬至」と「小寒」があります。
「冬至(とうじ)」は例年12月22日頃で、一年で最も夜が長く昼が短い日です。この日を境に、日は長くなり始めます。
「小寒(しょうかん)」は例年1月5日頃で、「寒の入り」とも呼ばれ本格的な寒さが始まる時期です。
小寒から約15日後に「大寒」を迎え、寒さが頂点に達します。この小寒から立春の前日までの約1ヶ月間を「寒の内(かんのうち)」と呼びます。
大寒の七十二候
二十四節気を約5日ずつ三つに分けたものを「七十二候(しちじゅうにこう)」と呼び、より細やかな自然の変化を表します。大寒の期間は3つの候に分けられます。
| 区分 | 候の名称(読み) | 時期の目安 | 内容・意味 |
|---|---|---|---|
| 初候 | 款冬華(ふきのはなさく) | 1月20日頃 | ふきのとうが地面から顔を出し始める頃を表します。 |
| 次候 | 水沢腹堅(さわみずこおりつめる) | 1月25日頃 | 沢の水が厚く硬く凍りつく時期を指します。 |
| 末候 | 鶏始乳(にわとりはじめてとやにつく) | 1月30日頃 | 鶏が卵を産み始め、春の訪れを感じさせる頃を意味します。 |
大寒の時期に楽しむ伝統の食べ物

大寒の時期には、縁起物の「大寒卵」や、寒さを活かした「寒仕込み」の食品など、この季節ならではの食べ物があります。
縁起物の「大寒卵」
大寒の期間に産まれた卵は「大寒卵(だいかんたまご)」と呼ばれ、縁起物とされています。寒い時期の鶏は栄養を蓄えるため、この時期の卵は滋養が豊富といわれます。
栄養価の高い大寒卵を食べると、一年を健康に過ごせるといわれています。また、風水では金運が上昇するとも考えられています。

寒さを活かした「寒仕込み」
大寒の厳しい寒さと乾燥した空気は、食品作りにおいて雑菌の繁殖を抑えるのに適した条件です。この気候を利用して味噌や醤油、日本酒などを仕込むことを「寒仕込み(かんじこみ)」と呼びます。
低温で時間をかけて発酵・熟成させることで、雑味がなく風味豊かな味わいになります。また、この時期に汲む水は「寒の水」と呼ばれて水質が良いとされ、仕込みに使われてきました。
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大寒の時期に行われる伝統行事や、体を温めて春に備えるための養生法について解説します。
伝統的な行事や風習
大寒を含む「寒の内」には、厳しい寒さを利用して心身を鍛える伝統行事があります。
武道の世界では、早朝の寒い中で行う「寒稽古(かんげいこ)」で精神力や忍耐力を養います。神社や海などでは、冷たい水に身を浸して無病息災を祈願する「寒中水泳(かんちゅうすいえい)」が行われます。
また、寒い時期に相手の健康を気遣う挨拶状「寒中見舞い」を送る風習もあります。松の内が明けてから立春の前日までに送るのが一般的です。
体を温めて春に備える養生
大寒の時期は、体を冷やさずに内側から温め、春に向けてエネルギーを蓄える「養生」が重要になります。
食事では、体を温める効果があるとされる大根やごぼうなどの根菜類や、味噌を使った温かい汁物などを取り入れると良いでしょう。
また、ゆっくりと湯船に浸かって全身の血行を促し、体の芯から温まることも効果的です。
大寒の知恵を暮らしに取り入れ、季節の移ろいを楽しもう

大寒は、寒さが最も厳しい時期であると同時に、春への準備を始める節目でもあります。
大寒卵や旬の食材、体を温める養生など、昔ながらの知恵を暮らしに取り入れ、季節の移ろいを楽しんでみてはいかがでしょうか。
大寒の食べ物については以下のページも参考にしてください。



