バターコーヒーダイエットの正しいやり方|効果を実感!体験レポートも
大流行中の「バターコーヒーダイエット」。
なぜバター入りのコーヒーがダイエットに効くのでしょうか?その仕組みと、ダイエット以外の嬉しい効果をご紹介します。
そしてバターコーヒーダイエットを成功させるためには「単純にバターコーヒーを飲めばいい」というわけではないことをご存知でしたか?
この記事では正しいバターコーヒーダイエットのやり方についても詳しくご紹介していきます。
バターコーヒーダイエット体験者のリアルな声も載せているので、今から始めてみようという方はぜひそちらもご覧ください。
バターコーヒーダイエットとは
バターコーヒーダイエットとは、朝食の代わりにバターコーヒーだけを飲むダイエット方法。
バターコーヒーとは、コーヒーにバターとMCTオイルを入れて攪拌(かくはん)した飲み物です。
中性脂肪の抑制効果を持つ「MCTオイル」と、体脂肪を燃焼する不飽和脂肪酸の「グラスフェッドバター」を材料としており、ダイエットに効果があるとされています。
アメリカではBulletproof Coffee(直訳:防弾コーヒー)と呼ばれ、ダイエットと健康に貢献するとして大流行しました。
Bulletproof Coffeeは、シリコンバレーの起業家であったデイヴ・アスプリー氏がチベットのバター茶に着想を得て生み出したオリジナルドリンクです。
彼が世界中のダイエット法を検証し、ついにたどり着いたこのバターコーヒーを使って大幅な体重の減少とIQの増加を実現した様子を描いた『シリコンバレー式 自分を変える最強の食事』(ダイヤモンド社)は、世界中に読者を得て、発行部数約50万部ものベストセラーとなりました。
ただ痩せるだけでなく集中力の増加やパフォーマンスの上昇などの効果も期待できるとされ、日本でもバターコーヒーのほか、完全無欠コーヒーとも呼ばれて注目を集めています。
バターコーヒーがダイエットに効果的な理由は?
バターコーヒーでダイエットできる仕組みは、「糖質制限」と「ケトン体質づくり」の掛け合わせがポイントです。肥満のもとであるインスリンをコントロールするために糖質を制限し、糖の代わりに中性脂肪を燃料として使えるようにするため(ケトン体質づくり)にMCTオイルを摂ります。調理に向かないMCTオイルを生活に取り入れるのはなかなか難しいですが、MCTオイル入りのバターコーヒーなら簡単にケトン体質を目指せます。まずは朝食のみバターコーヒーに置き換えることから始めてみましょう。
ダイエットに効果的な理由① 体脂肪の燃焼
バターコーヒーに使用されるグラスフェッドバターには「不飽和脂肪酸」の一種「共役リノール酸」が含まれます。共役リノール酸には抗肥満や抗高脂血症への作用が認められており、体脂肪の燃焼効果が期待できます。
参考文献:
「共役リノール酸の抗肥満・抗高脂血症作用とその機序」
ダイエットに効果的な理由② 血糖値を上げない
食事の代わりにバターコーヒーを摂ると、血糖値の上昇を抑制し、インスリンの分泌を抑えられます。インスリンは脂肪を蓄えるはたらきがあるため、血糖値の上昇を抑えることで肥満を予防できます。バターコーヒー生活で糖質を制限することでインスリンを出さないようにすることが中性脂肪を身体に溜めないコツです。
ダイエットに効果的な理由③ 空腹を感じにくい
人が空腹を感じるのは糖質が切れたとき。通常、身体は糖質を燃料としていますが、糖質を制限してケトン体の原料となる脂(MCTオイル)を摂ることで、中性脂肪を燃料にすることができるので、糖質が切れるも心配なく、空腹を感じにくくなるのです。
ダイエットに効果的な理由③ 体脂肪の蓄積を抑制する
MCTオイルは肝臓で代謝され、脂肪として蓄積されないのが特徴。即効性のエネルギー源となるほか、肝臓でケトン体(脂肪を分解して作られるエネルギー源)がつくられるのを促進するはたらきがあるとされています。
糖質を摂らないことで、身体はブドウ糖の代わりに脂肪を燃焼してエネルギーにします。その結果、身体についた贅肉を減らすことができるわけです。
さらに、コーヒーに含まれるクロロゲン酸というポリフェノールには、脂肪を燃焼させて、脂肪の蓄積を抑える効果もあると言います。
バターコーヒーのダイエット以外の効果
効果① 脳のはたらきをよくする
バターコーヒーの効果としてよく言われるのが「頭のはたらきがよくなる」「パフォーマンスが向上する」ということ。
バターコーヒーに使われるMCTオイルは実験では認知症やアルツハイマー病の改善効果がみられたという報告があり、予防にも効果が期待できると考えられています。
効果② アンチエイジング
バターコーヒーの材料であるコーヒーに含まれるポリフェノールは、表皮角化細胞のメラニンの取り込みを抑制するとされる論文が報告されています。これによりシミや老化を予防でき、アンチエイジングとしての効果が期待できます。
効果③ 集中力アップ
通常、糖分をとると胃や腸で消化をしてから脳に栄養を送りますが、消化の時点でエネルギーを使ってしまいます。一方、糖質を制限しバターコーヒー によってケトン体質になっていれば、消化のためにエネルギーは不要。つまり、そのままエネルギーが脳に行き渡り、集中力がアップします。
また、バターコーヒーのカフェインにより交感神経が刺激され、集中力アップの効果が期待できます。
バターコーヒーダイエットの正しいやり方
バターコーヒーは「ただ飲めばいい」というものではありません。ダイエットを成功させるためには、いくつかの重要なポイントがあります。
材料と分量を守る
バターコーヒーに使う材料は「MCTオイル」「グラスフェッドバター」「コーヒー」です。
「グラスフェッドバター」を「有塩バター」に代えて作ってしまうと、飽和脂肪酸をとりすぎてしまい体に良くありません。
また、「MCTオイル」も体にいいからと言って過剰に摂取すると、単なる脂質の取りすぎになってしまうので注意が必要です。
材料、分量はきちんと守りましょう。
朝食の代わりに
バターコーヒーを飲んだ後は胃腸を空にして、脂肪燃焼を促すことがダイエット成功への鍵となります。そのため、朝食にはパンやご飯などは食べずに、バターコーヒー だけを飲む必要があります。
何も混ぜない
バターコーヒーには砂糖など混ぜずに飲みましょう。バターコーヒーダイエットではケトン体を生成し、糖の代わりに脂肪を燃焼させることが成功への道です。糖を摂ってしまうと、そちらを優先して燃焼してしまうので、脂肪燃焼が期待できなくなってしまいます。
おいしく続ける
バターコーヒーは「おいしくない」という声もあります。しっかり攪拌(かくはん)させ、バターを乳化させればクリーミーでコクのある味わいになります。美味しいバターコーヒー の作り方はこちら
バターコーヒー
材料
- コーヒー 2 杯
- グラスフェッドバター(お好みで) 大さじ 1~2(15~30g)
- MCTオイル(お好みで) 大さじ 1~2(15~30ml)
作り方
- 淹れたコーヒーにバターとオイルを加えます。
- (1)をブレンダーやミキサーで攪拌し、クリーミーな状態に乳化させてでき上がりです。
動画
コツ・ポイント
ブレンダーを用意できない場合は、油にコーヒーを細く注ぎながら泡立て器でかき混ぜると乳化できます。
バターコーヒーダイエット1週間体験レポート
かわしま屋スタッフの間でも仕事の効率が上がると大人気のバターコーヒー。
実際にスタッフがバターコーヒーを飲み始めてどんな変化があったのかレポートしてもらったので公開します。
●スタッフ 松下 27歳 女性
知り合いに「バターコーヒーいいよ!」と言われたのをきっかけに話題の本(最強の食事)を読み、実際に1週間試してみることにしました。
●スタッフ 河島 39歳 男性
デイヴ・アスプリーさんの「シリコンバレー式超ライフハック」という本を読んだのがきっかけで、バターコーヒーを試してみることにしました。
バターコーヒーについてのQ&A
- バターコーヒーのコーヒーはインスタントでも代用できますか?
- オリジナルのBulletproof Coffeeでは品質の良い豆を挽いて淹れることを推奨していますが、インスタントコーヒーを使ってもダイエット効果は変わりません。
- バターコーヒーは夜飲んでもいいですか?
- コーヒーにはカフェインが含まれており、安眠を妨げる可能性があるため、バターコーヒーを夕食に飲むのはおすすめできません。バターコーヒーは朝食に飲むことで昼食にした時よりも糖を摂らない状態を連続させることができ、減量効果が高いといわれています。特に理由がない場合は朝に飲むことをおすすめします。
- バターコーヒーで便秘や下痢になったという話を聞きました。
- 朝食を抜くと腸への刺激が減り、便秘につながることがあります。他の食事で食物繊維をしっかり摂る、運動をする、寝起きに水を飲むなどして腸への刺激を欠かさないようにしましょう。また、MCTオイルは過剰に摂取すると下痢につながることがあるといわれているため、注意してください。
- バターコーヒーのオイルをココナッツオイルにしてもいい?
- ココナッツオイルにも中鎖脂肪酸は含まれますが、ケトン体の生成を促す効果はMCTオイルの方が高いと言われています。MCTオイルを使うことをおすすめします。