徹底比較!こめ油 vs オリーブオイル | 選び方と使い分けのガイド
オリーブオイルとこめ油、どちらも加熱に強く、悪玉コレステロールを減らす効果のある油として重宝されています。
オリーブオイルとこめ油、「健康にいいのは?」「酸化しにくいのは?」「お料理が美味しくなるのは?」
どっちなのか気になりますよね。
この記事ではオリーブオイルとこめ油の特徴や使い分けのポイントを解説します。
オリーブオイルとこめ油をあなた好みに使い分けて、お料理を楽しんでくださいね。
オリーブオイルとは?種類と料理での使い方

オリーブオイルは、オリーブの実から抽出される油で、地中海料理を始めとする世界各地の料理に使用されています。
オリーブオイルはオレイン酸が主体の油で、心臓病のリスクを減少させる効果があるとされています。ビタミンE(トコフェノール)も多く含まれ、抗酸化作用が期待できます。
オリーブオイルは精製方法の違いなどにより、さまざまな種類に分類されています。
オリーブオイルは種類によって特性が異なるので、種類別の特徴と、料理での使い方をご紹介します。
参照:文部科学省「食品成分データベース」オリーブオイル
参照:オリーブオイルの効果・効能|飲むと健康に良い?おすすめの種類は?

有機エクストラバージンオリーブオイル450ml(430g)| 無ろ過・低温圧搾(コールドプレス)製法、イタリア産-かわしま屋-_t1
オリーブオイルの国際基準をクリアした「本物」のエクストラバージンオリーブオイルです。 イタリアの老舗メーカーが有機農法で育てたオリーブを手摘みで収穫し、低温圧搾製法で搾油しています。 さらっとして飲みやすく、無ろ過なのでオリーブオイルに含まれているポリフェノールなどの栄養を丸ごと摂取できます。
1833 円(税抜)
オリーブオイルの種類
オリーブオイルには、最高級のエクストラバージンオリーブオイル、精製されたもの、精製されたタイプにエクストラバージンオリーブオイルを混ぜたタイプ(日本ではピュアオリーブオイルなどと呼ばれることも)などがあります。
一般的に精製されたオリーブオイルは、エクストラバージンオリーブオイルに比べて、オリーブオイルならではの香りや風味が少なく、加熱にも強いという特徴があります。
オリーブオイルの種類別の使い方
エクストラバージンオリーブオイル
オリーブオイルの中でも最高級と言われ、フレッシュなオリーブの香りや果実の風味が感じられます。
オリーブオイルは加熱によって風味も失われてしまうので、サラダドレッシング、パンにつけてなどそのままオリーブオイルをかけて召し上がるのがおすすめです。
精製オリーブオイル
精製され色や香りがほとんどないため、他の食材の風味を損ないません。不純物が少ないため、加熱にも強い性質があります。
オリーブオイル(ピュアオリーブオイル)
精製されたオリーブオイルにエクストラバージンオリーブオイルがブレンドされたもの。エクストラバージンオリーブオイルより安価で、幅広いお料理にお使いいただけます。
精製オリーブオイルがブレンドされているので、エクストラバージンオリーブオイルよりも加熱に強いです。

こめ油とは?特性と料理での使い方

こめ油は米糠(こめぬか)から抽出される油で、高温にも耐え、揚げ物や炒め物によく使われる油です。
こめ油は、日本では江戸時代から使われ、アンチエイジングや美肌効果が期待できます。
それでは、こめ油の特徴や使い方を見ていきましょう。
こめ油は、オレイン酸(オメガ9)とリノール酸(オメガ6)主体の油です。
ビタミンE(トコフェノール)はオリーブオイルより多く含まれています。

圧搾一番搾り 国産こめ油(米油)600g|国産原料使用・溶剤を使わないで抽出した安心安全なこめ油
江戸時代から続く、溶剤不使用・圧搾製法で作られたこだわりの国産こめ油です。原料には非遺伝子組み換えの国産米ぬかを使用。マイルドでクセがなく、素材の味を生かしたお料理に最適の油です。
1200 円(税抜)
こめ油はお味にクセがなく、香りもマイルドなので、多種多様な料理にお使いいただけます。
揚げ物を美味しく、揚げた後も美味しさが長持ちさせる特徴があるので、揚げ物におすすめしたい油です。
参照:文部科学省「食品成分データベース」米ぬか油
※参照:「こめ油の魅力。圧搾製法で作られた安全な米油の選び方」
こめ油とオリーブオイルを料理別に使い分けよう!

サラダなどかけるだけの料理 シンプルなサラダドレッシングなど、オイルの香りを楽しみたいお料理には、オリーブオイルがおすすめです。中でもエクストラバージンオリーブオイルを使用すれば、それだけで特別なひと皿になること間違いなしです。
炒め物 野菜炒めやお肉やお魚のソテーなどを作る時は、こめ油でもオリーブオイルでもどちらでも美味しく作ることができます。
中華料理など高温で炒めるお料理には、こめ油、または、発煙点の高いオリーブオイルを使うと安心です。
揚げ物 揚げ物をするならこめ油をおすすめしますが、オリーブオイルで一味違った揚げ物を楽しんだり、オメガ6脂肪酸の摂りすぎ予防に使ったりするのも良いですね。
揚げ物をしていると、衣や具から水分が蒸発して泡が発生し、揚げむらや油っぽさの原因となります。
こめ油は、この泡の発生がオリーブオイルよりも少なく、揚げた後、時間の経過によるの油の変質が少ないので、揚げ浸しなど、作り置きが必要なおかずには、こめ油が最適です。
オリーブオイルも揚げ物としてご使用いただけます。野菜の天ぷらやチーズのフリットなど、オリーブオイルの風味がアクセントとしていい仕事をしてくれます。

オリーブオイルとこめ油についてのQ&A
- こめ油とオリーブオイルの主な違いは何ですか?
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こめ油は米ぬかから抽出される油で、中華料理などの高温調理に適しています。
オリーブオイルはオリーブの果実から抽出され、サラダドレッシングや低温調理に使われます。風味、香り、価格、健康効果なども異なります。 - こめ油とオリーブオイルでは、健康によいのはどっち?
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こめこめ油とオリーブオイル、どちらが健康に良いかということは断言することができません。
油の摂取はオメガ3、オメガ6のバランスが大事だと言われいます。こめ油にはオメガ6が含まれておりますが、オリーブオイルには含まれていません。
一般的な現代人の食生活ではオメガ6を摂りすぎる傾向にあります。オメガ6は必須脂肪酸のひとつでもあり、食品から摂取しなければならない脂肪酸です。
油もあなたの食生活に合わせて、バランスよく摂取していきましょう。 - オリーブオイルとこめ油のカロリーは?
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オリーブオイルのカロリーは100gあたり894kcal、こめ油は880kcalです。
※参照:文部科学省「食品成分データベース」 - こめ油とオリーブオイル、どちらが酸化しにくいですか?
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オリーブオイルには天然の抗酸化物質が含まれているため、こめ油よりも酸化しにくいとされています。しかし、オリーブオイルの種類や保管方法、品質によって変わることがあります。