「こうじ水」の作り方・使い方|便秘解消や美肌にも効果的!
近年、甘酒がブームになり商品や作り方が紹介される中、その原料の麹も注目されるようになってきました。
そして昨年にはその麹を使った「こうじ水」が話題になり、テレビや雑誌で取り上げられました。
でもまだ「こうじ水ってなに?」と思われる方も多いはず。
まだまだ浸透していない「こうじ水」の、作り方や使い方をご紹介します。
こうじ水とは
米麹を一晩水に漬けて、麹の有効成分を抽出させた水のことです。
その水を飲んだり肌に塗ったりして活用します。
米麹とは蒸した米に麹菌を繁殖させたもの。
酒や醤油、お味噌など日本の基本の調味料に昔から使われています。
最近では塩麹や甘酒などでも親しまれるようになり、麹も簡単に手に入るようになってきました。
そしてその麹をさらに手軽に活用できるのがこの「こうじ水」なのです。
麹の詳しい記事はこちらでも紹介しています!
こうじ水ってどんな味?
麹の甘さが溶け出したような、ほんのり甘い味がします。
そして同じ麹から作った甘酒ほど甘過ぎず、さっぱりしています。
ただ、初めて飲んだ時には物足りないかも・・・?
でもだからこそ、飽きることなく飲み続けることができるのです!
こうじ水の効果
麹の酵素が溶け出したこうじ水は麹の効果をそのまま活かせることができます。
麹には
・酵素の力で腸内環境を整える
・麹に含まれるコウジ酸がメラニンの生成を抑制してシミやそばかすを防ぐ
・ビタミンB群が疲労回復や貧血予防に効く
などの効果が知られています。
こうじ水はその有効成分をそのまま取り入れることができるのです。
こうじ水の効果1 便秘の解消
麹に含まれる「オリゴ糖」が腸内に届くと、善玉菌に吸収され腸内で活発に活動・繁殖します。
善玉菌は腸内環境を整え排泄を促す作用があります。
「排泄の時間」といわれている午前中にこうじ水を飲むことで、より麹の効果を発揮することができます。
こうじ水の効果2 美肌に効果的
麹には美肌成分の一つであるコウジ酸が含まれています。
コウジ酸はシミの原因となるメラニンの活性化を予防し、シミやソバカスの発生を防いでくれます。
天然保湿成分であるアミノ酸も豊富に含まれているので、こうじ水を直接肌に塗ることで肌の潤いが増すことになります。
こうじ水の効果3 疲労回復や細胞の再生
麹にはビタミンB1・ビタミンB2・ビタミンB6などのビタミンB群が豊富に含まれています。
ビタミンB1には炭水化物をエネルギーに変えて疲労回復を促す効果があります。
また、ビタミンB2には体の成長を促し、皮膚や髪、爪などの細胞の再生も促してくれます。
とっても簡単!こうじ水の作り方
こうじ水の作り方
必要な道具
- 保存容器
- お茶パック
材料
- 米麹 100 g
- 水(浄水またはミネラルウォーター) 500 ml
作り方
- 乾燥米麹100gをお茶パックに入れ、容器に入れます。
- そこにミネラルウォーター500mlを注ぎ、米麹を浸します。麹と水の分量は目安です。お好みの分量で作っても構いません。
- 容器ごと冷蔵庫に入れて、そのまま8時間程度置きます。常温で置いておくと気温によっては発酵が進んで酸っぱくなることがありますので、冷蔵庫に入れて下さい。
- 8時間程度経過して、麹の成分が溶けだし水が色づいていたら出来上がりです。
動画
コツ・ポイント
保存期間は3日以内とされますが、嫌な匂いがしたら雑菌が繁殖している可能性がありますので、飲まないようにしてください。 取り出した麹は、繰り返し2~3回こうじ水作りに使えます。
その場合も、なるべく早めに使うようにしましょう。
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生麹(こうじ)を独自の製法で乾燥させる事で長期保存可能にした乾燥麹(米麹)です。塩麹がご自宅で手軽につくれます。
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こうじ水の飲み方・使い方
飲むタイミングは?
朝起きてすぐに飲むのが効果的とされています。
麹には排泄を促す作用があるので、朝、たまった老廃物を外に出してくれます。
飲む量は?
1日500ml飲むのが良いとされていますが、一度に飲む必要はありません。
朝・昼・晩に分けるなど自分のペースで飲んでください。
できあがったこうじ水はなるべく早く飲みきった方が良いので、その日のうちに飲んでしまうのが理想的です。
そのまま飲むのに飽きてきたら、ハチミツを入れてアレンジするのもおすすめです。
化粧水にも使えます!
スプレー容器に入れて化粧水として使うこともできます。
肌がしっとりスベスベに!
ただし、パッチテストをしてみて万が一赤みやかゆみがでたら使用は中止してください。
捨てるのはもったいない!残った麹の使い方
こうじ水には麹の酵素が抽出されるので、残った麹で甘酒などを作ることはできません。
でも「お米」として考えれば十分おいしく食べることができます。
水で戻した麹の、独特な食感を活かしたレシピを考えてみました。
麹のミネストローネスープ
材料
- トマト 2 個
- たまねぎ 1 個
- じゃがいも 2 個
- にんじん 1 本
- だし汁 400 ml
- 残ったこうじ水の麹(適量)
- 塩(小さじ1/2)
作り方
- たまねぎ、じゃがいも、にんじんを1㎝角に切ります。
- トマトをざく切りにします。
- 鍋に切った野菜とだし汁を入れて火にかけます。
- 煮立ったら塩を加え、野菜に火が通るまで15分ほど煮ます。
- 最後にこうじ水の残った麹を加えて一煮立ちします。
麹とキャベツの塩麹和え
材料
- キャベツ 4 枚
- 塩麹(大さじ1)
- こうじ水で残った麹(適量)
作り方
- キャベツを千切りにします。
- 鍋にお湯を沸かし、キャベツをさっとゆでます。
- キャベツをざるにあげ、ボウルに入れて塩麹と和えます。
- 最後にこうじ水の残った麹を加えてさっと混ぜます。
こうじ水Q&A
- こうじ水を作る時、どんな麹を使えばいいですか?
- 生の麹でも乾燥麹でもどちらでも使うことができます。
乾燥麹の場合はよく水を吸うので少し多めの水を加えてください。
- 作ったこうじ水はどれぐらいもちますか?
- 冷蔵庫で3日はもつとされていますが、できるだけ早めに飲みきってください。
- 麹は繰り返し使えますか?
- 2~3回は残った麹に水を足して使うことができます。
- 2回目、3回目のこうじ水の味が薄くなったのですが大丈夫ですか?
- 1回目に比べて味は薄くなってしまいますが、効果には問題ありません。
- 繰り返し作ったこうじ水が酸っぱい匂いがしてきました。
問題はないですか? - 発酵がすすんでしまっていると思われます。
飲んでも問題はありませんが、繰り返し使う場合は1週間以内で使うようにしてください。
- 残った麹はどれぐらい保存することができますか?
- 残った麹もできるだけ早く使うようにしてください。
繰り返しこうじ水に使う場合は、できあがったこうじ水を別の容器に移し、すぐに残った麹に水を加えるようにしてください。
その場合も必ず冷蔵庫で保存してください。
こうじ水づくりにお勧めの商品
かわしま屋ではこうじ水づくりにお勧めの上質な麹を取り揃えています。
また、便利な容器もご用意していますのでぜひご活用ください。
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こうじ生酵素が手軽にとれます
有機米を原料としたこうじパウダーの入った植物性乳酸菌パウダー。腸内環境を整えることが美肌への近道です。