麹化粧水の作り方|【初めてでも分かりやすい動画つき】
麹化粧水の作り方

麹化粧水の作り方
必要な道具
- ガーゼ(布巾でも可) 1枚
- びん 一本
材料
- 乾燥麹 25 g
- お湯 200 ml
作り方
- 麹をよくほぐします。板状に固まった乾燥麹を使う場合は念入りに固まりをほぐしておきましょう。
- ボウルに麹と60℃のお湯200㏄を入れてよくかき混ぜ、2時間から3時間程度常温で置いておきます。麹菌は45℃から60℃の間の温度でよく働きだします。お湯が熱すぎると菌が死んでしまい、反対に冷たすぎると麹菌が働きません。ここでのお湯の温度に注意しましょう。
- もし発酵器があれば40℃程度に設定して発酵器の中で寝かせておくとなおよいでしょう。
- 麹を2時間から3時間程度寝かせたら、清潔なガーゼか布巾で麹を濾します。ここで濾した麹はガーゼにくるんで、輪ゴムでしばり入浴剤としてお風呂に入れたり、擦ってパックにしてお使いいただけます。
- 麹化粧水のできあがり麹には天然の保湿因子が含まれており、美白の効果もあると言われています。
動画
コツ・ポイント
麹の化粧水は、単体で仕様すると麹の香りが強く、使いづらい事があります。
普段お使いの化粧水に少量混ぜてご利用いただくのがおすすめです。
その場合でも、化粧水は冷蔵庫に入れて保管しましょう。

多めに作ってしまった場合は冷凍保存をしておく事も可能です。
冷凍保存した化粧水は、冷蔵庫に移して解凍してからお使いいただけます。
体質的に麹の化粧水が肌に合わない方もいらっしゃいます。
はじめて麹の化粧水をお使いになる方は、
目立たない部分でパッチテストをしてから
お使いいただくのがよいと思います。
今回ご紹介した分量だと、1週間使ってもかなり余ってしまうので、
コットンパックにしたり、全身にたっぷりお使いいただくことをおすすめします。

麹化粧水の効果

美肌効果1 ■美白効果
麹には、「麹酸」が含まれています。
「麹酸」は、シミの元となる酵素の働きを抑えてくれるため、シミが薄くなる・美白効果が期待できます。
紫外線を受けて、肌にダメージを受けると、肌を守ろうとしてメラニンが作り出されます。
この作り出される場所が、メラノサイトです。
メラニンはシミの原因となるものですが、普段も排出はされています。
肌の新陳代謝(ターンオーバー)で、古い角質と一緒に排出されることが通常です。
でも、外部の影響で過剰に作られてしまうと、排出しきれず、シミとなって現れます。
ここをもう少し細かく見ていくと、メラニンが作られるまでに、
チロシンというものにチロシナーゼという酵素が結びつく工程があるんです。
ここが結びつくことが少なければ、シミの元が作られることも少ない。
そんな嬉しい効果を叶えてくれるのが、「麹酸」なのです。
美肌効果2 ■保湿・バリア効果
肌の潤いは、「皮脂」、「角質細胞間脂質」、「天然保湿因子」、この3つで保たれています。
約80%は角質細胞間脂質のセラミドが占めているのですが、
残りは角質層の天然保湿因子と皮脂が守ってくれています。
乾燥がひどくカサカサしたり、つっぱったりする感覚があるのは、
この3つの潤いが不足しているためです。
麹で作った化粧水には、この天然保湿因子が含まれています。
さらに、外部からの刺激をバリアする役割もあるので、
強い肌にもしてくれる効果もあります。
さらに、天然保湿因子は主にアミノ酸でできているのですが、麹化粧水は浸透力が抜群です。
発酵されたアミノ酸は、コラーゲンなどに比べると小さいため、肌にぐんぐん浸透していきます。
麹を扱う杜氏さんの手は、白くてツヤツヤしていることも有名なお話しです。
麹化粧水は、簡単に作れてとても経済的なので、ぜひお試しください。
麹化粧水作りにおすすめ商品
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