トマト酢とは?|体がよろこぶ効果と美味しいレシピ
「トマトが赤くなると医者が青くなる」といわれるほど、健康に良いとされるトマト。実際、トマトにはさまざまな効果があり、身体のために毎日食べている方も多いのではないでしょうか。
そんなトマトを原材料にしたヘルシー食材「トマト酢」が、近年注目を集めています。
「トマト酢ってなに?」
「トマト酢の効果はどんなものがあるの?」
「トマト酢のレシピが知りたい!」
そんな声に応えるため、この記事ではトマト酢について詳しく解説します。
トマト酢とは
トマト酢には以下の2種類があります。
・トマトの絞り汁を発酵させお酢に加工したもの
・トマトを酢に漬け込んだもの
前者はトマトそのものを材料とし、時間をかけて熟成して造る酢です。身体にいいとして知られるトマトの栄養素に加え、発酵食品ならではの効果効能も期待できます。
後者の場合、発酵食品としての効果はないものの、トマトと酢の栄養素を一緒に摂れるため、やはり前者と同じく健康面へのメリットは大きいです。
トマト酢がもたらす5つの効果・効能
トマト酢を摂るメリットは、具体的にどのようなものがあるのでしょうか?
代表的な効果・効能を紹介するので、ぜひ参考にしてください。
トマト酢の効果1 高めの血圧を下げる
トマト酢には高めの血圧を下げる働きがあります。これは、トマト酢に含まれる成分の酢酸とGABA(ギャバ)の効果によるもの。
酢酸は血圧を上げるホルモンの分泌を抑え、GABAは血管の拡張をサポートして血流をよくします。
トマト酢の効果2 肥満の予防
トマトに含まれるリコピンには、脂肪の蓄積を抑制する作用があります。この働きにより、不規則な生活で溜まってしまった脂肪分による肥満を予防します。
肥満が原因となる疾患は多いです。トマト酢を習慣的に摂って肥満を予防できれば、さまざまな疾患のリスクを軽減できます。
トマト酢の効果3 むくみの改善・予防
トマト酢はむくみの改善・予防をサポートします。これはトマト酢に豊富に含まれるカリウムに、体内の余分な塩分を排出する働きがあるためです。
体内の塩分が増えると、余分な水分を溜め込んでしまうため、むくみやすくなります。カリウムの多いトマト酢を摂ってすっきりデトックスしていきましょう。
トマト酢の効果4 美肌効果
トマト酢には、肌を健やかに保つ作用があります。
トマトには以下のような、細胞の酸化を防ぐ成分が含まれています。
・リコピン
・ビタミンC
・ビタミンE
細胞の酸化が進むとシミやシワができやすくなりますが、抗酸化作用物質は老化の原因となる活性酸素を抑えるため、細胞の老化を遅らせる効果があるとされています。
トマト酢の効果5 リラックス効果
トマト酢には、心身をリラックスしやすい状態に導く効果があります。これは、トマトに含まれるGABAの作用によるものです。
GABAはアミノ酸の一種であり、ストレスを感じたときに出る成分であるノルアドレナリンの分泌を抑える力があります。
GABAによってノルアドレナリンの分泌が軽減されると、体の緊張が和らぐのです。
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トマト酢の作り方
トマト酢はトマトと酢の栄養素が合わさっていて、さまざまな効果が期待できます。
そんなトマト酢を毎日の生活に取り入れたいという方のために、トマト酢の作り方をご紹介します。
トマト酢の作り方
材料
- プチトマト 20 個ほど
- 酢 大さじ 4
- 砂糖 大さじ 1~2
- 塩 小さじ 1/4
作り方
- トマトの皮を剥き、くし切りにする。
- カットしたトマト、塩、砂糖、お酢を容器に入れる。
- 冷蔵庫などに半日程度置いて、砂糖が溶けたら完成。
トマトの黒酢漬けの作り方
材料
- プチトマト 20 個ほど
- 黒酢 100 ㏄
- はちみつ 大さじ 2
- レモン汁 大さじ 1
- 塩 小さじ 1/3
作り方
- トマトのヘタを取り楊枝で穴を空ける。
- 容器にトマトを入れ、その他の調味料を全て入れる。
- 冷蔵庫などに一晩程度置いて完成。
トマト酢のおすめレシピ
熟成発酵したトマト酢を使ったレシピを紹介します。
トマト酢の美味しい飲み方、手軽に作れるレシピなどを知りたい方は要チェックです。
トマト酢サワー
材料
- トマト酢 大さじ 1~2
- 炭酸 100 ml
作り方
- コップにトマト酢を入れ、炭酸を注いで混ぜ合わせて完成です。
トマト酢ジュース
材料
- トマト酢 大さじ 1~2
- トマトジュース 100 ml
作り方
- コップにトマト酢を入れ、トマトジュースを注いで混ぜ合わせて完成です。
トマト酢ドレッシング
材料
- トマト酢 1/4 カップ
- オリーブオイル 1/4 カップ
- ハチミツ 大さじ 2
- 塩 適量
- 黒こしょう 適量
作り方
- トマト酢とオリーブオイルを混ぜる。
- 1にハチミツを入れて溶かす。
- 塩、黒こしょうを入れて完成。
- サラダやマリネなどにかけてお召し上がりください。
トマト酢のスープ風あったか食前酢
材料
- トマト酢 20 ml
- お湯 200 ml
- 塩 少々
- オリーブオイル(洋風)orごま油(和風) 少々
- 長ネギやパセリのみじん切り、ゴマなど 少々
作り方
- コップやスープカップにお湯を注ぎ、トマト酢を足して軽く混ぜます。
- 油や香味野菜、スパイスなどをお好みでトッピングして完成です。
トマト酢玉ねぎ
材料
- 玉ねぎ 1 個
- 塩 少々
- トマト酢 50 ml
- はちみつ 大さじ 1
作り方
- 玉ねぎをスライスし、水に1分ほどさらします。
- 玉ねぎの水をきり、塩をもみ込みます。
- 玉ねぎを、保存瓶に入れます。
- 玉ねぎが漬かるまでトマト酢を注ぎ入れます。
- はちみつを加えて混ぜます。
- 冷蔵庫で保存します。
動画
レシピに使ったトマト酢はこちら
トマト酢についてのQ&A
- トマト酢は、どんなお酢ですか?
- 「トマト酢」と呼ばれるお酢は、2種類あります。
1つめはトマト自体を酢になるまで発酵・熟成させたもので、もう1つは穀物酢などのお酢に刻んだ生のトマトを漬け込んだものです。
トマトを漬け込んで作るトマト酢は、「酢トマト」とも呼ばれています。
- トマト酢には、どのような効果がありますか?
- トマト酢には血圧を下げる、むくみの改善、肌を健やかに保つ、心身をリラックスさせてくれるといった、さまざまな効果が期待できます。
これらはトマト酢に含まれる酢酸やリコピン、GABAなどの成分による効果です。
- トマト酢は何を基準に選べばいいですか?
- 無添加のトマト酢をおすすめします。
トマト酢には身体に良い栄養素がたくさん含まれていますが、飲みやすくするために砂糖や甘味料・添加物が加えられているものだと、身体に負担がかかる可能性も考えられます。
- トマト酢の摂取量の目安を教えてください。
- トマト酢の1日の摂取量の目安は、大さじ1~2(15〜30ml)です。
原液では刺激が強いので、必ず飲み物に混ぜたり、料理に使ったりしてお召し上がりください。
- トマトジュースが苦手ですが、トマト酢は飲めるでしょうか?
- トマト酢は発酵させているため、トマトジュースほど味が濃くなく、ほんのりとトマトが香る程度なので、トマトジュースが苦手でもお飲みいただけるでしょう。
トマト酢を炭酸水やお湯で割れば、更にクセがおさえられます。また、レモン汁やはちみつなどを加えても飲みやすいです。
- トマト酢で効率よくダイエットをする方法は?
- 運動する約30分前を目安にトマト酢をお飲みいただくと、脂肪燃焼に効果的です。酢に含まれるアミノ酸・クエン酸が、運動時に脂肪を燃焼効果をアップしてくれる効果が期待できます。
- トマト酢は作れますか?
- 穀物酢などのお酢に刻んだ生のトマトを漬け込んで作るトマト酢であれば、自宅でも作れます。作り方は→こちらを参考にしてください。
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