C8 MCTオイルとは?~健康効果と選び方、効果的な活用方法を解説

C8 MCTオイルは、他のMCTオイルと比べても消化・吸収が速くパフォーマンスが良いため、ダイエットやスポーツの効率向上から忙しい現代社会での毎日のエネルギーチャージまで幅広い目的をお持ちの方にとって、特に注目すべき存在です。

この記事では、エネルギー効率の向上・脂肪燃焼の促進・脳機能向上などの健康効果、そしてケトジェニックを含むC8 MCTオイルを用いたダイエット方法、おすすめの摂取方法や選び方・注意点、さらにC8 MCTオイルを手軽に毎日の生活に取り入れるための簡単レシピまでを、一挙にご紹介します。

もくじ

C8 MCTオイルの基本情報

MCTオイルの中でも特に効率的なC8 MCTオイルはよく名前を聞く注目の存在ですが、「具体的にどう特別なのか?」「そもそもC8 MCTオイルとは何なのか?」ご存知でしょうか。
まずは、C8 MCTオイルの基本情報をおさらいしてみましょう。

C8 MCTオイルとは?

C8 MCTオイルは、ココナッツオイルやヤシオイルなどの天然油脂から抽出されるMCTオイル(中鎖脂肪酸)の一種で、C8(カプリル酸)を主とするオイルです。

短鎖脂肪酸(SCT)や長鎖脂肪酸(LCT)と比べて消化・吸収が早く、身体のエネルギー源として効率的に利用されるため、ダイエットやエネルギー効率向上、スポーツパフォーマンス向上などの目的で使用されています。

C8 MCTオイルの特徴

C8 MCTオイルは、MCTオイル(中鎖脂肪酸)の中でも8個の炭素原子を含む最も短い脂肪酸「カプリル酸」を主体としたオイルであり、より長い構造をしているC10(カプリン酸)やC12(ラウリン酸)を主体としたMCTオイルよりもエネルギー効率が高いという特徴があります。このため、脳機能向上効果やケトジェニックダイエットについても期待度の高い存在です。

C8 MCTオイル健康効果

C8 MCTオイルの健康効果は基本的にMCTオイル(中鎖脂肪酸)と同様ですが、特徴は他のMCTオイルよりもその効果が強い・速いというところにあります。では、どんな効果が期待できるのか?改めて見てみましょう。

C8 MCTオイルの効果①エネルギー効率アップ

C8 MCTオイルは、MCTオイルの中でも最もエネルギー効率向上効果が高いオイルです。これは、中鎖脂肪酸(MCT)のなかでも最も鎖長が短く分解・吸収・エネルギー化されやすいC8(カプリル酸)ならではの特性です。

https://www.healthline.com/nutrition/mct-oil-benefits#TOC_TITLE_HDR_3

参考:Headline

C8 MCTオイルの効果②脂肪燃焼促進とダイエット効果

C8 MCTオイルは迅速に消化・吸収され、肝臓で即座にエネルギーとして利用されるため、脂肪になりにくいという特徴があります。また、C8 MCTオイルは糖質が不足した際のエネルギー源となり、食欲を抑制する効果もあるケトン体の生成を促進し、ダイエットに寄与してくれます。適切に摂取すれば、健康的な体重管理にもつながります。

https://www.healthline.com/nutrition/mct-oil-benefits#TOC_TITLE_HDR_2

参考:Headline

C8 MCTオイルの効果③脳機能向上

C8 MCTオイルが生成するケトン体は、脳が活用できるエネルギー源です。特に、糖質不足や高齢化による脳の衰えについて、ケトン体が脳のエネルギー供給を支え、脳機能の維持・向上に寄与してくれます。また、C8 MCTオイルは血糖値の安定にも役立ち、一定のエネルギー供給を保ちます。これらの要素が相まって、集中力の向上や記憶力の保持など、脳機能の向上につながります。

https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/27430387/

参考:米国国立医学図書館

C8 MCTオイルの効果④消化器系のサポート

C8 MCTオイルは他の長鎖脂肪酸と比べて効率的に消化・吸収されるため、胃や膵臓への負担が軽減します。また、C8 MCTオイルは腸で迅速に吸収されるため、腸内環境の改善にも寄与します。

https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/28429991/

参考:米国国立医学図書館

おすすめの有機C8 MCTオイル


C8 MCTオイルの選び方

一口にC8 MCTオイルといっても様々な商品が存在しますが、せっかく活用するのなら、できるだけ良質なものを取り入れたいですよね。
「どんなC8 MCTオイルがおすすめ?」「何に気を付けて・どんな基準で選べばいい?」といったよくある疑問を解決すべく、良質なC8 MCTオイルの見分け方をお伝えします。

理想的なMCTオイルとは?

C8 MCTオイルを選ぶ際、まず成分表示を確認しましょう。理想的な製品はC8(カプリル酸)の比率が高いものです。C8以外のMCT(C10やC12など)の比率が高い商品も存在するため、C8の含有量をチェックすることが重要です。また、無添加で自然な成分、特にパームオイルを含まない純粋なココナッツオイルから作られた製品を選びましょう。

品質と安全性

海外産であるだけに、品質や安全性については第三者機関によるテストを受けているC8 MCTオイルが望ましいといえるでしょう。オーガニック認証や衛生面での認証、非遺伝子組み換えやグルテンフリーなどのラベルも品質を示す指標となります。製品のレビューや評価、メーカーの評判や透明性もチェックしましょう。

価格比較

価格もC8 MCTオイル選びの重要な要素です。高品質なオイルは高価な傾向がありますが、価格だけで選ぶと品質がよくない可能性があります。価格と品質のバランスのとれたコストパフォーマンスの良い製品を選びましょう。

おすすめの有機C8 MCTオイル

C8 MCTオイルの使い方

「ぜひC8 MCTオイルを使ってみたい!」という方に知って頂きたいのが、C8 MCTオイルの効果を最大限に発揮するための使用方法やタイミング、そして継続して日々の食生活への取り入れるためのヒントです。

摂取量の目安

C8 MCTオイルの摂取量は個々の体調や目的によりますが、1日1〜2回、1回につき小さじ1(約5ml)程度から始めるのが良いでしょう。体が慣れてきたら、徐々に量を増やすことができます。しかし、1日に大さじ1〜3(約15〜45ml)を超える摂取は過剰となり、消化器系に負担をかけるリスクがあるため注意しましょう。

タイミングと頻度

C8 MCTオイルを摂るタイミングは個々の生活リズムや目的に合わせて調整して下さい。例えば、朝食や運動前に摂取することでエネルギー源にする、集中力が必要な作業の前に摂取する、などです。また、ダイエットや脳機能向上などの効果を実感するためには、できるだけ続けて摂取することがすすめられています。

他の食材との組み合わせ

C8 MCTオイルは、他の食材と組み合わせて使うことができます。例えば、コーヒーやスムージー、サラダドレッシングに加えたり、料理の調理油として使うことも可能です。また、低糖質・高脂質の食事と一緒に摂取すると、いわゆるケトジェニックダイエットを行っているような、C8 MCTオイルの効果が更に発揮されやすい身体の状態をつくることができます。

おすすめの有機C8 MCTオイル


C8 MCTオイルの注意点

身体の状態をより良くするためにC8 MCTオイルを取り入れるとはいえ、使い方を間違えると思わぬ事態が生じることもあります。できるだけトラブルを避けるために、注意すべきことも知っておきましょう。

過剰摂取による副作用

C8 MCTオイルは一度に大量に摂取すると、お腹がゆるくなり胃痛や下痢、吐き気などの消化器系の副作用を引き起こすことがあります。体質によって合わないという場合も考えられますので、初めて使用する場合は少量から始めて徐々に増やすことをおすすめします。

アレルギーに注意

C8 MCTオイルがアレルギー反応を引き起こすことは少ないですが、ココナッツオイルやパームオイルといった原材料にアレルギーのある人は注意が必要です。不安がある方は医師に相談したうえで摂取してください。

妊娠中・授乳中・服薬中の摂取

妊娠中や授乳中のC8 MCTオイルの摂取については、かかりつけの医師との相談が重要です。特定の薬との相互作用が懸念される場合もありますので、薬を定期的に服用している人は、C8 MCTオイルを摂り始める前に必ず医師に相談してください。

C8 MCTオイルと他のMCTオイルの違い

C8, C10, C12の特徴と違い

MCTオイルはその炭素の数によりC8(カプリル酸)、C10(カプリン酸)、C12(ラウリン酸)の3つに分けられます。C8は他の2つより速やかにエネルギーに変換され、体内で直接利用されるため、エネルギー源としての効率が最も高いとされています。C10もエネルギー化が速いですが、C8ほどではありません。C12は中鎖脂肪酸ではありますが、体内での代謝は長鎖脂肪酸に近いとされています。

各タイプの効果と用途

C8はエネルギー供給、脳機能向上、脂肪燃焼促進に効果的です。C10は抗菌作用があり、免疫系のサポートに役立つとされています。C12は抗菌・抗ウイルス作用が強く、皮膚や口内の健康をサポートします。しかし、エネルギー源としての効率は低いです。

最適なタイプの選び方

最適なMCTオイルのタイプは、目的と体調によります。エネルギー効率と脳機能向上を重視するならC8、免疫系のサポートが目的ならC10、皮膚や口内の健康を重視するならC12が適しています。また、これらの特性をバランス良く得たい場合は、C8、C10、C12すべてを含むMCTオイルを選ぶのも一つです。

C8 MCTオイルを使った簡単レシピ

不飽和脂肪酸
低糖質・高脂質の食事と一緒に摂取するのがオススメです

スムージー

C8 MCTオイルはスムージーによく使用されます。特に朝食として、バナナやベリー、ヨーグルトなどの栄養豊富な食材を使ったスムージーに小さじ1~2のC8 MCTオイルをブレンドするだけで、一日を元気に始めるためのエネルギー源になります。

MCTオイルと小松菜のヨーグルトスムージー

4.5 from 6 votes
調理時間 5 mins
材料(人分) 1

材料
  

  • 小松菜 1
  • バナナ 1/2
  • 牛乳 60 cc
  • ヨーグルト 60 cc
  • MCTオイル 小さじ 1(5cc)

作り方
 

  • 小松菜をざく切りにし、バナナは2㎝幅ぐらいに切る。
  • 小松菜、バナナ、牛乳、ヨーグルトをミキサーに入れて攪拌する。
  • 最後にMCTオイルを入れて混ぜる。
このレシピのキーワード MCTオイル, ケトジェニック

ドレッシング

C8 MCTオイルはサラダドレッシングにも適しています。例えば、レモン汁、醤油、お好みのハーブとスパイス、そしてC8 MCTオイルを混ぜ合わせてお好みのサラダにかければ、すぐに身体のエネルギーになってくれるヘルシーな食事が完成します。

MCTオイル和風ドレッシング

MCTオイルを使ったドレッシングは、糖質の多い玉ねぎやにんじんの使用を避け、醤油ベースのあっさりした味にするのがおすすめです。醤油をポン酢に替える場合は、砂糖の入っていないものを選びましょう。
4.43 from 21 votes
調理時間 5 mins
材料(人分) 2

材料
  

  • MCTオイル 大さじ 2(30ml)
  • 醤油 大さじ 1(15ml)
  • ゆず又はレモン果汁 大さじ 2(30ml)

作り方
 

  • 材料をすべて容器に入れ、ブレンダーでよくかき混ぜます。
  • しっかりと混ざったらでき上がりです。
このレシピのキーワード MCTオイル

コーヒー

「バターコーヒー(完全無欠コーヒー)」として知られる、C8 MCTオイルを使用してつくるコーヒーは人気があります。ブラックコーヒーにバターとC8 MCTオイルを加えてミキサーで混ぜるだけで、一日のスタートにぴったりのエネルギー源となり、集中力と持続力の向上が期待できます。

簡単バターコーヒー

グラスフェッドバターとMCTオイルがはじめから混ざっているMCTギーを使えば、より簡単にバターコーヒーが作れます。
4.3 from 10 votes
調理時間 3 mins
材料(人分) 2

材料
  

  • 良質のコーヒー豆で淹れたコーヒー 2
  • MCTギー 大さじ 1〜2(30~60g)

作り方
 

  • MCTギーをコーヒーに加えます。
  • (1)をブレンダーやミキサーで攪拌し、クリーミーな状態に乳化させてでき上がりです。

コツ・ポイント

ブレンダーやミキサーがないと作れないの?
バターコーヒーを作る時は、ぜひスプーンなどではなく、ブレンダーやミキサーで攪拌するようにしてください。オイルを乳化させることで、腸管から吸収しやすい状態となり、身体が脂肪をエネルギーとして使いやすくなるのだそうです。
どうしてもブレンダーが用意できない場合は、油にコーヒーを細く注ぎながら泡立て器でかき混ぜると乳化できます。
このレシピのキーワード MCTオイル, バターコーヒー, 完全無欠コーヒー, ケトジェニック, ギ―

料理に加えてアレンジ

無味無臭のC8 MCTオイルは、お味噌汁やスープ、カレーなどに少量加えて摂っていただくこともできます。また、チャーハンやオムレツ、焼菓子などに混ぜ込むことも可能です。ただし、MCTオイルは高温に弱いため、火にかける前に加えるか、火からおろした後に混ぜ込むことをおすすめします。

MCTオイル入りミネストローネ

簡単に作れるミネストローネにMCTオイルを入れることで、手軽にMCTオイルを摂取できます。
5 from 5 votes
調理時間 15 mins
材料(人分) 2

材料
  

  • 玉ねぎ 1/6
  • ズッキーニ 1/2
  • キャベツ 2
  • 冷凍シーフードミックス 100 g
  • ★トマト水煮缶 200 g
  • ★水 200 ml
  • ★醤油 大さじ 1/2
  • MCTオイル 大さじ 1
  • 塩・こしょう 少々

作り方
 

  • 玉ねぎ、ズッキーニ、キャベツを1cm角に切る。
  • 鍋に★と玉ねぎを入れて強火で熱し、煮たったらズッキーニ、キャベツ、シーフードミックスを入れて、中火で5分煮る。
  • 具に火が通ったら、火を止めてMCTオイルを入れ、塩・こしょうで味を整える。
  • お皿に盛り付けて完成。
このレシピのキーワード MCTオイル, スープ, ケトジェニック

C8 MCTオイルを取り入れたダイエット

ケトジェニックダイエット

ケトジェニックダイエットとは、炭水化物を制限して脂質を多く摂取することで、身体が脂質を燃焼してエネルギー源に変える「ケトーシス状態」をつくりだすダイエット方法です。C8 MCTオイルは消化が早く、すぐにエネルギーに変換されるため、ケトジェニックダイエットにおけるエネルギー供給源として理想的です。

基本のダイエットプラン

C8 MCTオイルを用いたダイエットについては、日々の食事にC8 MCTオイルを取り入れることで、エネルギー効率を上げて満腹感を得るのが基本です。例えば、朝のコーヒーやスムージーに加えたり、サラダドレッシングとして使用するといった方法です。また、適度な運動と併せることで、より効果的な脂肪燃焼と体重管理が可能になります。

C8 MCTオイルの実際の効果

口コミや体験談

C8 MCTオイルの健康効果について知るためには、既に使われた方の口コミや体験談が参考になります。「摂取してすぐにエネルギーの増加や集中力の向上を感じた」、「定期的に使用することで体重管理やダイエットにも役立った」との声がみられますが、これらの効果には体質や生活様式などによる個人差があるため全ての人に当てはまるとは言いがたく、参考に止める程度が望ましいです。

効果が現れるまでの期間

C8 MCTオイルの効果が現れるまでの期間は、体質やライフスタイル、使用方法により異なります。「摂取して数日~一週間でエネルギーの増加や集中力の向上を感じた」という方もいる一方、体重の変化や体脂肪率の減少などの長期的な効果を実感するには、少なくとも数週間以上継続してC8 MCTオイルを摂取することがオススメです。

まとめ

C8 MCTオイルには、エネルギー効率の向上・脂肪燃焼の促進・脳機能の強化など、多くの健康効果があります。さらに、消化が容易で、他の食品との組み合わせも簡単で日々の食生活に取り入れやすい健康食品といえます。しかし、単独で使用した場合は効果は限定的なものになるので、バランスの良い食事や適度な運動と組み合わせて理想の身体づくりに役立てられるようにしましょう。


C8 MCTオイルについてのQ&A

C8 MCTオイルとは何ですか?

C8 MCTオイルは、中鎖脂肪酸(MCT)の一種で、特にカプリル酸(C8)を主成分とするオイルです。他の脂肪酸と比べて消化・吸収が早く、エネルギー源として直接利用されやすいのが特徴です。

C8 MCTオイルの健康効果は何ですか?

C8 MCTオイルはエネルギー効率の向上、脂肪燃焼とダイエット効果、脳機能の向上、そして消化器系のサポートなど、多岐にわたる健康効果が期待されています。

C8 MCTオイルの選び方は?

C8成分の含有率、無添加・無着色・非GMOなどの品質と安全性、価格と容量のバランス、そしてメーカーの評判や信頼性などを考慮して選ぶと良いでしょう。

C8 MCTオイルの正しい使い方は?

1日あたりの摂取量の目安は1-2スプーンが一般的です。食事と一緒に摂取すると吸収が良く、また一度に大量摂取すると胃腸に負担をかける可能性があるので、分けて摂ることが推奨されます。

C8 MCTオイルの副作用や注意点は?

過剰摂取による胃腸の不快感、アレルギー反応、妊娠中・授乳中の摂取は医師の指示に従うなど、適切な使用を心がけることが重要です。

C8 MCTオイルと他のMCTオイル(C10、C12)の違いは?

C8(カプリル酸)、C10(カプリン酸)、C12(ラウリン酸)は、それぞれ異なる特性と健康効果を持ちます。C8は消化・吸収が最も早く、エネルギー源として最も利用されやすいです。

C8 MCTオイルを使ったレシピはありますか?

スムージーやコーヒーに混ぜたり、サラダのドレッシングとして使ったりするなど、様々なレシピにC8 MCTオイルを加えることが可能です。ただし、MCTオイルは高温に弱いため、調理に使う場合は低温で短時間加熱することをおすすめします。

この記事が気に入ったら
いいね または フォローしてね!

この記事をシェアする

この記事を書いた人

山間の集落で、自然に近しい暮らしを楽しんでいます。
見た目やコストの重視が主流になりつつある世界で、本当に中身のある食べ物や手仕事、考え方に出会うことが生きる喜びです。

もくじ
閉じる