昔ながらの製法へのこだわり
「堀内製油」では、創業以来、変わらず昔ながらの「古式圧搾製法」と「一番搾り」にこだわっています。
生産性や効率を考えれば、決して楽な方法ではありませんが、先代以来、この製法こそが本物の油を生み出すために最も適していると考え、これからも守り通して行くことを皆様にお約束します。
堀内製油は圧搾法
油のしぼり方には大まかに「抽出法」と「圧搾法」という2つの方法があります。
抽出法は、ヘキサンという溶剤をかけて原料から油をとりだします。
この油は黒く、臭いも強いため色をぬき(脱色)、臭いをとります(脱臭)。
この抽出法では、効率よく油を搾ることができるので市場では安価に流通しています。
堀内製油の油とほかの油はどう違う?
原料に圧力をかけて搾る圧搾法は手間や時間がかかる上、抽出法に比べ採れる油の量も少なくなりますが、余分な脱色・脱臭などの精製をしないため、油に原料本来の風味や栄養分がそのまま残され、自然の味や香りを楽しむことができます。
堀内製油の油はすべて圧力しぼりの油。そして、原料を一度だけ搾った「一番油」です。
伝統のなたね油
昭和22年創業より変わらぬ製法で搾った「なたね油」は堀内製油の看板商品です。
原料は地元熊本で農薬を使用せずに自分たちで育てた「なたね」を使っています。
収穫されたなたねはすぐに乾燥させないと熱を持っているため種自体がすぐに腐ってしまいます。
乾燥は収穫後の大事な工程になります。選別後、今となっては珍しい原料に圧力をかけて搾る「圧搾絞り」で油を搾ります。
堀内製油ではなたねが持っている香りを引き出すために、まず「焙煎」をします。
この工程はなたね油の香りを決める、堀内の油の香りを決める大事な作業になります。
実の状態、大きさ、湿度などを見極め、その日の焙煎温度を設定して炒りあげていきます。工場内は香ばしい香りに包まれます。
炒りあがったらすぐに圧搾機に原料を入れ、圧力をかけて搾り出します。
圧力をかけて原料から1回だけ搾ることを、油の「一番搾り」「一番油」といいます。
堀内製油ではこの「一番搾り」「一番油」こそが、より自然の味に近いと考え、守り通しています。
搾りたての油には実の皮など不純物が入っているので「湯洗い」を行います。
油にお湯を入れしっかり撹拌し、しばらく置くと油と水に分離していきます。
この時、不純物は水と一緒に下に沈みますので、油と水がしっかり分離したところで下から水を抜きます。
この作業で口当たりが変わってくるので、丁寧に行わないといけない大切な工程となります。
その後、水を取り除いた上澄みの油を目の細かいろ紙に通し、一滴一滴ゆっくりろ過していきます。
「一滴のしずく」は堀内製油が大事にしてきた魂です。
美味しい召し上がり方
香りも程よく、熱に強い油ですので、どんなお料理にもお使いいただけます。
特に、天ぷら・フライなどの揚げ物、炒め物、ドレッシングなどのお料理におすすめいたします。
商品詳細
内容量 |
825g |
---|
原材料 |
食用なたね油(熊本県産) |
---|
保存方法 |
直射日光を避け常温にて保存してください。 |
---|