価格改定のお知らせ
原材料費価格高騰のため2024年12月より、本商品「国産特級和せいろ(身・蓋・蒸し布・竹すのこセット)檜24cm」の販売価格を改定いたしました。
お客様にはご不便をおかけしますが、何卒ご理解賜りますようお願い申し上げます。
国産「木曾ひのき」の和せいろ
信州木曽の良質木材「檜(ひのき)」の和せいろを手掛けるのは、素晴らしい木曽の木を世の中に広めるべく日々木製品の製造に取り組む、山一の熟練職人。
たくさんの工程を経て、木肌のツヤを生かし耐水性を上げる鉋(カンナ)仕上げは、量産された製品とは一線を画します。
厚みのある天然木の蓋で蒸気を閉じ込めて食材全体を均一に包み込んで蒸しあげるため、電子レンジと違い加熱ムラができず、素材の旨味をじっくり引き出してくれます。野菜を蒸せばより甘みが増し、もち米を蒸せばふっくらつやつや「おこわ」のできあがり。
木肌が余分な水分を適度に吸収するので、水滴がつかずべたつきません。せいろを重ねて、数種類の食材を一度に蒸してそのまま食卓に並べることもできます。
子や孫へ、代々受け継げる、調理器具
20年、30年使う事ができるとされる檜のせいろ。
「木曾ひのき」の和せいろは、中華せいろに比べて高価ではありますが、熟練技により50年、60年、更に末永くご愛用いただける強度と耐久性を兼ね備えており、使い込むほどに愛着が沸き、世代を超えて大切に受け継ぐことができる、一生ものの調理器具なのです。
和せいろの特徴① 蒸気をしっかり閉じ込める
中華せいろは蓋から蒸気が抜けていく仕様になっていますが、和せいろは分厚く重みのある蓋でしっかり蒸気を閉じ込めて密度が濃く熱い蒸気で均一に蒸しあげるため、短時間で調理ができ、しかも熱ムラが無く素材の旨味がつまった格別なおいしさに仕上がります。
また、天然木は軽量で扱いやすく、樹脂分を多く含むので水に対して強い性質があります。
調湿にすぐれているため、蒸気を閉じ込めても調理中に食材に水滴がぽたぽたと落ちてしまう心配もありません。
蓋は安定感があり、台としても便利にお使いいただけます。
和せいろの特徴② 取り外しできる竹すのこ
底に敷く竹すのこは取り外しが可能。
汚れたらサッと洗えるので、いつも清潔に保つことができます。
使い終わった蒸籠は冷めて汚れがこびりつく前に、たわしでこすり洗い。
汚れが少ない時は、濡れふきんで拭くだけでも十分です。
一番大事なのは、カビがこないよう十分に乾燥させること。
使い終わったら、水気をよく拭き取って、風通しのいい場所に干して乾かします。
かわしま屋の読み物
和せいろの使い方・選び方。活用レシピからお手入れまで
初めてのせいろ選びに役立つ、せいろの選び方、使い方を詳しくご紹介。せいろ選びに迷ったら、ぜひ覗いてみてください。
和せいろの特徴③ ムラなく蒸す。井桁調の底面
熱(蒸気)伝導の効率が最も良い仕様について検討を重ねた結果、最近になり底面がこの井桁調に変更されました。
ぴったりはまる鍋ならこのまま・そうでなくても蒸し板をつければどんなお鍋でも素材をムラなく蒸し上げることができます。
和せいろの特徴④ 木曽ひのきの美しい木肌
檜材特有の木目のツヤがあり美しい木肌は、感触もなめらか。
料理中も、爽やかで落ち着いた香りが蒸気とともにやさしく立ちのぼり、日本人の感性を心地よく刺激し癒してくれます。
和せいろの特徴⑤ こだわりの留め具
山桜の木の皮を使用した留め具。節や穴の開いた部分は使わず、まっすぐの部分のみをなめしてつくった留め具を通して綴じる。全てが手作業です。
穴をあける作業はとても力がいるので釘を使う職人もいますが、昔ながらの山桜の皮にこだわっています。錆びてしまう釘よりも長持ちし、側面がはがれるなどのトラブルも起きにくいです。
修理について
お買い求めいただいた和せいろに不具合が生じて修理が必要になった際は、製造元にて修理対応が可能な場合がございます。
まずは画像にて、その後現物をお送り頂いて職人が現品を確認して修理可否の判断をいたします。
残念ながらお送り頂いてもそのまま返送させて頂く場合もあり、その場合は往復運賃をご負担頂くことになりますので、その旨をご了承の上修理のお申込みをお願いいたします。
株式会社 山一 修理について
何号のお米が蒸せる?
「特級和せいろ 身1段」で蒸せるお米の量の目安
24㎝…… 10合
27㎝…… 15合
30㎝…… 20合
蒸しあがったときにせいろの8分目ぐらいになる量の目安です。
蒸し時間は用途(おこわ30~40分、米麹の場合35~40分)によって異なります。
サイズ一覧|山一和せいろ
(サイズはすべて㎝)
|
24㎝ |
27㎝ |
30㎝ |
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外径 |
26.2 |
29.3 |
30 |
高さ |
14.2 |
15.3 |
16.7 |
 |
内径 |
23 |
26 |
29 |
深さ |
10 |
12 |
13.7 |
蓋
 |
直径 |
27 |
30 |
33 |
高さ |
5 |
厚み |
2 |
天然木を使用しているため、サイズに若干の差異が生じます。予めご了承ください。
あると便利「蒸し板」
せいろは、家にある鍋と一緒にお使い頂けます。
せいろの直径より1~2㎝小さい鍋ならば、せいろをそのままのせれば問題ありません。
(※和せいろ24㎝の場合、底面は26.5㎝です。)
ただし、せいろがグラついてしまう同じサイズの鍋や、蒸気が漏れてしまう大きな鍋、せいろが落ち込んでしまう小さな鍋でも、「蒸し板」を使うだけで安定するため、簡単に和せいろの蒸し料理が楽しめます!
せいろの焦げ付き防止にも「蒸し板」
せいろはお湯を沸騰させるので、強火が基本。
そのため、せいろが鍋からはみでた状態で使用すると端が焦げる場合があります。
蒸し板があれば、せいろの端を焦がす心配もありません。
ご注意ください、蒸し板に合わない鍋
持ち手が引っかかってしまうと、蒸し板を水平に設置できません。
隙間から蒸気が漏れ、せいろも傾いてしまいます。
また、注ぎ口がある鍋では蒸気が漏れてしまい、うまく蒸せませんのでご注意ください。
24cmの和せいろに合う蒸し板
せいろ調理のお助けアイテム「蒸し布」
素材のくっつき防止や蒸しあがった熱いものを取り出す際に使いやすい「蒸し布」は、食材の生地離れがよく、熱にも生地の変色にも強いテトロン製です。
せいろの身と蓋セットには特典として1枚同梱いたしますが、複数枚が手元にあれば、せいろを重ねて蒸す場合や続けての調理にも対応できて重宝します。
24cmの和せいろに合う蒸し布
和せいろ おすすめの使い方
蒸し野菜
「蒸し野菜」は甘みが増して今まで食べていた野菜とは一味も二味も違います。
ゆでた時のような水っぽさもなく、レンジでチンした時の食感のムラもありません。
おこわ
おこわもせいろの得意分野。蒸気が抜けてしまう中華せいろよりも早く、しかもふっくらもちもちに仕上がります。
和せいろの蓋の素材である天然木は殺菌効果があり湿気にも強く、檜に比べ香りが控え目なので特にご飯との相性が良いです。
五目おこわ
材料(4人分)
- もち米(6~8時間浸水させたもの) 3合
- にんじん 1/4本
- しいたけ 2個
- 油揚げ 1/3枚
- ごぼう 40g
- だし汁 130ml
- 酒 50ml
- 醤油 大さじ2
- みりん 大さじ1+1/2
- ごま塩 少々
作り方
- にんじん、しいたけ、油揚げ、ごぼうを食べやすい大きさに切っておきます。
- もち米の水を切ってボウルに入れ、だし汁・酒・醤油・みりんを混ぜ合わせてもち米にかけてよく混ぜます。
- 鍋にたっぷりのお湯を沸かし、せいろに蒸し布を敷いて米を広げ、その上に切った材料をのせます。
- 強火で30~40分ほど蒸し上げ、仕上げにごま塩をふって出来上がりです。
茶碗蒸し
器に深さのある茶碗蒸しは中華せいろでは難しいこともありますが、和せいろなら問題なくすっぽりと収まります。蒸気を閉じ込めて蒸し上げるので、厚みのある器でも、中までムラなく仕上げることができます。
茶碗蒸し
材料(4人分)
- 玉子 2個
- だし汁 400ml
- 塩 少々
- しいたけ 4枚
- ぎんなん 4個
- かまぼこ 4個
- 三つ葉 4枚
作り方
- ボウルに玉子を割りほぐし、だし汁を加えて混ぜ、ざるで濾します(お好みで塩で味を調整してください)。
- しいたけは石づきを切り、ぎんなんは薄皮をむきます。
- 器に三つ葉以外の具材を入れ、1を注ぎ入れます。表面の泡を竹串などでつぶしておきます。
- せいろで約10分蒸します。中央に竹串を刺し、澄んだ汁がでれば蒸し上がりです。卵液が出るようならもう少し蒸しましょう。最後に三つ葉をのせ、完成です。
重ねて調理で一石二鳥
和せいろは重ねてお使いいただくことができます。
食材にもよりますが、2段までならムラなく蒸すことができます。
調理の場所も時間も短縮できるので、沢山の料理を作る時にも忙しい時にも便利です。
かわしま屋の読み物
せいろのレシピ|簡単・ヘルシーな蒸し料理
忙しい人でも簡単につくれる、せいろの蒸し料理レシピをご紹介します。
米麹
和せいろは米麹に使う米を蒸す工程にもお使い頂けます。ムラなく・短時間でしっかりと蒸し上げることができるので、麹造りのハードルも下がります。
かわしま屋の読み物
米麴の作り方
米麴のレシピは、かわしま屋が麹屋さんのアドバイスをもとにまとめたものです。作り方の一例として是非ご覧ください。
山一のものづくり
株式会社山一は、信州木曽で産出される良質木材「檜(ひのき)」等の天然木を用いた木製品を製造しています。
山一は長い時間をかけて木を育て、伐採し、また植林をしています。そのサイクルの中で「木の香りとやさしさを生活にする」ものづくりを通じて、心豊かな日々の暮らしに貢献します。
素晴らしい木曽の木を世の中に広めるために、全社員一丸となり、日々取り組んでおります。
ご注文の前に
こちらの商品は、天然木を使用しているため、一つ一つ木目や色味等が異なります。
特に木目に関しましては、アイテムごとに大きく異なる場合がございます。
また、下記のようなシミやキズ、歪み、割れ、欠けなどがある場合がございますが、ご使用に問題はありませんのでご安心ください。
上記の写真のような場合がございますが、使用上問題はございませんので、ご安心ください。
和せいろについてのQ&A
和せいろに接着剤は使用してますか?
わっぱの留め部分に接着剤を使用しています。
桜皮で留める前に、食品基準に適合したコニシの「CH18」という木工用ボンドを使用されています。
ひのきは自然乾燥ですか?
天日乾燥させたのち、加工に入る前に含水率を一定にするために、人工乾燥も行っています。
米麹を白米750グラムで作りたいのですが、和せいろのサイズは24センチと27センチどちらを購入するのがいいですか?
「特級和せいろ 身1段」で蒸せるお米の量の目安は
24㎝…… 米10合(約1.5kg)
27㎝…… 米15合(約2.25kg)
(米1合の重さ 炊飯前のお米1合分をgに換算すると約150gとして)
となっておりますので、24cmをお買い求めいただくと良いと存じます。
▼国産特級和せいろ 24cmはこちら
麹作り用の蒸し器を購入検討中です。麹作りの動画を見て、蒸す時は2段にしていた方は使わず上の段のみで良いと理解しました。
せいろのセットに追加で容器を一段足した方がいいと言うことでしょうか?
それともセットの一段のみで大丈夫でしょうか?
セットの内容物は一段のみですので、麹用のお米を蒸す場合は、追加用の身だけを一段足してご利用いただくことをお勧めしております。
▼せいろはこちら
商品詳細
商品詳細 |
サイズ |
蓋:(約) φ27×2(5)cm / 身:(約) φ24×14cm |
重量 |
蓋:(約) 0.95kg / 身:(約) 0.65kg |
素材 |
蓋:天然木 / 身:檜 / すのこ:竹 |
生産国 |
日本 |
保存方法 |
直射日光を避け、風通しの良い冷暗所にて保存してください |