雑穀米は何歳から食べられる?雑穀の安心な食べ方

内側から健康や美容をサポートしてくれる「雑穀米」を、食事に取り入れているという方が増えています。
お子さまがいらっしゃる家庭にとって、雑穀米はいつから食べられるようになるのかは気になるポイントではないでしょうか。
この記事では、「何歳から雑穀米が食べられるようになるのか?」「小さい子どもに雑穀米を食べさせる危険性はないのか?」などの気になる疑問にお答えし、安心して雑穀米を取り入れるためのポイントを解説します。

もくじ

雑穀米はいつから食べられる?

雑穀米

雑穀米が何歳から食べられるかについての答えは、食べさせ方に配慮すれば、離乳食から雑穀(雑穀米)を取り入れることが可能ですが、大人と同じように雑穀米を安心して食べられるようになるのは3〜4歳ころです。
それまでは、月齢やお子さま一人ひとりの消化能力に合わせて雑穀米を調理したり、与え方に工夫が必要になってきます。

小さな子どもは消化機能が未発達です。玄米など、精製していない雑穀は消化に悪く、大人と同じように炊いた雑穀米を食べさせることは胃腸へ負担をかけてしまうことがあります。
目安として、脂肪とたんぱく質の消化酵素は3歳頃に大人なみに成長し、4歳頃には、糖質の消化酵素も大人と同じように発達すると言われています。

それまでは、急がず、お子さまの様子を慎重に観察しながら雑穀米を取り入れていけるとよいですね。

参照:鳴門市「人間はどう発達していくか~発達に合った食のすすめ方~]

雑穀米の安全な食べ方|3つのポイント

雑穀米を食べる子ども

ここからは、安心して雑穀をお子さまにも食べてもらうためのポイントを紹介いたします。
ポイントは以下の3つです。

・雑穀米をいきなり食べさせるのはNG!1種類を少量ずつ重湯から
・雑穀の粉を利用する
・無農薬の雑穀を選ぶ


それでは、詳しく見ていきましょう。

1.雑穀米をいきなり食べさせるのはNG!1種類を少量ずつ重湯から

雑穀米には、数種類の雑穀が含まれています。これらを全てご飯に混ぜて一度に食べさせるのはNGです。
アレルギーを引き起こす可能性があるので、新しい食材は、1日1品目を少量からという鉄則は守りましょう。

初めて雑穀米を召し上がるお子さまの年齢や状況によっても異なりますが、離乳時期など、小さなお子さまに雑穀米を食べさせるときは、慎重に取り入れていきましょう。

雑穀入りの重湯を作ったり、あわ、きび、ひえなどの小粒の雑穀は比較的消化に良いので、消化しやすい雑穀を選んでオリジナルの雑穀米を作るのもひとつの手です。

小粒の雑穀の中にも、アマランサスなど消化しにくいものがあります。ご注意ください!

2.雑穀の粉を利用する

雑穀米としてではありませんが、雑穀を取り入れる方法をいくつか紹介いたします。
ハトムギ粉やそば粉、玄米粉などの雑穀のパウダーをパンケーキに混ぜたり、粉をお湯で柔らかく練り上げたペースト状のものを作って取り入れてみるのはいかがでしょうか?

雑穀であるオーツ麦(エンバク)や玄米などを加工し作られているオートミールは、ストックしやすく、手軽に調理できるのでおすすめです。

3.無農薬の雑穀を選ぶ

農薬を使用して栽培された雑穀には、残留農薬が心配です。
玄米の場合、残留農薬は糠の部分に溜まりやすいと言われています。小さなお子様は体内に取り込んでしまった化学物質を大人と同じように排出できませんので、農薬を使用せずに育てられた雑穀を選ぶと安心です。

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子どもに雑穀米を食べさせるメリット&デメリット

雑穀米

雑穀米の子どもへのメリット

・栄養価が高い
雑穀米を子どもに食べさせるメリットは、栄養価の高さにあります。雑穀米には、白米に比べてビタミンB1、食物繊維、鉄分、マグネシウムが豊富に含まれており、これらの栄養素は子どもの腸内環境の改善や貧血予防に効果が期待できます。

「うちの子好き嫌いが多くて」とお悩みの方にも雑穀米はおすすめです。

・白米に比べて血糖値の上昇が緩やか
血糖値の問題は大人だけではありません。お子さまの夜泣きや、イライラ予防にも効果が期待できます。

・よく噛んで食べる癖がつく
よく噛んで食べることにより、血流が良くなて、脳により多くの酸素と栄養が送られます。その結果、反射神経や記憶力、集中力、判断力などが良くなる効果が期待できます。また、よく噛んで食べる癖をつけることは、将来の肥満予防にも。

参照:全国健康保険協会「よく噛むことの効果」

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雑穀米の子どもへのデメリット

・消化に悪い
雑穀には食物繊維が豊富に含まれています。一部のお子さまにとっては過剰なガス形成、膨満感、または不快な消化不良を引き起こすことがあります。


・アレルギー症状が出る可能性も
雑穀米の中には、お子さまにとって食物アレルギーの原因になる雑穀が含まれている場合があります。特に「そば」は食物アレルギーの症例数や重篤度が高い「特定原材料」に定められています。

2015年以降の最新の知見では、「早期離乳食開始もしくは開始を遅らせることでアレルギー発症を抑えるというエビデンスはなく、リスクのある食品摂取を遅らせることでアレルギー発症の頻度を上げる可能性もある。」と発表されています。
「アレルギーが心配だから雑穀を食べさせる時期を遅らせよう」という考え方は一昔前の考え方になり、アレルギーのリスクの高い食品も、食べられる時期に入ったら積極的に取り入れていった方が良いということです。

厚生労働省:食物アレルギーの観点から 授乳・離乳を支援するポイント

雑穀米の栄養

雑穀米

雑穀米には、食物繊維、マグネシウム・カルシウム・鉄・カリウム、ビタミンB1やビタミンB6が含まれています。
含まれる雑穀の種類によって栄養素は異なりますが、同じ量の白米と比べた場合、10倍以上のカルシウムや食物繊維を含む商品もあるようです。

雑穀米の栄養や効果については、下の記事から詳しくご覧いただけます。

お子さまにもおすすめの雑穀

雑穀米に関するQ&A

雑穀米は何歳から食べさせていいですか?

雑穀米を何歳から食べさせてよいかは、食べさせ方に配慮すれば、離乳食から雑穀(雑穀米)を取り入れることが可能ですが、大人と同じように雑穀米を安心して食べられるようになるのは3〜4歳ころです。

雑穀は下痢になりますか?

雑穀には、食物繊維が豊富に含まれています。食べ過ぎた結果や、一部のお子さまにとっては過剰なガス形成、膨満感、または不快な消化不良を引き起こすことがあります。

幼児は雑穀米を食べてはダメですか?

幼児でも雑穀米を召し上がっていただけます。しかし、お子さまの消化機能の成長の度合いによって、雑穀米の食べ方を工夫する必要があります。

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この記事を書いた人

動物、植物、夫、子ども、美味しいものとスターウォーズをこよなく愛する1児の母。近頃は、昔苦手だった虫も可愛くなってきました。
将来の夢はパーマカルチャー暮らし。

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