電気調理鍋で作るテンペ
インドネシアの発酵食品テンペ。
電気調理鍋を使用すれば、大豆の茹でも保温もできるので、これ1台で作ることができます。
※電気調理鍋は、「自動調理鍋」「ホットクック」とも呼ばれ、煮込み料理や蒸し料理などのほか、麹や甘酒、テンペなど数々の発酵食品を自宅で作ることのできる調理家電です。
テンペ作りの材料
大豆を水に漬ける時と茹でる時に、雑菌の繁殖を防ぐためにお酢を加えます。
テンペ菌は片栗粉と混ぜておくことでムラなく菌をまぶすことができます。
テンペ作りのプロセス
前日準備 |
・大豆を洗う |
茹で・保温 |
・水に漬けておいた大豆を取り出し、皮をむく |
テンペの作り方
1.大豆を洗う
お米を研ぐように大豆をよく洗います。
2.大豆を水に漬ける
洗った大豆を、大豆重量の4倍程度の水に浸けておきます。
(大豆200gに対して水800ml)
雑菌の繁殖を防ぐために40ml程度のお酢を加えます。
浸けておく時間は夏は6時間、冬は24時間程度です。
3.皮をむく
大豆をつまむとつるっと皮が剥けるくらいになったら大豆の皮をむいていきます。
大豆の薄皮が残っているとテンペ菌が繁殖しない可能性があります。
4.大豆のセット
電気調理鍋の内釜に皮をむいた大豆を入れ、たっぷりの水を入れます。
そこに50ml程度のお酢を加えます。
5.大豆を煮る
電気調理鍋の蓋をしっかりと締めます。
圧力開放弁が「密封」を指していることを確認してください。
「圧力調理」ボタンを押して圧力レベルをP3、時間を15分にセットします。
しばらくして、圧力が上がったらカウントダウンが始まります。
6.テンペ菌の準備
大豆を煮ている間に、清潔なビニール袋にテンペ菌と片栗粉を入れて混ぜておきます。
7.大豆を冷ます
大豆が煮あがったら、ザルに上げて表面の水分を飛ばしながら冷まします。
8.テンペ菌をまぶす
大豆の温度が40℃ぐらいまで下がったら、テンペ菌と片栗粉を混ぜたビニール袋に入れます。
テンペ菌が大豆にまんべんなくいきわたるように袋をよく振ります。
9.袋に穴をあける
ビニール袋につまようじなどで10か所ほど穴を開けます。
10.容器に詰める
ビニール袋を容器に詰めて形を整えます。。
11.電気調理鍋の準備
電気調理鍋の内釜に水を入れ、蒸し板を敷きます。
12.保温
大豆を入れた容器を電気調理鍋の蒸し板にのせます。
電気調理鍋の蓋をして、「保温」ボタンを押し「温度」を32℃、「時間」を24時間に設定します。
13.完成
保温が終わり、表面を白い菌糸が覆いブロック状に固まればテンペの完成です。
1~2日の保管ならば冷蔵庫、長期保存の場合は冷凍庫に入れてください。
おすすめの食べ方
1センチ幅に切って素揚げにするだけでも美味しいです。