妊娠中・授乳中にシナモンは大丈夫?量の目安と気をつけたいこと
妊娠中や授乳中は、ふだん何気なく口にしているものも「赤ちゃんに影響はないかな」と気になるものです。シナモンも、そうした質問が多い食品のひとつです。
公的機関の情報をまとめると、料理やお菓子の香りづけ程度の量と、サプリメントや食品に使う量を超えるたくさんの量は、分けて考えるのがポイントです。妊娠中・授乳中のシナモンの安全性については分かっていないことも多いため、たくさんとることは避け、不安があるときは主治医や助産師に相談してください。
この記事のポイント
- 妊娠中・授乳中のシナモンの安全性は、分かっていないことが多い(厚生労働省eJIM)
- 食品に使う通常量を超える量を妊娠中にとることは、安全でない可能性があるとされている
- 料理の香りづけ程度にとどめ、シナモンのサプリメントや「健康のために毎日たっぷり」は避ける
- 使うならクマリンの少ないセイロンを選ぶと安心
- 不安なとき、持病や服薬があるときは、主治医・助産師に相談を
妊娠中にシナモンは食べても大丈夫?
厚生労働省の「統合医療」情報発信サイトeJIMでは、シナモンについて次のように紹介されています。
- 妊娠中・授乳中にカシア(カッシア)シナモンを使っても安全かどうかは、ほとんど分かっていない
- 食品に使う通常量より多いセイロンシナモンを妊娠中にとった場合、安全ではない可能性がある
- 食品に使う通常量より多いセイロンシナモンを授乳中にとった場合の安全性は、ほとんど分かっていない
一方で同じページでは、シナモンは香辛料や香味料として食品に使う通常の量であれば安全と考えられる、とも紹介されています。つまり、シナモンロールを食べる、カフェでシナモンを振ったラテを飲む、といった「食べ物としてのふつうの量」と、「健康のために意識して多くとる」ことは別のものとして考えるのがよいでしょう。
料理の香りづけと、サプリ・大量摂取は分けて考える

| 場面 | 考え方 |
|---|---|
| お菓子・パン・料理に入っているシナモン | ふだん食べる量なら、過度に心配しなくてよいと考えられる |
| 飲み物やヨーグルトにひと振り | 香りづけ程度にとどめる。毎日なら種類(セイロン)と量を意識 |
| 「体にいいから」と毎日たっぷり | 食品に使う通常量を超えるとりかたは避ける |
| シナモンのサプリメント | 妊娠中・授乳中は避け、使いたい場合は必ず主治医に相談 |
量の目安としては、香りを楽しむ「ひと振り〜小さじ1/2杯」程度を意識するとよいでしょう。種類別の目安量や小さじ換算は、関連記事「シナモンは1日どれくらい?」でまとめています。
妊娠中・授乳中に気をつけたいこと
1. カシアのクマリンに注意
シナモンのうちカシアには、とりすぎると肝臓に負担がかかる可能性がある「クマリン」が多く含まれます。東京都健康安全研究センターの調査では、クマリンの平均はカシアが3,300µg/g、セイロンが14µg/gでした。クマリンの耐容一日摂取量(TDI)は体重1kgあたり0.1mgで、体重60kgの大人ではカシア約2gで届くとされています(BfR)。毎日使うなら、クマリンの少ないセイロンを選ぶと安心です。
2. サプリメントは自己判断で使わない
東京都の調査では、シナモンサプリメント5製品のクマリン含有量は2,300〜2,900µg/gで、「セイロン」と表示された製品からも高い値が検出されました。粉末を固めたサプリメントは種類を確かめにくく、量も多くなりがちです。妊娠中・授乳中は使わないか、使う前に主治医に相談してください。
3. 漢方薬(桂皮)との重なり
漢方薬に使われる生薬「桂皮(ケイヒ)」は、シナモンの一種であるシナニッケイ(カシア)の樹皮です。妊娠中に漢方薬を処方されている場合は、シナモンを習慣的にとってよいか、処方した医師や薬剤師に確認しましょう。
4. 体調の変化があればやめる
eJIMでは、シナモンの副作用として多いのは胃腸の不調やアレルギー反応だと紹介されています。食べたあとに胃の不快感や口の中・肌の違和感が出たときは使用をやめ、気になる症状があれば医療機関に相談してください。
授乳中のシナモンは?
授乳中も考え方は同じです。食品に使う通常量を超える量をとった場合の安全性はほとんど分かっていないため、料理や飲み物の香りづけ程度にとどめましょう。温かいミルクやスープにひとつまみ加えるなど、香りを楽しむ使い方がおすすめです。

お子さんへの取り分けは?
クマリンのTDIは体重で決まるため、体重の軽い子どもは少ない量で届きます。BfRによると、体重15kgの子どもはカシア約0.5gでTDIに届きます。何歳から使えるか、初めて使うときの注意は、まとめ記事「シナモンの効果・効能とは?」で解説しています。
管理栄養士のコメント
管理栄養士 山田
妊娠中・授乳中のシナモンは、「料理の香りづけ程度」と「サプリメントや健康目的でたくさんとること」を分けて考えるのが大切です。シナモンロールやシナモンを振ったラテをときどき楽しむ程度なら、必要以上に心配しなくてよいと考えています。
一方で、妊娠中・授乳中のシナモンの安全性は分かっていないことも多いので、「体にいいと聞いたから毎日たっぷり」は避けましょう。使うならクマリンの少ないセイロンを選び、量はひと振り程度に。
つわりや体調の変化には個人差があります。不安なこと、持病や服薬があるときは、自己判断せず主治医や助産師に相談してください。
シナモン利用者の声
ご家族で使っている方・香りの声
★★★★★ 2023年1月の投稿(有機セイロンシナモンパウダーをご購入のお客様)
子供達がトーストにりんごジャム&シナモンが好きなので、安心できるものが買えて良かったです。 お菓子作りにも使いたいと思います。
★★★★★ 2026年6月の投稿(有機セイロンシナモンパウダーをご購入のお客様)
セイロンのシナモンを探してました。ミルクティーに入れて飲んでます。娘たちも美味しくいただいてます。
★★★★★ 2025年8月の投稿(有機セイロンシナモンパウダーをご購入のお客様)
良質なセイロンシナモンパウダーで とても優しい香りです。
※かわしま屋でご購入いただいたお客様のレビューを原文のまま抜粋しています(「…」は中略)。感想は個人のものです。
香りづけに使うなら
妊娠中・授乳中に香りづけとして使うなら、クマリンの少ないセイロンシナモンを、ひと振り程度から楽しむのがおすすめです。
おすすめ商品
有機セイロンシナモンパウダー 30g(スリランカ産・有機JAS)
スリランカ産・有機JAS認定のセイロンシナモン100%。香りが甘くやさしいので、温かいミルクやスープにひとつまみ加える使い方にも向いています。
セイロンシナモンの商品ページを見る ›よくある質問
Q. 妊娠中にシナモンロールやシナモン入りのお菓子を食べても大丈夫?
A. お菓子やパンに入っている量は、香辛料として食品に使う通常の量にあたります。ふだん食べる量なら過度に心配しなくてよいと考えられますが、毎日たくさん食べる習慣は避け、不安があれば主治医に相談してください。
Q. 妊娠中にシナモンティーやシナモンコーヒーは飲める?
A. 飲み物にひと振り程度なら香りづけの範囲です。毎日何杯も飲む、シナモンをたっぷり入れる、といったとりかたは避けましょう。コーヒーや紅茶はカフェインの量にも気をつけてください。
Q. 妊娠に気づく前にシナモンをよく使っていました。大丈夫でしょうか?
A. 料理や飲み物の香りづけ程度の量であれば、過度に心配しなくてよいと考えられます。サプリメントを飲んでいた、毎日たくさん使っていたなど気になることがあれば、次の健診で主治医や助産師に伝えて相談してください。
Q. 授乳中にシナモンを使うと赤ちゃんに影響がありますか?
A. 食品に使う通常量を超える量をとった場合の安全性は、ほとんど分かっていません(eJIM)。料理の香りづけ程度にとどめ、赤ちゃんの様子で気になることがあれば医師に相談してください。
シナモンの関連記事
- シナモンの効果・効能とは?セイロンとカシアの違い、1日の目安量と注意点 (まとめ記事・何歳から使える?)
- シナモンは1日どれくらい?種類別の目安量と小さじ換算
- クマリンとは?シナモンの種類による含有量の違いと、耐容量の考え方
- セイロンシナモンとは?カシアとの違いと、表示・色・香りでの見分け方




※「コメント欄」では、お買い物や会員情報などに関する個別のお問い合わせにはお答えすることができません。
商品の注文・配送・会員情報など「お買い物・サービス」に関するお問い合わせは、 お買い物サイトのチャットをご利用ください。
お買い物サイトのチャットはこちら>