オリーブオイルの種類|それぞれに合う使い方や選び方をご紹介

美味しい料理の仕上げを引き立てるオリーブオイル、あなたはどのようにお使いですか?
エクストラバージンオリーブオイル、ピュアオリーブオイル、精製オリーブオイルなど、種類が多く、選び方や使い方がわからないという方も少なくないでしょう。この記事では、オリーブオイルの種類や選び方、酸度とその意味、オリーブオイルの種類別のおすすめの使い方について解説します。
オリーブオイルの魅力を最大限に引き出し、より美味しく健康的な料理を楽しむための情報をお届けします。

有機エクストラバージンオリーブオイル450ml(430g)| 無ろ過・低温圧搾(コールドプレス)製法、イタリア産-かわしま屋-_t1
オリーブオイルの国際基準をクリアした「本物」のエクストラバージンオリーブオイルです。 イタリアの老舗メーカーが有機農法で育てたオリーブを手摘みで収穫し、低温圧搾製法で搾油しています。 さらっとして飲みやすく、無ろ過なのでオリーブオイルに含まれているポリフェノールなどの栄養を丸ごと摂取できます。
1833 円(税抜)
オリーブオイルの種類とその違い|種類別のおすすめの使い方も

オリーブオイルは、国際オリーブ協議会(IOC)によって定められた基準により分類されています。
それぞれの特徴とおすすめの使用方法をまとめてみました。
- エクストラバージンオリーブオイル(Extra virgin olive oil) : 最高品質のオリーブオイルで、特定の厳しい基準を満たすものだけがこの名前を名乗れます。特に、酸度が0.8%以下であることが求められます。フルーティーな香りと風味が特徴で、サラダのドレッシングやパンにつけてそのまま食べるのがおすすめです。
- バージンオリーブオイル(Virgin olive oil) : 酸度が2%以下のオリーブオイルで、エクストラバージンよりは香りや風味が落ちますが、料理に使用するには十分な品質です。
- オーディナリーバージンオリーブオイル(Ordinary virgin olive oil) : 酸度がオレイン酸換算で100gあたり3.3g以下のバージンオリーブオイルです。販売については、販売国の法律に準じる必要があります。
- ラパンテバージンオリーブオイル(Lampante virgin olive oil) : ランパンテオリーブオイルは、酸度がオレイン酸換算で100gあたり3.3g以上であるため食用には適していません。
- 精製オリーブオイル(Refined olive oil) : 酸度や味、香り、色などを調整するための化学的な処理を経たオリーブオイルです。一般的には他のオリーブオイルとブレンドされて使用されます。香りが少ないので、化粧品として使われる方もいらっしゃいます。
- オリーブオイル(Olive oil):オリーブオイルは、精製オリーブオイルと食用に適したバージンオリーブオイルのブレンドで構成されるブレンドオイルです。酸度はオレイン酸換算で100gあたり1g以下。加熱調理に適しています。日本では、「ピュアオリーブオイル」と呼ばれています。
- ポマースオイル(Olive pomace):オリーブを一度搾った後の 、絞り粕から有機溶媒の「ヘキサン」を使って抽出したオイルです。食用としてお使いいただけますが、オリーブオイル特有の風味はほとんど感じられません。酸度0.3%以下です。
※参照:INTERNATIONAL OLIVE COUNCIL 「DESIGNATIONS AND DEFINITIONS OF OLIVE OILS」
美味しさのポイント「酸度とは?」
オリーブオイルを選ぶ際に注意すべき重要な指標が「酸度」です。各種オリーブオイルの説明でも度々登場してきた酸度とは、オリーブオイル中の遊離脂肪酸の割合を示しています。
酸度が高いということは、オリーブの品質が低かった、収穫後の管理が適切でなかった、または適切な抽出方法が用いられなかったということを意味します。
そのため、一般的に酸度が低いほど高品質なオリーブオイルとされています。特にエクストラバージンオリーブオイルの酸度はIOC(国際オリーブオイル理事会)によって、0.8%以下であることが定められています。
オリーブオイルの選び方|用途によってオリーブオイルを選ぼう!

一般的にエクストラバージンオリーブオイルは、パンに浸して召し上がったり、サラダやマリネなどにかけ、生で食べて風味の良さを生かすお料理に向いています。値段も高価なので、揚げ物などにご使用になるには、もったいない感じがします。
また、エクストラバージンオリーブオイルは、ピュアオリーブオイルに比べて発煙点が低く、170℃くらいといわれていますので、揚げ物などには向いていません。
オリーブオイルの繊細な風味を楽しむ以外の使い方をする場合は、ピュアオリーブオイルで十分。
例えば、オリーブオイルを炒め物や揚げ油として、加熱してお使いになりたい場合にピュアオリーブオイルがおすすめです。
また、エクストラバージンオリーブオイルと言っても、味や香り、お値段はさまざまです。
使用されているオリーブの栽培方法や搾油方法、産地などに着目して、色々と試してみることをおすすめします。
あなた好みのオリーブオイルを見つけましょう。


オリーブオイルの種類についてのQ&A
- オリーブオイルの選び方は?
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オリーブオイルを選ぶ際には、まず自分の用途を考えましょう。風味豊かなエクストラバージンオリーブオイルはサラダやパスタの仕上げに最適ですが、高熱での調理には純正オリーブオイルが適しています。
また、オリーブオイルの品質は「酸度」で判断することができます。エクストラバージンオリーブオイルの場合、酸度は0.8%以下でなければなりません。 - オリーブオイルと酸度とは何ですか?
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オリーブオイルの酸度とは、オイル中の遊離脂肪酸の割合を示しています。エクストラバージンオリーブオイルの酸度は0.8%以下であることが定められています。
酸度が高いオリーブオイルは、オリーブの品質が低かったり、製造過程で適切な管理がされていなかった可能性があります。 - オリーブオイルの料理での使い方は?
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オリーブオイルはその種類により、最適な料理の使い方が異なります。
風味豊かなエクストラバージンオリーブオイルは、そのままサラダにかけたり、パンにつけたり、料理の仕上げに使うと良いでしょう。
純正オリーブオイルは炒め物や揚げ物に適しています。それぞれのオリーブオイルを適切に使うことで、料理の風味を引き立て、より美味しくすることができます。 - オリーブオイルとエクストラバージンオリーブオイルの違いはなんですか?
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オリーブオイルとエクストラバージンオリーブオイルの違いは、製法や風味です。
エクストラバージンオリーブオイルは、オリーブオイルの中でも最高品質を示す言葉であり、特定の厳格な基準を満たす必要があります。それには、酸度が0.8%以下であること、香りや風味に欠点がないこと、製造過程で化学的な処理や加熱を使わないことが含まれます。
一方、「オリーブオイル」と一般に言われるオイルは、しばしば「ピュアオリーブオイル」を指します。ピュアオリーブオイルは、エクストラバージンまたはバージンオリーブオイルと、化学的に処理されたオリーブオイル(精製オリーブオイル)を混合したものです。