龍神梅

龍神自然食品センター

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龍神自然食品センターとは


龍神自然食品センターとは

紀州の最高峰、護摩壇山。谷あいを流れる清流日高川。
幾重にも重なる山々のあいだ、自然と歴史が育み続けてきたこの伝説の地に
「龍神自然食品センター」があります。

龍神自然食品センターとは

清流日高川を見下ろすこの梅の里には、約3ヘクタールの畑に約1600本の梅の木があります。
土作りから始め、苗のときから一度も消毒せず、農薬や化学肥料は一切与えない。
モミガワや木の皮など昔ながらの堆肥を与えるだけです。

それでも、梅の木は、毎年、青々としたはちきれんばかりの実をたわわに実らします。
自然の力だけで育てられた大切な梅の実を、1個1個丁寧に手でもぎ取る。
無農薬で育つからこその強い芳香。龍神村の梅畑は、あたり一面、梅のかぐわしい香りでいっぱいになります。

龍神自然食品センターとは

こうして天塩にかけて育て上げ、生まれたのが「龍神梅」です。
龍神自然食品センターでは、この「龍神梅」を原料とし、梅干しから梅肉エキス、
梅酢、梅酒、梅調味料にいたるまで、伝統的なこだわりの製法でさまざまな梅商品を生産しています。


龍神自然食品センターの理念


梅 無農薬・無化学肥料で育てる

この地で栽培する「龍神梅」は、農薬や化学肥料を一切使用せず、人の手をかけて大切に育てられます。

食べる人のカラダのことを考えると残留農薬のリスクは避けたいもの。
収穫量は不安定になり、手間も労力もかかりますが、
それでも、お客様のカラダと梅そのものの美味しさを追求し、徹底的に無農薬にこだわりました。

商品 無添加でつくる

収穫した「龍神梅」には、加工の過程で、カラダに悪いと考えられる添加物や処理は一切使加えません。

梅の恵みを最大限に活かすため、梅干し、梅酢や梅酒、梅調味料などの製造過程において、
全ての商品を無添加で仕上げます。

梅干し 漂白・脱塩処理を行わない

梅干し作りにおいては、汚れなどをとり梅の見た目を綺麗にするための漂白剤による洗浄も行いません。
漂白剤の浸透を避け、梅本来の健康成分を存分に活かしたいためです。

同様に、塩漬けした梅干しを一度水に浸けて脱塩し、食品添加物や甘味料を添加する加工も一切行いません。
ただひたむきに、昔ながらの梅干し作りにこだわっています。

梅干し 漂白・脱塩処理を行わない

こうした理念のもと、龍神自然食品センターでは、カラダに優しく安全で、安心してお召し上がりいただける 美味しい商品づくりに日々励んでいます。


こだわりの龍神梅干し


龍神梅のこだわり

龍神食品センターでは、安心して食べられる、昔ながらの手作りの梅干しをつくっています。
一度食べると、他の梅干しとの味の違いに驚く龍神梅干し。
「梅干しは龍神梅でなくては!」とリピートしてくださるファンも多い、知る人ぞ知る梅干しなのです。

龍神梅のこだわり

何より原料にこだわります。梅は無農薬栽培で化学肥料を使わず育てた「龍神梅」を使用。
塩は沖縄の塩シママースを100%使用。
色づけは、これも農薬・化学肥料は一切使わず自社栽培したシソだけを使用しています。

風景

梅林の周りは杉林なので、農薬飛散も心配ありません。
もちろんシソ畑も完全有機栽培のものを使用しています。

龍神梅のこだわり

収穫した龍神梅は、人の手で天地返しを繰り返しながら、じっくり天日で干し上げます。

こうして、自然の力を活かしながら、手間暇かけて仕上げた自慢の龍神梅干し。
自然の恵みをそのままに、真心が込もった昔ながらの本物の味をお楽しみいただけます。
ぜひ一度ご賞味ください。


生産者のメッセージ


龍神梅生産者のメッセージ

龍神自然食品センター 代表取締役 寒川善夫さんのメッセージ

龍神梅のご紹介

龍神梅は、龍神温泉で名高い和歌山県龍神村の豊かな自然の中で、栽培期間中に農薬化学肥料を使用せずに栽培した梅の実と紫蘇を原料とし、 無添加で作られています。

また、作業もほとんどが手作業のため時間はかかりますが、 愛情込めて仕上げる梅干しは、家庭で作ったような慢しい味わいが特徴です。

広大な畑では1500本以上の梅の木を裁培しており、 皆様に安全安心で品質の良い梅食品をご提供できるよう、一本一本の木に目を配り、 日々頑張って育てています。

龍神自然食品センター 代表取締役 寒川善夫さんのメッセージ

梅の木の健やかな成長は、自然が教えてくれます。

梅干しづくりに欠かせない紫蘇も、栽培期間中に農薬・化学肥料を使いません。
紫蘇は「龍神梅」にとって重要で、海干しの色付けなどに使われます。
梅干しのおいしさを左右するだけに、種から全て自社栽培の紫蘇にこだわって使用しています。


龍神自然食品センター 代表取締役 寒川善夫さんのメッセージ

梅干しは、じっくり時間をかけて天日干しを行うと、最後まで自然の恵みに育まれます。
太陽の光をいっぱい浴びてパワー満タンの梅干しができ上がります。
もちろん人の手を使って天地返し。

そして容器詰めも人の手で、ひと粒ひと粒をチェックしながら行います。

自然の恵みと人の愛情が込もったおいしさを、ぜひお楽しみください。

生産者について



お客様の声


お客様の声


青龍の郷だより 「老いも若きも」76号 2016年11月


いつも龍神梅をご愛顧いただきまして、誠にありがとうございます。

龍神村は朝夕の冷え込みが厳しくなって、ようやく冬の訪れを感じられるようになりました。

申年の梅は不作で貴重

今年は申年です。昔から申年の梅は不作で貴重だと言われるのですが、今年も例に漏れず不作でした。
龍神村の農家さんで、昨年の収穫量の十分の一だった方も居るくらいで、
弊社でも漬け込みした梅干は昨年の半分以下でした。
本当に不思議なのですが、自社の畑も申年にたくさん実を付けた年は記憶にありません。

さて、これだけが原因ではないのですが、お客様に価格改定のお願いをしなくてはならなくなりました。

大きな理由としては、紫蘇の収穫方法と使っている塩の変更により、
梅干作りのコストが高くなったことです。
紫蘇の収穫は8年前までは機械で刈り取っていましたが、
現在は葉っぱを一枚一枚手摘みで収穫しています。(灰汁抜きを手しぼりに変えたのは5年前です。)
これにより同じ量を収穫するのに人件費が以前の6倍になりました。

なぜこういったやり方に変えたのかと言いますと、機械で収穫すると、えぐみの原因となる茎がついてくるからです。
機械で摘んで揉んだ紫蘇と、一枚一枚手摘みして揉んだ紫蘇の香りを比べると、その差は歴然です。
手摘みのものと比べると茎が入っている葉の方は少し青臭いと言うか、えぐみが感じられます。
これを比べた時に迷いなく手摘みに切り替えました。

無農薬の紫蘇作りは大変

このお話のついでに紫蘇作りの大変さをお話しします。
以前からお伝えしている様に農家さんに無農薬の紫蘇作りをお願いしても、
どの農家さんからも作っていただけると返事をもらえたことはありません。
それだけ無農薬の紫蘇作りは大変なのです。

先日、害虫をおびき寄せる外灯の会社の方が、出身地が大葉の産地だが、
大葉の生産農家は年に二度の健康診断が義務付けられているほど農薬の散布がひどいので、
大葉は絶対に食べないとおっしゃっていました。

紫蘇は無農薬でないものを使っている梅干しに注意

一般的にこういった話をしてもぴんと来ないかもしれませんが、
梅干業界でも、有機と謳っている梅干なのに紫蘇は有機ではない普通栽培のものを使っている商品が多くあります。

JAS有機の認証制度では5%の普通栽培の原料を混ぜることができます。
悪質な業者は、5%の上限関係なく普通栽培の梅や紫蘇を混ぜて、無農薬表示で梅干を販売している例もあります。

JAS有機やEUのエコサートの検査員の方に、書類の審査に重点を置くのではなく、
ロット別に残留農薬検査をしたら、商品の安全性が増し、コストも安くつくので良いのではないかと意見しますが、
私の意見が受け入れられることは絶対にありません。 悪質な業者の不正表示が横行している現状を鑑みると、「無農薬表示」に何の意味があるのかと思うことがあります。

龍神梅に無農薬の表示がないと言われることがありますが、
全ての畑でJAS有機の認証を取得したら莫大な費用がかかるので、
現在は、自社の畑と直営農場だけ取得しています。
あとの畑は取得していませんが、梅は全く同じ無農薬基準で栽培しています。
加えて、全てのロットを276項目の残留農薬検査にかけています。

創業以来一度も、弊社の梅干から残留農薬が検出されたことはありません。
弊社が提供している龍神梅は完全無農薬の梅干です。

お塩を一般的な岩塩からシママースに変更したのは、塩の袋に小石などが入っていて、衛生的に問題があったからです。

それにシママースで漬けると梅酢が早く出て、漬けた実が早く梅酢に浸かるので、低塩で漬けてもカビなどの心配が少なくなります。

また、シママースに変更して10年が経過しますが、梅酢の透明度が上がったことも理由の一つです。

梅酢に溶けるのが早いのは、この塩の結晶の表面積が非常に大きいことが関係していると思います。
ただ、岩塩と比べると価格が約6倍するので、漬け物塩としては高くつくところが問題でした。

この他、容器や資材の度重なる値上げもあり、20年以上にわたり価格を据え置いて参りましたが、
今後も品質や安全性を維持するために価格を上げざるを得ない状況となりました。どうかご理解ください。

斑点のついた梅干しは自然栽培の証

さて、最近、梅に斑点がついており、あまりきれいじゃないと返品を希望される方がごく稀にいらっしゃいます。

梅の斑点や、あまりきれいに見えない理由は、「無農薬で梅を育てていること」、
「梅の斑点を漂泊する次亜塩素酸ナトリウム洗浄を行っていないこと」、この二点が大きな理由です。

梅干は、収穫した梅が、そのままお客様の口に入る食品です。

弊社は本当に自然のままの梅の素晴らしさを引き出すのに、最高の形で梅干作りに取り組んでいると自負しております。

それと、梅干なのになんで賞味期限が一年なのかなど、賞味期限の問題もお客様からよく聞かれます。
保健所などの指導を受けた際に(これも担当者によって違いますが)、あまり長くては、などと言われたことがあります。
最近は賞味期限が過ぎればメーカーに聞く方が増えていて、自分でにおいや見た目などで判断する人が少なくなってきたのかと心配します。

龍神梅は水や他のものが付着しなければ、何年でもおいしく食べることができます。
製品になった時点から大腸菌、一般生菌、真菌という、いわゆる酵母が存在せず、何年でも日持ちがする、昔から日本人が使っていた優れた保存食です。

ですが、お客様の手に渡った時点で使用状況、保存環境は異なります。
従いまして、賞味期限を過ぎたものに関しては、弊社では責任を負いかねますので、期限に関わらず、お客様の判断でお早めにお召し上がり下さい。

龍神梅は体内に入れば、クエン酸サイクルの働きがきちんと起こる本物の梅干です。

現在の梅干は調味するのに脱塩するので、食べても梅干としての効能があるのか疑問です。
食べるなら一般の梅でも白干梅を食べて、調味梅干を食べないことをおすすめします。

農業において昔からのやり方を守るというのは非常に手間暇がかかります。

私どもは主に自家用で米作りもしておりますが、これも全く農薬も除草剤も使用していない無農薬栽培です。

お米も稲刈りしたあとは、現在はコンバインでもみにして乾燥機で乾かして保存するやり方が一般的ですが、昔と同じように竿に稲を掛け、天日で乾燥させています。

今でもこの風景は田舎では見かけますが、この乾燥のさせ方に何の違いがあるのかと言うと、乾燥機で乾かしたもみは撒いても芽が出ませんが、天日のものは芽が出て、来年の苗となるのです。

やはり毎年のものなので天日乾燥したものを食べたいですね。

こういったやり方と言うものを私どもはずっと続けて行きたいと考えて農業に取り組んでおります。
龍神梅がどういった農業や製品作りをしているか、機会があれば是非見に来ていただきたいと思っております。

今後共お客様に喜んでいただける製品作りに努めて参ります。どうぞ宜しくお願い致します。


平成二十八年十一月十八日
寒川善夫
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