3.コーヒー生豆の販売|比較して選ぶ、自分好みのコーヒー豆【自家焙煎のススメ.3】

自家焙煎を知ろう

比較して選ぶ、自分好みのコーヒー豆

コーヒー焙煎をするには、まず生豆を購入します。
生豆にはたくさんの種類がありますが、ここではその種類や特徴、
かわしま屋で扱っているおすすめの生豆商品をご紹介します。

目次

1.コーヒーの美味しさを左右するのはやっぱり生豆!
2.かわしま屋の生豆商品
3.産地別・生豆の特徴、商品価格帯
4.初心者に人気の豆は?生豆の買い方、選び方
5.かわしま屋オススメの生豆商品

▼こちらのまとめ記事もおすすめ!
コーヒー焙煎の方法、生豆の選び方、保存方法などを解説
コーヒー焙煎 自分好みのコーヒーを極める!自家焙煎のススメ】


コーヒーの美味しさを左右するのはやっぱり生豆!


美味しいものを突き詰めるならなんでも、最終的には原材料選びに行き着くもの。
コーヒーも同じで、焙煎する前の原材料であるコーヒーの生豆をどう選ぶかが
重要なポイントになります。

あまり一般には知られていませんが、コーヒーはもともと赤いちいさな果物で、
収穫された時点では二つの実が対になって皮に包まれています。
その皮を取って豆になった状態をコーヒーの「生豆」と呼びます。
これを焙煎することによって、お馴染みの茶色く香ばしい「コーヒー豆」になります。

最近注目されているスペシャリティコーヒーを扱うお店では、
産地での豆の管理から徹底している所も多いそうです。

コーヒー豆も農作物ですから、産地ごとに品種もあり、個性もあります。
まずは豆の特徴を知り、自分の好みに合った良い豆を選ぶことが、
美味しいコーヒーを飲むための第一歩になります。

そして生豆から選べば、好みの豆をバランスよく数種類ブレンドして、
自分だけの夢のオリジナルコーヒーを作ることも出来ます。


産地別・生豆の特徴、商品価格帯


焙煎度合いと共に重要な、豆の品種。
コーヒー豆は、北緯25度~南緯25度の間の
「コーヒーベルト」と呼ばれる地域で栽培されています。
その品種には高地の温度差の大きい地域で作られる「アラビカ種」と、
低地で作られる「ロブスタ種」があり、
一般的に豆として流通しているのはほとんどが品質が良いとされるアラビカ種です。
ロブスタ種はインスタントコーヒー等に使われることが多いようです。

生産地別・コーヒー豆の特徴
※豆の品種や農園にもよりますので、目安としてください。

中南米

ブラジル
コーヒーと言えば誰もが思い浮かべる国。
栽培面積、生産量共に世界一を誇ります。
その分品質は高品質なものからお手頃なものまで多岐にわたりますが、
マイルドで、酸味が少なめで飲みやすい物が多いとされます。

オススメ 浅煎り~中煎り

コロンビア
コロンビアは土壌や気候がコーヒーの栽培に適した環境であり、国土の半分は山岳地帯。
豆の品質がよく評価も高い生産地で、生産量は世界三位。
粒が大きく硬い豆が多く、酸味は強めですが香り高く、上手く焙煎できれば
コクのある美味しいコーヒーになります。

オススメ 中深煎り

グアテマラ
中南米北部のグアテマラも山岳地帯であり、コーヒー栽培に適した土地。
大粒で固めの豆が多く、酸味がありますがかおりが高いのが特徴。
大粒のため焙煎はしづらいのですが、風味が豊かで香り高いコーヒーに仕上がります。

オススメ 中深煎り

アフリカ

エチオピア
アラビカ種の原産地で自生のコーヒーノキも生えている。
栽培の歴史は古く、最初にエチオピアでコーヒーが飲まれ始めたという説もある。
現在は「イルガチェフ」という銘柄が人気で、香りの高さとコクを兼ね備えた上質な豆も多い。

オススメ 中煎り~深煎り

ケニア
栽培の歴史は浅めで19世紀末からとされている。小農園が多い。
杏のような甘さと酸味が濃く、深めの焙煎でもバランスがとりやすい。
ブレンドにも使いやすい豆が多い。

オススメ 中深煎り~深煎り

タンザニア
アフリカ最高峰のキリマンジャロ山のふもと地域で作られる豆はキリマンジャロと呼ばれ親しまれている。
全体的に濃厚な味わいで特に香りが強く、深煎りでも飛びにくい。
フルーティながらコクも感じられる。

オススメ 中深煎り

アジア

インドネシア
多くの島から成る国で、豆の品質にもばらつきがある。
栽培の歴史も長く、スマトラ島北部で採れるマンデリンが有名。
フルーツのような風味とキレのある苦味で人気。

オススメ 中煎り

イエメン
コーヒー栽培の歴史はエチオピアと並び古い。「モカ」と呼ばれ広く親しまれている。
自然乾燥製法で作られ、甘さと酸味が濃く、ワインのように複雑な風味も。
欠点豆が多い。

オススメ 浅煎り~中煎り

ハワイ
全体的に品質の高い豆が多く、価格も高め。
中米の高地に似た気候のコナ地方で栽培されているコナコーヒーが有名で人気がある。
甘い香りと果実感のある酸味と味わい。

オススメ 中煎り


初心者に人気の豆は?


近年、世界的にコーヒー栽培のレベルも上がっており、
本当に様々な国で様々な品種が作られています。

その中から自分の好みを見つけ出すのも、自家焙煎ならではの楽しい作業です。

ですが、初心者の方で、まずどの生豆を買えば良いのか分からない…
という方も多いでしょう。

まずは、「焙煎しやすい豆」から挑戦してみてはいかがでしょうか。

コーヒーの生豆は、小粒で、粒が揃っているもの、肉薄な品種のものが
焙煎しやすいと言われており、産地でいうと、
キューバ・ブラジル・メキシコ・ペルーなどの中南米産のコーヒー豆が該当します。

これらの豆は煎り上りがつるりとしていて、
浅煎りから深入りまでわかりやすいのが特徴です。

焙煎しやすい豆からトライしてみて、徐々にコツをつかんできたところで、
他の豆の焙煎にトライしてみてもいいでしょう。

お気に入りのコーヒー屋さんのブレンドには
どの豆が使われているか聞いてみるのもいいですね。

【購入する量】

コーヒーの生豆を手に入れたら、焙煎の前にハンドピックという作業が必要になります。
これは生豆に混ざっている欠点豆や異物を一つずつ取り除く作業なのですが、
全体の数%~、多いと40%程を取り除くことになります。
その事も念頭に置いて購入する量を多めに設定しましょう。

また、焙煎度の練習をするには同じ豆を同じ分量で焙煎しなくてはいけないため、
一種類の豆を多めに(2kg以上)購入することをおすすめします。

【生豆の保存方法】

気になるのは、生豆の保存方法。焙煎後の豆と違い生豆はかなり長持ちします。
環境が良ければ、数年はもつと言われていますので、
大量に購入して自宅でストックする事も可能です。

保存するときは、湿気、直射日光を避けて風通しの良い冷暗所で保管します。
容器は、通気性がいい方が良いため、購入時に入っている麻袋や紙袋でOK。
または密閉して冷凍庫に入れる方もいるようです。

生豆や焙煎豆の保存方法は、こちらのページでさらに詳しくご紹介しています。
★記事5へのリンク
★記事9へのリンク


かわしま屋オススメの生豆商品


・オーガニックコーヒー
産地でのコーヒーノキの栽培段階からしっりと管理された、
無農薬・有機栽培のコーヒー豆。

味にはさほど違いはありませんが、毎日飲む方も多いことから、近年注目されています。
安心して飲めるものを選びたい方に。

・デカフェ
ノンカフェインのコーヒー豆です。
最近ではメジャーになり、美味しいデカフェのコーヒーも増えてきました。

カフェインが苦手だけどコーヒーの香りや味が好きで飲みたい方。
妊娠中の方。就寝前にもコーヒーを飲みたい方。

体調やシーンに合わせて、普通のコーヒーと使い分けるのもいいでしょう。
コーヒーの楽しみの幅が広がります。

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この記事を書いた人

商品ページ・コンテンツ・イラスト担当。昨年から習い始めたクラシックバレエにはまっています。アートと音楽と飲み歩きが大好き。