みりんがない時の救世主!代用調味料一覧と正しい使い方

料理の途中で「みりんがない!」と気づいた瞬間、頭が真っ白になった経験はありませんか?和食に欠かせない調味料なだけに、「代わりが利かない」と思って不安になる人は多いはず。でも実は、手元にある調味料をうまく組み合わせれば、甘み・コク・照りといったみりんの役割をしっかり補えます。

この記事では、日本酒や料理酒、めんつゆなど、家にありそうな調味料を使った代用テクニックを詳しく紹介。料理の種類に合わせた選び方や、失敗しないための注意点まで、実践的に解説します。

「照りが出ない」「甘さが浮く」など、よくあるつまずきもQ&Aでフォロー。読み終えるころには、みりんがなくても焦らず味が整えられる自信が手に入るはずです。冷蔵庫を開けながらでも、すぐに役立つ知識が満載なので、ピンチの時こそぜひチェックしてください。

もくじ

みりんの代用になる調味料一覧と正しい使い方

ここではみりん大さじ1を目安にした代用レシピと、それぞれの特徴・向いている料理を一覧で解説します。

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代用方法分量の目安(みりん大さじ1に対して)特徴
日本酒+砂糖日本酒大さじ1+砂糖小さじ1甘みとアルコールをシンプルに再現。ツヤ・照りが出やすい。
料理酒+砂糖料理酒大さじ1+砂糖小さじ1手軽に代用できるが塩分が強い。塩・醤油は控えめに調整。
日本酒+はちみつ日本酒大さじ1+はちみつ小さじ1/2〜2/3優しい甘みと照り。焦げやすいので火加減に注意。
めんつゆ+砂糖めんつゆ大さじ1+砂糖小さじ1/2〜1(3倍濃縮の場合)だし・醤油・甘みを一度に加えられる。アルコールなし。
甘酒+砂糖甘酒大さじ1+砂糖小さじ1/2〜1自然な甘みと発酵のコク。アルコール不使用。
水+砂糖+酢水大さじ1+砂糖小さじ1+酢小さじ1/4酸味が後味を引き締める。軽いコクを補う。

みりんの主な役割は、糖分(甘み)とアルコール、そして発酵由来のコクや照りです。「甘いもの+お酒」あるいは「甘み+うま味・酸味」をうまく組み合わせるのがポイントになります。

ここからはそれぞれの特徴を詳細に見ていきましょう。

日本酒+砂糖

「日本酒+砂糖」は、みりんの代用として手軽でバランスの良い組み合わせです。みりんの持つ「アルコールによる香りづけ」と「砂糖による甘み」をシンプルに再現できます。

基本の比率は、みりん大さじ1に対して日本酒大さじ1+砂糖小さじ1。つまり、おおよそ「日本酒3:砂糖1」の割合です。砂糖は白砂糖でも十分ですが、きび砂糖や三温糖を使うとコクのある風味に仕上がります。

使い方も簡単で、煮物や照り焼きのたれなどにそのまま置き換えるだけ。レシピに「みりん大さじ2」と書かれていれば、「日本酒大さじ2+砂糖小さじ2」でOKです。混ぜるときは、砂糖が溶け残らないよう日本酒にあらかじめ溶かしておくと、味にムラが出ず、ツヤも出やすくなります。

日本酒には肉や魚の臭みを和らげる効果があり、また素材に味をしみ込みやすくする働きもあります。そのため、煮魚・煮物・照り焼き・親子丼といった加熱時間の長い料理にぴったりです。ただし、アルコールを飛ばしたくないデザートや短時間調理には向かない点に注意しましょう。

料理酒+砂糖

料理酒と砂糖を組み合わせれば、日本酒がないときでもみりんの代用ができます。比率はみりん大さじ1に対して料理酒大さじ1+砂糖小さじ1を目安にすると、ほどよい甘みと香りを再現できます。

注意したいのは、料理酒には塩分が含まれている点です。本みりんよりも塩気が強く出やすいため、レシピ通りに作ると少ししょっぱく感じることがあります。

そのため、塩や醤油の量をあらかじめ少し控えめにし、仕上げに味見をして調整すると安心です。慣れてくると、「この料理酒は塩分が強いから醤油を減らそう」といった微調整も感覚的にできるようになります。

日本酒+はちみつ

日本酒とはちみつを組み合わせると、みりんの代わりに「上品な甘み」と「つややかな照り」を再現できます。とくに、砂糖よりもまろやかでコクのある甘さを出したい時におすすめの方法です。

はちみつは糖度が高く、熱を加えるとツヤがしっかり出るため、照り焼きや甘辛ダレに最適です。分量の目安は、みりん大さじ1に対して日本酒大さじ1+はちみつ小さじ1/2〜2/3ほど。はちみつは砂糖より甘みが強いため、最初は控えめに加えて、味を見ながら調整しましょう。

ただし、はちみつは1歳未満の赤ちゃんには与えられないため、離乳食や取り分け料理には使わないよう注意が必要です。また、砂糖より焦げやすい性質があるため、フライパンで仕上げる際は中火〜弱火で様子を見ながら加熱するとよいでしょう。

めんつゆ+砂糖

アルコールを使いたくない時、または家にお酒がない時に便利なのが「めんつゆ+砂糖」です。めんつゆはもともと、だし・醤油・みりん(または砂糖など)をベースにした万能調味料なので、うま味・甘み・塩味を一度に加えられるのが強みです。

ただし、めんつゆにはすでに醤油とだしが含まれているため、みりんのような透明感のある甘みとは仕上がりが少し違います。色が濃くなりやすく、だしの風味も強く出るので、「みりんの代わりに、つゆのコクと甘みを足す」イメージで使うと自然にまとまります。

甘酒+砂糖

アルコールを使わずに、自然な甘みとコクを出したい時には「甘酒+砂糖」の組み合わせがぴったりです。とくにおすすめなのが、砂糖不使用の米麹甘酒です。発酵の力で生まれる自然な甘さと深い旨みがあります。

分量の目安は、みりん大さじ1に対して「甘酒大さじ1+砂糖小さじ1/2〜1」です。甘酒自体にも十分な甘みがあるため、まずは砂糖を控えめに加え、味を見ながら調整するのがおすすめです。

とろみのあるタイプの甘酒を使うと、タレや煮汁にほんのりとした粘りが出て、具材に味がよく絡みます。米麹甘酒はアルコールを含まないため、子どもやアルコールのにおいが苦手な方にも安心です。

水+砂糖+酢

お酒もめんつゆも甘酒もないときに頼れる切り札が「水+砂糖+酢」です。酢を入れると酸っぱくなりそうですが、ほんの少量なら酸味は前に出ず、みりんのような「コク」や「後味のキレ」をうまく補ってくれます。

基本の目安は、みりん大さじ1に対して「水大さじ1+砂糖小さじ1+酢小さじ1/4」です。最初は酢をほんの少しだけ入れて、味を見ながら足してみてください。酢を加えることで、砂糖だけでは出せない奥行きが生まれ、甘さに締まりが出ます。

酸味が苦手な場合は、酢の量をごく少量に抑えて「言われなければ分からない程度」にするのがコツ。反対に、さっぱり味が好きな人は少し多めに入れ、甘酢煮に近い味わいに仕上げるのもおすすめです。

【ケース別】みりんの代用になる調味料の選び方

ここでは、「手元にある調味料」と「作りたい料理のタイプ」から、最適な代用品を選ぶ方法を整理していきます。

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ケース使用する代用調味料向いている料理注意点
日本酒がある日本酒+砂糖日本酒+はちみつ煮物・照り焼き・丼ものなどデザートや短時間調理には不向き(アルコールが残る)はちみつは焦げやすいため中火〜弱火で調理/1歳未満の乳児NG
日本酒はない&料理酒がある料理酒+砂糖肉じゃが・筑前煮・煮魚など塩分過多に注意。塩・醤油を2〜3割減らしてから味見を
アルコールなし&めんつゆがあるめんつゆ+砂糖親子丼・他人丼・煮卵・厚揚げの煮物など濃縮度やメーカー差に注意。色が濃く出やすい
アルコールなし&コクを出したい甘酒+砂糖炒め煮・照り焼き・そぼろ・やさしい煮物照りは弱め。魚料理では生姜やネギで臭みを補う
アルコールなし&お酒も甘酒もない水+砂糖+酢野菜の煮物・炒め煮・さっぱり系おかず酸味が出やすいので酢は控えめに。魚臭み消し効果は弱い

同じ代用レシピでも、煮物・照り焼き・丼ものなど料理の種類によって向き不向きがあります。選び方を誤ると、甘さだけが浮いたり、逆に塩気が強くなったりと、味のバランスを崩しやすくなるのです。

ここからはみりんの代用を検討したい順に紹介します。

日本酒がある

日本酒がある場合は、まず「日本酒+砂糖」または「日本酒+はちみつ」を基本の代用として考えましょう。日本酒は本みりんと似たアルコール度数と風味を持っており、甘みを加えることでみりんの主要な働きをほとんど再現できます。

照りをしっかり出したい料理や、砂糖のシャープな甘さをやわらげたい場合には「日本酒+はちみつ」がおすすめです。鶏の照り焼きやぶり照りなど、ツヤとコクのある仕上がりを求めるメイン料理にぴったりで、はちみつのやさしい甘みが味に奥行きを与えます。

日本酒はない&料理酒はある

日本酒がなくても、料理酒があれば「料理酒+砂糖」でみりんの代用が可能です。ただし、料理酒には塩分や酸味料が含まれていることが多いため、味つけ全体のバランス調整が重要になります。

たとえば、肉じゃがや筑前煮などの煮物を作るときは、レシピに書かれた醤油や塩を最初から控えめにしておきましょう。煮上がってから味を見て、足りなければ少しずつ加えると失敗しにくくなります。料理酒は日本酒に比べて風味がややシンプルですが、だし・醤油・砂糖と組み合わせることで、全体の味を整えやすいのが利点です。

アルコールがない&めんつゆベースの味にしたい

家にお酒がまったくない場合でも、めんつゆがあれば「めんつゆベースで味を組み立てる」ことで、みりんの代用ができます。めんつゆはもともと「だし・醤油・みりん(または糖類)」を合わせた万能調味料なので、本来みりんや酒を使うレシピでも、うま味と甘みをまとめて補えます。

親子丼・豚丼・他人丼のつゆ、野菜の煮びたし、厚揚げや油揚げの煮物など、めんつゆの風味が活きる料理にぴったりです。反対に、色を淡く仕上げたい煮物や、みりんの控えめな甘さを大切にしたいレシピでは、めんつゆを少量にとどめた方が自然な仕上がりになります。

アルコールがない&甘さとコクが欲しい

アルコールを使えない場合でも、甘さとコクを出したいときは「甘酒+砂糖」や「水+砂糖+酢」の組み合わせが役立ちます。

ただし、アルコールが入っていないため、肉や魚の臭み消し効果は期待できません。その代わりに、生姜・長ねぎ・にんにくなどの香味野菜を加えたり、下ゆでや湯通しといった下処理を丁寧に行うことで補いましょう。

みりんを他の調味料で代用する際の注意点

みりんを他の調味料で代用する際は、とても便利な反面、いくつかの落とし穴もあります。そのまま置き換えるだけでは「甘すぎた」「アルコールが残った」「塩辛くなった」と失敗しがちです。

具体的な注意点は以下のとおりです。

  • 甘さだけにならないようにバランスを整える
  • 過熱しない場合はアルコールが飛ばない
  • 料理酒やめんつゆは塩分を考慮する
  • 肉や魚の臭み消しにはアルコールを使う

この基本を意識するだけで、どんな代用パターンでも自然でおいしい仕上がりに近づけられます。

甘さだけにならないようにバランスを整える

みりんを使わずに代用する際によくある失敗が、「砂糖を増やしただけで甘さだけが浮いてしまう」パターンです。

みりんは単なる甘味料ではなく、糖分に加えてアルコールやアミノ酸を含み、料理にうま味やコク、そして後味のキレを与えています。そのため、砂糖だけを増やすと甘みの種類が違い、全体のバランスが崩れてしまうのです。

みりんの代用を考える際は、甘さ以外のアルコールやアミノ酸などのコクやうま味を意識してみましょう。

過熱しない場合はアルコールが飛ばない

日本酒や料理酒でみりんを代用するときに、特に気をつけたいのが「加熱してアルコールをしっかり飛ばす」という点です。みりんもお酒の一種ですが、調理の際には煮立たせてアルコールを飛ばし、香り・甘み・コクだけを料理に残すのが基本の使い方です。

加熱時間が短い料理や、ほとんど火を通さないタレ・ドレッシングなどで日本酒や料理酒をそのまま使うと、アルコールが残ってしまうことがあります。とくに、子どもやアルコールが苦手な人が食べる場合は注意が必要です。

しっかり加熱するメニューなら酒系の代用を、短時間調理や子ども向けの料理ならノンアルコール系を選ぶ、という意識を持っておくと、どんな場面でも迷わず対応できます。

料理酒やめんつゆは塩分を考慮する

料理酒やめんつゆを使ってみりんを代用する場合、意識しておきたいのが塩分の存在です。一般的な料理酒には食塩が加えられているものが多く、めんつゆも醤油ベースのため塩分が高めです。本みりんには塩分が含まれていないため、同じ感覚で使うとどうしてもしょっぱく仕上がってしまいます。

この塩分過多を防ぐには、レシピの醤油や塩を最初から2〜3割減らしておきましょう。煮詰めた後や仕上げの段階で味見をして、必要に応じて少しずつ足していくと失敗しにくくなります。

肉や魚の臭み消しにはアルコールを使う

みりんには、料理に甘みや照りを与えるだけでなく、肉や魚の臭みをやわらげる役割もあります。みりんに含まれるアルコールや有機酸が、臭みの原因となる成分を包み込み、揮発させてくれるためです。日本酒や料理酒にも臭み消し効果がしっかりとあります。

煮魚や煮込み料理でみりんを日本酒+砂糖に置き換える場合は、最初に日本酒を加えて一度しっかり煮立たせるのがポイントです。アルコールが臭みの成分を飛ばし、素材本来のうま味が引き立ちます。

手元の調味料を活かして、みりんなしでもおいしく仕上げよう

みりんを切らしてしまうと、「今日はもう作れないかも…」と不安になりますが、実際には手元の調味料を組み合わせるだけで、みりんの働きの多くを再現することができます。

大切なのは、「みりん=甘み+アルコール+コク+照り+臭み消し」という複数の役割を持った調味料だと理解すること。そのうえで、「いま作る料理でどの要素が一番大事か」を切り分けて考えると、代用が簡単になります。

ただし、みりんは複雑な役割を持つため、料理に指定されている場合は代用せずに使うのがおすすめです。とくに製法にこだわった昔ながらのみりんであれば、代用品には出せない奥行きのある味を引き出せます。

かわしま屋ではそのまま飲んでも美味しいみりんを販売しています。いつもの料理を一段階引き上げたい方は、ぜひ購入を検討してみてください。

昔仕込み玄米本みりん500ml |国産玄米麹2倍量で仕込んだ旨味と濃厚なコクの無添加の味醂-かわしま屋-

稀少な「玄米麹」仕込みの本みりん

昔仕込み本みりん

昔仕込み玄米本みりんは、「玄米麹」仕込みの本みりんです。 一般的に「本みりん」で使用される米麹の原料は、ほとんどの製造元では「白米」で、「玄米」はなかなか目にすることはありません。 これは、玄米を麹にする作業が非常に難しいためです。玄米の硬い糠層には、麹菌がデンプンやタンパク質を分解するのを邪魔する要素があり、麹をうまく造るには熟練の技術と手間が必要です。 昔仕込み玄米本みりんは、あえてこの難しい工程に挑み、玄米由来の米麹で丁寧に仕込みました。玄米本来の持つポテンシャルを最大限に引き出した、極めて稀少な本みりんです。この手間ひまこそが、味の深みの秘訣です。

二倍の玄米麹による濃厚な味わい

昔仕込み本みりん

昔仕込み玄米本みりんの味わいの決定的な違いは、仕込みに使用する玄米麹の量にあります。 一般的な本みりんの製法に対し、本商品は通常の二倍の玄米麹を贅沢に使用しています。これは、麹の持つ天然の酵素の働きを最大限に引き出すためです。麹の量を増やすことで、もち米のデンプンやタンパク質の分解が促進され、深みのあるコクと自然な甘みが特徴のみりんに仕上がりました。

二倍の玄米麹によって得られた濃厚な旨味成分は、長期熟成にも耐え、味をまろやかにまとめます。この製法が、素材の味を引き立てる力強いみりんの品質を支えています。

市販品とは全く異なる、強い旨味とコク

昔仕込み本みりん

玄米は、白米にはない豊富なミネラルや食物繊維、そして外皮(糠)に蓄えられた香ばしさや力強い旨味成分を持っています。 この玄米由来の成分を麹の力でじっくりと引き出し、さらに長期間熟成させたこと・麹の仕込み量を二倍にしたことで、市販品とは全く異なる強い旨味とコク、自然な甘さのある玄米みりんに仕上がりました。

豊かな旨味とコク

二倍の玄米麹により、もち米のデンプンやタンパク質の分解が促進され、アミノ酸がより多く生成され、味に深みを与えます。煮物や照り焼きに使用すれば、食材の持ち味を損なうことなく、料理全体にグッと深いコクを与えます。

まろやかな甘さ

砂糖のような単調な甘さではなく、玄米のデンプンが分解されて生まれた複雑で上品な、奥行きのある甘みです。もちろん糖類を添加したりなどはしておりません。

市販品との違いを体感してみてください

お料理にお使いになる前に、是非一度市販品と飲み比べてみてください。濃厚な味わいとコク・香りに驚かれると思います。いつものレシピを1ランク押し上げる、自信をもっておすすめできる味醂です。

160年の伝統と革新 甘強酒造の譲れないこだわり

甘強酒造 山田洋資社長

本みりん造りの歴史は古く、創業文久2年(1862年)以来、160年以上の長きにわたり、みりん造りの伝統を守り続けてきたのが、愛知県蟹江町の甘強酒造です。 みりん醸造に適したもち米の産地であり、水運に恵まれたこの地で、甘強酒造は「昔仕込みの本みりん」の伝統製法を今に伝えています。

1. 昔ながらの手間を惜しまない製法

昔仕込み玄米本みりんは、砂糖が貴重であった時代の製法にならい、もち米、米麹、焼酎を混ぜた「もろみ」を時間をかけて丁寧に醸造しています。ゆっくりともち米と米麹が溶け合うことで、米由来の天然のアミノ酸が非常に豊富に生成されます。このアミノ酸こそが、玄米みりんの深い旨味とコクの源です。

2. 長期熟成が育む、まろやかな甘さ

仕込まれたもろみは、蔵の中でじっくりと長期熟成の時を過ごします。熟成期間を長く設けることで、みりんの「角」がとれ、甘みが非常にまろやかになります。この「時間をかける」工程こそが、他にはない複雑で上品な甘さと、そのまま飲んでも美味しい「飲めるみりん」としての価値を生み出します。

3. 品質への揺るぎない追求

甘強酒造は、厳選された良質な地元産の米(もち米)を使い、伝統的な醸造技術を守りながらも、いち早く時代に合わせた品質向上に努めてきました。1999年には、清酒・みりん製造元として全国で初めてオーガニック認定工場を取得するなど、安全と品質に対する揺るぎないこだわりを持ち続けています。

美味しさの秘密は受け継がれる昔ながらの製法

みりんの製造工程

1.もち米の処理

国産のもち米を丁寧に洗浄し、蒸す工程を経て「蒸もち米」を調製します。甘強酒造では、主に地元愛知県産の、粒が大きく粘りのあるもち米を使用しており、これが甘みの強いみりんが生まれる秘訣とされています。

みりんの製造工程

2.米こうじの製造

国産の米を洗浄・蒸し、これに種麹を加えて「玄米米こうじ」を製造します。

みりんの製造工程

3.焼酎の製造

みりんの重要な構成要素である焼酎乙類は、玄米やみりん粕・米を洗浄・蒸した後に蒸留することで製造されます。この製法は、砂糖が貴重であった時代から受け継がれてきたものです。

みりんの製造工程

4.もろみの仕込み

「蒸もち米」と「米こうじ」、そして製造された「焼酎」を丁寧に混合し、「もろみ」を仕込みます。この混合により、もち米と米麹が互いに作用し、みりん特有の豊かな風味とアミノ酸が形成され始めます。

みりんの製造工程

5.糖化、そして精製ろ過と圧搾

糖化が完了したもろみは、まず精製ろ過にかけられ、その後、圧搾されます。この圧搾工程によって、みりんの液体成分が抽出され、同時に副産物として「粕(酒粕)」も得られます。

6.貯蔵・滓引き(熟成)

抽出されたみりんは、貯蔵庫でじっくりと熟成されます。熟成期間を経ることで甘みがよりまろやかになり、深みが増すとされています。貯蔵後には沈殿した不純物を取り除き、みりんの透明度を高めます。

7.火入れ殺菌

熟成を経て清澄になったみりんは、最終的な品質を安定させるため、65℃で60分間の火入れ殺菌が行われます。

みりんの製造工程

8.容器充填

すべての工程を終え、殺菌されたみりんは、製品として容器に充填され、「昔仕込本味醂」として出荷されます。未開封の状態であれば、冷暗所保存で18ヶ月の品質保証期間が設けられています。

玄米麹は体に嬉しい栄養がたっぷり

高い栄養価

玄米を原料に使用しているため、ビタミンE、ビタミンB群、ミネラル(マグネシウム、鉄分、亜鉛など)といった玄米由来の栄養素をバランス良く含んでいます。 これらの栄養素は、日々の健康維持をサポートする成分として知られています。

豊富な食物繊維

玄米麹には食物繊維が含まれています。 食物繊維は、食生活における重要な要素であり、体の内側から環境を整えたい方の食事をサポートします。

いきいきとした体作りに

玄米に含まれるγ-オリザノールやフィチン酸などの成分が含まれています。 また、フェルラ酸など、健康維持に役立つとされる成分を含んでおり、いきいきとした体づくりのために食事の質を高めることができます。

こだわりの昔仕込み玄米本みりんを日々のお料理に

昔仕込み本みりん

和食の基本調味料として優れているのはもちろん、その芳醇な風味とすっきりとした甘さは、様々なジャンルのお料理にもお使いいただけます。

マイルドな甘さを加える

昔仕込み玄米本みりんは料理にマイルドかつ自然な甘みを加えて、食材や料理の美味しさを引き立ててくれます。

砂糖ではなく昔仕込み玄米本みりんを利用することで、料理の深みがグッと高まります。

食材の臭み隠しに

昔仕込み玄米本みりんに含まれるアルコールは、加熱によって蒸発する際に食材の臭みを和らげる働きがあります。臭みのあるお肉やお魚を使った料理に活用することで、食材の美味しさを引き立てることができます。

煮崩れ防止に

昔仕込み玄米本みりんはに含まれるアルコールとお米に含まれる糖類には、食材の煮崩れを防ぐ働きがあります。じゃがいもやお魚など、煮崩れしやすい食材を使う際に加えることで、バラバラになるのを防ぎます。

テリとツヤだしに

お料理に昔仕込み玄米本みりんを加えることで、お米に含まれる糖類がテリとツヤを生みだします。味だけでなく食欲を引き立てる見栄えが、より一層お料理を美味しくしてくれます。

昔仕込み玄米本みりんを使ったレシピ

鶏の照り焼き

鶏の照り焼き

材料(2人分)

  • 鶏もも肉 300g
  • 醤油 大さじ1と1/2
  • 昔仕込み玄米本みりん 大さじ1と1/2
  • 料理酒 大さじ1と1/2
  • 砂糖 大さじ1/2
  • 片栗粉 適量
  • 塩 少々
  • こしょう 少々
  • 油 大さじ2

作り方

  1. 鶏もも肉は余分な脂を取り除き、塩・こしょうを軽く振り、片栗粉を全体にまぶします。
  2. フライパンに油をしき、冷たい状態で鶏肉の皮目を下にして入れます。中火で皮がパリッとするまで焼きます。
  3. 裏返してさらに焼き、鶏肉に8割ほどを目安に火を通します。
  4. 醤油、昔仕込み玄米本みりん、料理酒、砂糖を混ぜ合わせたタレをフライパンに加え、中火で煮詰めます。タレがとろみを帯びるまで煮詰め、鶏肉にしっかりと絡めます。
  5. 鶏肉を取り出し、フライパンに残ったタレをかけて完成です。

昔仕込み玄米本みりんとはちみつを使ったカリカリ大学いも

昔仕込み玄米本みりんとはちみつを使ったカリカリ大学いも

材料(2人分)

  • さつまいも(中) 1本
  • 昔仕込み玄米本みりん 大さじ2
  • はちみつ 大さじ2
  • 醤油 小さじ1
  • ごま お好みで
  • 油(揚げ用) 適量

作り方

  1. さつまいもをよく洗い、一口大に切って10分程度水にさらす
  2. 鍋に油を入れて160度に熱し、さつまいもを入れて5分揚げる
  3. さつまいもを取り出し、油を180度まで熱する
  4. さつまいもを戻し入れ、表面がカリッとするまで揚げて取り出す
  5. 別の鍋に昔仕込み玄米本みりんとはちみつ、醤油を入れ、中火にかけてとろみがつくまで加熱してタレをつくる
  6. 火を止め、揚げたさつまいも入れて絡める
  7. お好みでごまをふりかけたら完成

レシピで使った商品はこちら

昔仕込み玄米本みりんについてのQ&A

アルコールは入っていますか?

はい。アルコール度数は14.1度です。

原料はなんですか?

もち米(国産)・米麹(国産玄米、国産種麹)・本格焼酎(自社醸造)です。

お酒として飲めますか?

調味料としてご活用ください。

みりんの保存方法は?

常温で保管下さい。寒冷な場所に置きますと底に糖分の白い結晶が出来ることがあります。お湯で温めて溶かしてご使用ください。

商品詳細

商品詳細
商品名 昔仕込み玄米本みりん
分類 本みりん
内容量 500ml
原材料 もち米(国産)・米麹(国産玄米、国産種麹)・本格焼酎(自社醸造)
アルコール度数 14.1度
保存方法 冷暗所で保存
TOP画像


価格: 1118 円




みりんの代用に関するQ&A

みりんがないとき、一番おすすめの代用は何ですか?

バランスよくみりんの風味を再現できるのは「日本酒+砂糖」です。みりん大さじ1に対して、日本酒大さじ1と砂糖小さじ1を混ぜると、甘み・香り・照りが自然にまとまります。

料理酒でもみりんの代用はできますか?

料理酒にもアルコールが含まれるため、砂糖を加えれば代用可能です。ただし塩分が入っていることが多いので、醤油や塩を控えめにして調整してください。

お酒を使わずにみりんを代用したいときは?

ノンアルコールで代用したい場合は「甘酒+砂糖」がおすすめです。自然な甘みとコクがあり、子どもでも安心して食べられます。

めんつゆを使ってみりんを代用できますか?

めんつゆには醤油・だし・糖分が含まれているため、甘みを足すことで代用できます。めんつゆ大さじ1に砂糖小さじ1/2を加えると、丼物や煮物にぴったりの味になります。

みりんを使わないと料理の味は変わりますか?

みりんの持つ「甘み・コク・照り・臭み消し」のうち、どの要素を重視するかで仕上がりが変わります。代用を工夫すれば、近い味に仕上げられます。

子どもが食べる料理でみりんを使いたくない時は?

「甘酒+砂糖」や「水+砂糖+酢」などアルコールを使わない代用が安全です。優しい甘さで、離乳食にも応用できます。

みりんの代用品を使うとき、どんな点に注意すべきですか?

塩分やアルコールの有無に注意し、調味料を少しずつ加えて味を見ながら調整してください。料理酒やめんつゆは塩気が強いため、他の塩分を控えるのがポイントです。

みりんの代用品で魚や肉の臭みを消すことはできますか?

アルコールを含む日本酒や料理酒を使う代用なら、みりん同様に臭みを抑える効果があります。ノンアルコールの代用では、生姜やネギなどの香味野菜で補うとよいです。

みりんを常備しておくメリットはありますか?

みりんは代用でもある程度再現できますが、本みりん特有の深いコクと照りは他では出しにくいです。料理の味を格上げしたいなら、1本常備しておくのがおすすめです。

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この記事を書いた人

読み物コンテンツ担当。ダイエットのため筋トレを始めるも、食事にも気をつけないと痩せないことに気づく。1日1杯のはちみつレモンが至福の時間です。料理が趣味。ついつい味見の量が多くなってしまうのが悩みの種です。

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