米麹甘酒と酒粕甘酒の違いとは?様々な甘酒の種類と栄養成分もご紹介

甘酒ブーム到来

甘酒ブーム到来

日本の伝統的な飲み物「甘酒」

この記事を読んでいる方で、今まで一度も甘酒を目にしたことも飲んだことも無い!という人はきっといないと思います。

年末年始のイベント時、特に神社の初詣の出店などには必ず甘酒屋があったりしますよね。

ちょっとしたお祭りごとなどで振舞われる甘酒ですが、甘酒が持つ健康効果に注目が集まり、2017年頃から日常生活に甘酒を取り入れる人が急増しているそうです。

各メーカーも甘酒ブームに則り、様々な種類の甘酒を発売しています。

どんな甘酒が自分に合っているのか、迷っている方も多いでしょう。

今回の記事では甘酒の種類と違いについて、詳しく触れていきたいと思います。

甘酒の種類

細かい製法や成分に多少の違いはあれど、根本的には甘酒は全部同じでしょ?

そう思われる方がほとんどだと思います。

しかし実は、甘酒には大きく分けて2つの種類の甘酒があり、その製法も味も全く異なります。ここでは甘酒の2大勢力「米麹甘酒」と「酒粕甘酒」についてご説明します。

甘酒の種類

酒粕甘酒

酒粕とはその名の通り、お酒造りの際に出る搾りカスの事を指します。

原料は酒米に発酵菌を加えてできた「もろみ」と呼ばれるものです。

この酒粕に水を加えて溶かし作られるのが酒粕甘酒です。

縁日などで多く振舞われているのはこちらの甘酒ですね。

少量ですがアルコールも含まれています。

米麹甘酒

米麹甘酒

味噌や醤油づくりに使われる「米麹」を使って作られる甘酒が米麹甘酒です。

ブドウ糖成分が多く含まれていることから「飲む点滴」とも呼ばれています。
※点滴はブドウ糖が主成分です。

甘酒ブームの火付け役になったのもこの米麹甘酒ですね。

アルコール成分は全く含まれていません。

どちらの甘酒が優れているのか?

どちらの甘酒が優れているのか?

米麹甘酒と酒粕甘酒、どちらがより健康に良いのか論争は度々起きています。

この二つですが、健康効果にもそれぞれ特徴があり、正直比べるのは非常に難しいと思います。

例えば、ダイエットには油を排出する成分「レジスタントプロテイン」が含まれた酒粕甘酒が良いと言われています。

しかし米麹甘酒には「麹菌」に含まれるビオチンが酒粕甘酒よりも多く含まれており、肌荒れ・肌のくすみなどにも効果抜群であるとも言われています。

成分は違えど同じ様な効果や、それぞれに固有の効果があったりするので一概にこちらの甘酒がより良いです!とは言えません。

自分にとっての飲みやすさとか、得たい効果の目的別に飲み分ければ良いのではないかと考えます。
ちなみに、米麹甘酒の飲み方や詳しい健康効果についてはこちらの記事へどうぞ。

甘酒の正しい飲み方とは

甘酒の正しい飲み方とは?|かわしま屋コンテンツ
お米の優しい甘みが美味しい「甘酒」。
起源はなんと古墳時代に遡り、米麹を混ぜて60℃ぐらいの温度で保温し、一晩程度おくだけで出来るため、古くは一夜(ひとよ)酒とも呼ばれています。
栄養豊富な甘酒は体力回復に効果的ないわば「夏の栄養ドリンク」として、江戸時代から夏の風物詩とされていました。

甘酒の正しい飲み方とは?の記事を見る

麹を使った甘酒の種類と栄養素

酒粕甘酒の種類は基本的には一つですが、麹を使った甘酒には様々な種類の甘酒があります。

もちろん種類によって味も大きく違いますが、注目は栄養素の違いです。

麹甘酒の主要な栄養素は以下の様になっています。

●ブドウ糖
米麹甘酒が飲む点滴と呼ばれる所以となった成分「ブドウ糖」が多く含まれています。代謝を上げ、活動のエネルギーとなる役割を果たしてくれます。

●オリゴ糖
オリゴ糖は腸内環境を整える高い効果を持っています。ビフィズス菌などの善玉菌の働きを活性化させ、体の免疫機能などを高めてくれます。

●ビタミンB群
炭水化物や糖質・脂肪の分解を助けてくれます。ビタミンB不足は体調不良・便秘・肌荒れなど様々な影響を体に与えてしまいます。積極的に取り入れるように心掛けましょう。

主要成分以外にも、麹甘酒の種類によって様々な栄養素がありますので、ご紹介させていただきます。

 

米麹甘酒の特徴と栄養素

米麹甘酒の特徴と栄養素

麹を使った甘酒の中でも最もポピュラーな甘酒です。

加糖しなくても自然な甘みがあり、雑味もクセも無いので飲みやすいのも特徴的です。

温めても冷やしても美味しいです。

●酵素30種類以上
酵素は5大栄養素の一つで、すべての生き物の中に存在し生命活動を支えてくれています。

 

玄米甘酒の特徴と栄養素

玄米麹甘酒の特徴と栄養素

玄米甘酒には2種類あります。玄米と米麹を使って発酵させた甘酒と、玄米と玄米麹を使って発酵させた甘酒です。白米に比べて玄米は溶けづらいので飲んだ時に果肉感があります。

香ばしさとコクが強い感じがします。

また、栄養素も白米には無い玄米特有の成分が含まれているのも特徴的です。

●アルブチン
メラニンの生成が抑えられ、美白・美容効果があると言われています。化粧品などにも含まれている成分です。

●フェルラ酸
強い抗酸化・抗菌作用があり、体の免疫機能を整える働きや活性酸素を取り除く働きがあると言われています。

甘酒の正しい飲み方とは

玄米甘酒を飲み比べました|かわしま屋コンテンツ
玄米甘酒の購入を考えられれている方必見!
最も優れた玄米甘酒を検証するために飲み比べを行ったレポートです。
味、カロリー、コストなどあらゆる面から玄米甘酒を徹底的に調べ尽くしました。
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黒麹甘酒の特徴と栄養素

黒麹甘酒の特徴と栄養素

泡盛作りなどに使われる黒麹を甘酒にした黒麹甘酒です。

ほんのりとした甘さと、酸味がかなり特徴的な甘酒で、後味はサッパリです。甘酒特有の甘さが残る感じはほとんどしません。

クエン酸も含まれているので夏場の熱中症対策などに良さそうですね。

酸味があるので冷やして飲むのが最適です。温めて飲むのはおススメしません。

●クエン酸
熱中症対策・疲労回復に有効なクエン酸が多く含まれています。筋肉との結びつきも強く、運動パフォーマンスの向上などにもつながります。

 

紅麹甘酒の特徴と栄養素

紅麹甘酒の特徴と栄養素

紅麹と米麹を使って発酵させた赤色の甘酒です。

不思議なもので、ピンク色をしているせいか何となくイチゴや人参っぽい味がしました。

比較的米麹甘酒寄りの味で、甘さもしっかりとあります。

温めて飲むのが良いと思います。冷やしてシャーベットとして食べるのも良いかも。

●モナコリンK
血液中のコレステロール値を下げる効果があります。海外では高コレステロール血症の治療に使われています。

●GABA
リラックス作用があり、自律神経のバランスをとる効果があります。ストレスや緊張を和らげ、安眠に役立つ効果も確認されています。

 

乳酸菌甘酒の特徴と栄養素

乳酸菌甘酒の特徴と栄養素

かわしま屋が独自の研究で開発した乳酸菌入りの甘酒です。

甘酒の栄養素と乳酸菌の効果を同時に摂ることができます。

やや酸味が感じられますが、甘酒の甘さと絶妙にマッチしていてほとんど気になりません。

●乳酸菌
善玉菌の活発な活動を促し、腸内環境を整え免疫力のアップに期待できます。便秘や美容効果も期待されています。

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甘酒は美味しく飲むことが大切です

甘酒は美味しく飲むことが大切です

「飲む点滴」と呼ばれるほど栄養素が豊富であると世に広まった甘酒ですが、美味しく飲むことができるかという点がとても重要です。

好みに合わない、甘すぎて気分が悪くなるといった思いをしながら、無理をして続けても健康には逆効果になってしまうこともあります。

幸い、今回ご紹介した様に麹の甘酒には様々な種類のものがありますので、自分好みの無理のない甘酒を選んでみてはいかがでしょうか?

甘酒の正しい飲み方とは

甘酒商品一覧|かわしま屋カテゴリー
かわしま屋取扱いの甘酒一覧ページのご案内です。
全てアルコール成分を含まない、米麹を使った甘酒になります。
お子様、お酒の弱い方なども安心してお召し上がりいただけます。
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甘酒は手作りすることもできます

甘酒は手作りすることもできます

市販品の甘酒がどうしても合わない・出来立ての生甘酒を食べたいという方にお勧めなのが「手作り甘酒」です。

米麹とお米と保温器さえあれば、家庭でも簡単に甘酒を作る事ができます。

麹蔵が作ったかのような本格甘酒の作り方をご紹介いたします。

甘酒の作り方

甘酒の作り方|かわしま屋コンテンツ
はじめてでも失敗しない、美味しい甘酒の作り方をご紹介します。
かわしま屋では、「米麹だけ」で作る甘酒と「お米と米麹」を使う甘酒の2種類をご紹介します。
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玄米甘酒の作り方

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玄米甘酒とは、玄米と麹をあわせ、発酵させて作る甘酒です。
私達が知っている甘酒には酒粕から作られるものと麹やお米で作られるものの2つのタイプがあります。
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かわしま屋おススメの甘酒

今回ご紹介した甘酒以外にも、かわしま屋ではたくさんの甘酒を取り扱っています。

米麹仕立てのノンアルコール甘酒をご紹介いたします。



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この記事を書いた人

商品ページ・コンテンツ担当。趣味は手作りアクセサリー作り。
猫と二人暮らし。庭に来る黒い野良猫をどう追い払おうか思案中。