どくだみ化粧水の作り方｜シミや肌荒れ・ニキビに効果はある？

2020 8/17

2020.08.17 2024.08.22

十種の薬効があることから「十薬」とも呼ばれ、古くから民間薬として利用されている「どくだみ」。
この記事でどくだみ化粧水の作り方から、気になる効果効能まで幅広くご紹介します。

どくだみ化粧水の作り方

どくだみチンキやどくだみエキスを利用したお肌に優しいどくだみ化粧水の作り方をご紹介いたします。

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調理時間 5 d

保存容器に、どくだみチンキやエキス、精製水、グリセリンを入れ、よく振れば完成です。
肌の状態やお好みで、分量を加減してお使いください。乾燥する時期は、グリセリンの量を多めにすると、より保湿効果が高まります。
初めて新しい化粧水を作る時は、肌と素材との相性を確かめるために、パッチテストを行いましょう。腕の内側につけて半日から1日様子を見ます。

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なお、材料のどくだみエキスは手作りすることも可能です。
以下の記事でご家庭でできる簡単なレシピをご紹介していますので、ぜひトライしてみてくださいね。

30度以上の焼酎か消毒用エタノールをボトルに少量入れてキャップをし、全体に行き渡るようによく振り、中身を捨ててそのまま自然乾燥させます。

どくだみには「十薬」という別名があるほど、効能の高い薬草です。

肌の新陳代謝を高める酵素を多く含んでいるので、シミを薄くし、美白作用が期待できます。
炎症を抑えてくれるので、おできやニキビにも効果的と言われています。

酸素や葉緑素の含有量が多いので、女性の美容や健康に一年中利用できます。
特に美白作用にすぐれ、ニキビや色黒を治してお肌のきめを整える効果があります。

どくだみの別名はジュウヤク。
『大和本草』には「十薬の薬の効能があるので十薬という」と書かれていますが、ある研究によると、薬効は10どころか247にも及び、まさに万病に効く野草といってもよいでしょう。

血管を強化するので心臓病や高血圧、動脈硬化を予防するほか、解毒、健胃、整腸、便秘、痔の改善に効果があります。腎臓の機能も活発にしてくれます。
独特の強いにおいがしますが、これが抗菌性があるデカノイルアセトアルデヒドによるもの。

生薬をもんだり、火にあぶって一日数回、患部に貼れば、この成分が、おできや切り傷、ただれを癒してくれます。
干せばにおいがなくなりますが、抗菌性も消滅します。
「野草で楽しむ天然美容生活」標ヒロ著より引用

どくだみの抽出液には、皮膚の感染症の原因となる黄色ブドウ球菌に対しての抗菌効果があることが分かっています。
どくだみ化粧水を使用することで、おでき、とびひ、床ずれなどの皮膚の病気に対する治療補助薬としての効果が期待できます。

また高知県津野町を対象に行った調査では、どくだみを腫れ物に対して利用し、実際によく効くと答えた人の割合が8割を超えるという報告も出ています。
肌を健康に保つという意味でも、スキンケアにどくだみ化粧水を用いるのは理にかなった選択だと言えるのではないでしょうか。

参考文献：
新規機能性素材開発を指向した民族薬理学的調査にもとづく生薬の応用研究

どくだみに含まれるデカノイルアセトアルデヒドには、強い抗菌活性があることが知られています。
ニキビなどの皮膚疾患への民間薬として、どくだみ化粧水を用いる人が多いのも、この抗菌活性に期待するところが大きいといえるでしょう。

なお、シミに関する目立った研究報告は見当たりません。
ニキビ同様、古くから皮膚疾患への民間薬としてドクダミが用いられてきた事実が、多くの人がシミへの効果を期待する要因になっているのかもしれませんね。

実際にどくだみ化粧水を使用している方の口コミ・評判には、どのようなものがあるのでしょうか。
代表的なものをまとめました。

肯定派	否定派
・どくだみの香りが気持ち良い。・敏感肌でも肌がピリピリしない。・新しいニキビができにくくなった。・吹き出物が消えて、すべすべになった。・肌荒れが少なくなってきた。・量が多く安いのでたっぷり使える。	・肌が赤くなりヒリヒリした。・ハトムギ系のほうが保湿力がある気がする。・使い心地はよいが、息子にはあわなかった。