どくだみの葉焼酎漬け・どくだみエキスの作り方|家庭でできる簡単どくだみ酒レシピ
記事の監修
管理栄養士
安藤ゆりえ
老人保健施設の管理栄養士を経て、健康を維持するためには若いうちからの食生活の大切さを実感。2016年フリーランスとして活動を開始。レシピ開発や栄養指導、料理教室、食に関するコラムの執筆などを行っている。
十種の薬効があることから「十薬」とも呼ばれ、古くから民間薬として利用されている「どくだみ」。
この記事ではどくだみ焼酎漬け・どくだみエキスの作り方から、その楽しみ方まで幅広くご紹介します。
どくだみとは
どくだみは、厚生省が薬局で販売してよいと許可している薬草です。
独特の匂いの主成分であるアセトアルデヒドには、確かな抗菌性が認められており、アトピーなどの皮膚疾患全般のつらい症状を和らげます。
葉緑素・フラボノイド・カリウム・マグネシウムなど、ミネラルの有効成分が豊富に含まれています。
お茶として飲むのはもちろん、ホワイトリカーや焼酎につければ、どくだみのエキス薬草酒に。
さらに入浴剤として、さまざまな生活シーンでお楽しみいただけます。
どくだみ焼酎漬け・どくだみエキスの作り方
どくだみエキスの作り方
材料
- 乾燥させたどくだみ葉 150 g
- 玄米焼酎やホワイトリカー、度数が35度以上のもの 1.8 l
- 瓶容器(4L以上の容器がおすすめ)…梅酒などに使う広い口のビンが便利 1 つ
作り方
- 容器に入れるどくだみの葉を容器に入れます。容器いっぱいに詰めてOK。
- お酒を注ぐ容器にお酒を入れます。お酒も容器いっぱいにいれてOK。
- 冷暗所に保管瓶を密閉して冷暗所に保管します。瓶を週に2-3回程度振って混ぜます。混ぜることにより、どくだみの葉のエキスがより抽出されやすくなります。
- 葉を取り出すエキスができたら、どくだみの葉を取り出す。網などを使ってどくだみの葉を取り出しましょう。
動画
コツ・ポイント
常温で保存しても数年持つと言われています。漬け終えた葉は、エキス分が出た残りですが、入浴剤としても使用できます。
どくだみ葉を取り出すタイミング
2~4ヶ月たつと、茶色の液体ができます。これがどくだみの葉のエキスで、どくだみの葉の成分がたっぷり溶け込んでいます。
通常は1ヶ月程でOKですが、濃厚なエキスが欲しい場合はより長い期間置いてみてください。
熟成させた方がエキスも良く出ますので、それだけ効果が高くなると言われています。
出来上がったどくだみの葉焼酎漬けは、常温で保存しても数年持つと言われています。
是非ご自宅で手軽にどくだみの葉焼酎漬けづくりを楽しんでみてください。
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どくだみ焼酎漬け・どくだみエキスの楽しみ方
出来上がったどくだみ焼酎漬け・どくだみエキスは幅広くお使いになれます。例えば、どくだみエキス湿布にして使用したり、水に少量をまぜ、うがいすることで口内トラブルケアにも使用できます。
さらにはどくだみ化粧水づくりの材料として使用したり、入浴剤などにも。
もちろんお酒として飲むこともできます。様々な栄養が凝縮されているので薬用酒のような気持ちで飲んでみましょう。
お酒として飲む場合は砂糖が入っていないので、お好みで蜂蜜や黒糖など甘みを足してみると美味しくお飲みいただけます。
●管理栄養士からのコメント
どくだみには多くの薬効があり、お薬をあまり使いたくないという方には自然の生薬としていいですね。どくだみの葉が手に入る方はぜひ作ってみてはいかがでしょうか?
管理栄養士プロフィール
◎安藤ゆりえ
老人保健施設の管理栄養士を経て、健康を維持するためには若いうちからの食生活の大切さを実感。
2016年フリーランスとして活動を開始。レシピ開発や栄養指導、料理教室、食に関するコラムの執筆などを行っている。
また「食を見直すならまずは毎日使う調味料から」をコンセプトに地元愛知県三河のみりんや味噌などの伝統的な調味料の素晴らしさを伝えるセミナーなども開催。
食や栄養に関すること全般ですが特に
・調味料について(みりん、味噌や醤油などの製法やどんなものを選ぶと良いかなど)
・体に優しいスイーツの選び方、作り方
・ダイエットレシピの考案
・時短レシピの考案を得意としています。