マヌカハニーは腸内環境を整える!
体内でも殺菌効果を発揮するマヌカハニー。様々な研究で、腸内フローラを整えるという結果が出ています。
腸内フローラとは?
生物の腸の中には、たくさんの細菌が住んでいます。
「腸内フローラ」とは、様々な種類の細菌が群生する様子を花畑(flora)に見立てて付けられた呼び名。腸内細菌叢(ちょうないさいきんそう)とも呼ばれます。
乳酸菌を代表とする善玉菌(人の身体によい働きをする細菌)と大腸菌などの悪玉菌(有害な働きをする菌)、どちらでもない日和見菌(優勢な方と同じ働きをする菌)が常に縄張り争いをしているという腸内フローラ。
善玉菌が優位であればいいのですが、バランスが崩れて悪玉菌が増えると日和見菌まで悪玉菌に加担して人体に有害な物質を出し、発がん物質を作り出すこともあるといいます。
腸内だけに留まらず全身に影響を与えることから、この腸内フローラのバランスを整えていくことが健康を保つために重要とされているのです。
実験で証明されたマヌカハニーの効能
マヌカハニーが腸内フローラへ及ぼす影響については、2008年にニュージーランドの国立マッセー大学のローザンデール博士らが発表しています。
(出典: Rosendale(2008)図1、式1)
この表は、細菌にマヌカハニー(UMF™20+)やローズヒップなどの食品を調整して加え、37℃で培養した時に16時間で各菌がどのように増殖したかを示しています。縦軸は細菌の増殖値、横軸は成分濃度です。
濃度が高まるにしたがって善玉菌、悪玉菌共に増加している食品が多い中、マヌカハニーのグラフでは乳酸菌、ビフィズス菌といった有用細菌は増加し、悪玉菌といわれる黄色ブドウ球菌、大腸菌O157、サルモネラ菌は減少していることがわかります。
「抗菌作用がある=善玉菌も殺してしまうのでは?」と思われがちですが、マヌカハニーは悪玉菌を減らすだけでなく、善玉菌を増やす効果もあることが明らかになったのです。
実際に腸内でもバランスを整えることを確認
先ほどの実験はマイクロプレートと呼ばれる実験器具の中での実験ですが、生体での実験も行われています。
2016年度の日本農芸化学会において発表された、山村学園山村国際高等学校生物部の高野美穂氏の研究によると、マウスを使った実験でマヌカハニーが腸内フローラのバランスを整えることがわかりました。
(出典:高野(2016)図4)
この実験では、分量を変えた5パターンのマヌカハニー(MGO900+)、乳酸菌飲料、水をマウスに投与し、2週間後の糞を解析しています。
表中に5g、10gと書いてあるのは、実際にマウスに投与した量ではなく、体重60kgの人の1日の摂取量に換算して割り出した数値です。
最大の効果を発揮している②のグループは、マヌカハニー(MGO900+)を1日に体重60kgあたり10g摂取したグループ。
水を投与したグループと比較すると、善玉菌はなんと約4.5倍に、悪玉菌は約1/2以下に減少しました。
また、腸内フローラの改善に影響を与えるといわれる乳酸菌飲料との比較でも、善玉菌は約1.9倍の増加、悪玉菌は約1/2に減少。マヌカハニーは明らかな効果を見せました。
研究の結果、強力な腸内環境改善効果が証明された
以上の研究から、マヌカハニーは乳酸菌、ビフィズス菌などの善玉菌を増やし、黄色ブドウ球菌、大腸菌 O157、サルモネラ菌などの有害な菌を減らすことがわかりました。
また、マヌカハニーは実際に腸内で働き、善玉菌:日和見菌+悪玉菌という腸内フローラのバランスも大幅に改善することがわかったのです。
マヌカハニーでおいしく”腸活”!
毎日10gで気軽に”腸活”できるマヌカハニー。風邪予防やオーラルケア、ピロリ菌対策も合わせてできるので、毎日の習慣としておすすめです。
全身にゆきわたる、腸内環境改善効果
深刻な病気の予防から、日常的な不調の改善まで。腸内環境が整うと、その影響は全身にゆきわたります。
一日にどれくらいの量を食べればいいの?
前述の高野美穂氏のマウスによる研究では、MGO900+のマヌカハニーを体重60kgあたり1日10g摂取するのがベストということでした。
これはMGO550+のマヌカハニーでは16~17gほど。小さじにこんもり2杯といったところでしょうか。
高価なマヌカハニーを毎日たくさん食べるのは経済的に負担、という場合は、MGO250+、300+といった手に取りやすい価格帯のものにオリゴ糖をプラスして相乗効果を狙うのもおすすめです。
ポイントは毎日続けること。続けやすいスタイルを見つけて、日々変化する腸内フローラのバランスを維持していきましょう。