失敗なし!マヨネーズの基本とヘルシーマヨネーズの作り方
記事の監修
管理栄養士
川野 恵
フリーランスの管理栄養士としてレシピ開発や栄養のコラム作成のほか、外食チェーン店でのダイエットを意識した食べ方を紹介。現在はクリニックにて、生活習慣病などに悩む方々へ栄養指導を行なっている。
ゆで卵や温野菜につけるとパクパク食べられる魔法のような調味料「マヨネーズ」。
マヨネーズをヘルシーに食べたい!そんなときには手作りのマヨネーズがおすすめです。自宅で作ると失敗したなんて話も聞きますが、2つのコツを押さえればおいしく作れます。
この記事では、おいしい手作りマヨネーズの作り方と、失敗しないためのポイントを解説します。体に良いヘルシーなマヨネーズのレシピも紹介しているので、ぜひ参考にしてみてください。
もくじ
失敗しらず!マヨネーズを作るときの2つのコツ
マヨネーズを作ってみたけど、いくら混ぜてもシャビシャビのまま……なんてことはありませんか?いつまで経っても水っぽい場合、失敗している状態です。マヨネーズを上手につくるためには、次の2つのコツを押さえましょう。
1.材料は室温に戻す
2.油は少しづつ加える
なぜこの2点が大切になるのか、くわしく解説します。
材料は室温に戻す
マヨネーズに使う材料は、室温に戻しておきましょう。マヨネーズは寒いところでも暑いところでもうまく作れません。17~20度くらいの室温でつくると上手に作れます。
油をドバっと入れない
油は少しずつ加えることが大切です。油を加えていくとき、ドバっと一気に加えてしまうと乳化がきちんとできません。乳化は、本来仲が悪く一緒にならない水分と油分を混ぜるために欠かせない工程です。マヨネーズを作るときは油を少しづつ加えていくことは必ず守るようにしましょう。
基本のマヨネーズの作り方
基本のマヨネーズの作り方
材料
- 卵 1 個
- 米酢 (大さじ1杯) 15 ml
- 塩 (小さじ1杯) 5 ml
- サラダ油 180 ml
作り方
- 卵をボウルに入れます。
- そこに、米酢と塩を入れます。
- ハンドミキサーでしっかりと混ぜます。
- ボウルにサラダを少しずつ入れながら、さらに混ぜていきます。
- しっかりと混ぜ、乳化してきたら完成です。
動画
コツ・ポイント
ヘルシーマヨネーズの作り方
ヘルシーマヨネーズ
材料
- 卵 1 個
- リンゴ酢 大さじ 1
- 海塩 小さじ 1/2
- MCTオイル 180 g
作り方
- 卵をボウルに入れ、リンゴ酢と塩を加えます。
- ハンドミキサーでしっかりと混ぜます。
- ボウルにMCTオイルを少しずつ入れながら、さらに混ぜていきます。
- しっかりと混ぜ、乳化してきたら完成です。
レシピに使ったリンゴ酢
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手作りマヨネーズはアレンジが楽しめる
マヨネーズを手作りすると、いろいろなアレンジが楽しめるのもうれしいポイント。加える油の種類を変えればヘルシーに。酢を変えると甘味が加わり、ひと味違ったマヨネーズを食べられます。
基本のマヨネーズの作り方の材料の量は守りながら、いろいろな油や酢に置き換えてみてください。おすすめの置き換え材料は次の4種類があります。
1.オリーブオイル
2.MCTオイル
3.亜麻仁油
4.リンゴ酢や柿酢などの果実酢
4つに置き換えた時のメリットや風味をくわしくお伝えします。
リンゴ酢や柿酢
穀物酢の代わりにリンゴ酢を使うと、いつもよりフルーティーなマヨネーズができあがります。いつもと違うマヨネーズを味わいたいときにもおすすめです。
亜麻仁油
亜麻仁油はオメガ3脂肪酸が多いことがわかっています。オメガ3脂肪酸は魚油にも多く含まれ、LDLコレステロールを減らすことが分かっています。亜麻仁油のマヨネーズであれば、コレステロール値が気になる方も使いやすいです。
オリーブオイル
オリーブオイルには、LDLコレステロールを減らす効果が期待される一価不飽和脂肪酸が豊富です。エキストラバージンオイルだと癖が強いので、苦手な方はピュアオリーブオイルを使ってみてください。
MCTオイル
MCTオイルは中鎖脂肪酸からできている油のことです。体のエネルギーとして利用しやすいため、普段使う油をMCTオイルに置き換えることで、太りにくくなるといわれています。MCTオイルのマヨネーズを使えば、ダイエット中でも罪悪感も少なく食べられます。
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手作りマヨネーズについてのQ&A
- 手作りマヨネーズに挑戦しましたが、いつまでも液体のままです。どうしたらいいですか?
- いつまでも液体の場合、失敗しているかと思います。その場合は卵黄を使って再度マヨネーズづくりに挑戦しましょう。ボウルに卵黄を割り入れ、ホイッパーで混ぜながら少しずつ失敗した液体を加えてください。
- 失敗せずにマヨネーズを作るコツはありますか?
- マヨネーズは油の入れ方と材料の温度によって失敗せずに作れます。とくに油をいれるときは少しずつ加えるようにしてください。
- 卵アレルギーでも食べられるマヨネーズはつくれますか?
- 卵アレルギーであれば、ヨーグルトを使ったマヨネーズ風のドレッシングがおすすめです。ヨーグルトにコンソメや塩・胡椒をし、少しずつ油を入れながらしっかり混ぜてください。カレー粉を入れてもおいしいです。
●管理栄養士からのコメント
マヨネーズは年齢を問わずに人気の高い調味料のひとつ。マヨラーと呼ばれる何にでもマヨネーズをかける人が話題になったこともありました。しかし、美味しさの裏にはたっぷりの油が隠れていることが分かります。マヨネーズの食べ過ぎによって血液中の脂質が高くなってしまったり肥満になってしまったと、健康に対するデメリットが注目されるように。マヨネーズを罪悪感なく食べたい方は、自分で作る手作りタイプがおすすめです。毎回作ればもちろん新鮮ですし、無添加なので小さいお子さんでも安心して食べられます。さらに、使用する油やお酢を変えれば、オリジナルのヘルシーマヨネーズができあがります。
管理栄養士プロフィール
◎川野 恵
給食委託会社や仕出し弁当屋での献立作成を経験後、出産を機にフリーランスとして活動。
フリーランスの管理栄養士としてレシピ開発や栄養のコラム作成のほか、外食チェーン店でのダイエットを意識した食べ方を紹介。現在はクリニックにて、生活習慣病などに悩む方々へ栄養指導を行なっている。
身体は食べ物でできている事を意識し、健康で過ごせるよう多くの方を支えていける管理栄養士になりたいと日々活動しています。
SNSやブログを通して、
・管理栄養士として栄養指導に携わりたい!
・血圧や血糖など血液結果を注意された!
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という悩みを解決するための情報を発信しています。